入試直前でも差がつく社会の勉強リスト
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
私どもは徹底的に過去問を研究し、出題頻度の高い内容とその学校ならではの特徴をリスト化。
お子さんの解答用紙で間違っている問題とリストを照らし合わせ、最終盤にやるべきことを面談で提案しています。
さて、本日は社会の入試直前でも差がつくポイントを解説していきたいと思います。
4まとやコアプラに収録されている基礎知識のインプットは終了したことを前提に記していきます。
①地理の統計資料
多くの学校の問題を見る中で、これはまだまだ差がつきそうな単元(仕上がっていないお子さんが多い)です。
サピックス生は夏期講習にデータバンクを扱ったと思いますが、「日本のすがた2024」などを活用し、農作物の都道府県ランキング1位・2位、人口・面積の上5つと下5つ、輸入相手国先ランキング1位・2位などを中心に抑えていきましょう。
②雨温図
これも苦手なお子さんが多いのが特徴です。6つの地域の雨温図の特徴はさることながら、最近では北海道の中での雨温図や世界地理とからめた雨温図などのマニアックな領域も出題されています。
いずれにしても、気温と降水量の各地域の特色は抑えられるようにしておきましょう。
③年表
年表は重要です。これを知っておくだけで、解ける問題は数多存在します。
並べ替え問題、この時代で起きた出来事を問う問題、年表中のどことどこの間に入りますかという問題。
これらは年号を知っておけば解ける問題ですが、負荷が大きいので、敬遠されがちなのも事実。
そこを入試は狙ってきます。
④史料
「汝や知る 都は野辺の 夕ひばり あがるをみても 落つる涙は」
この史料は応仁の乱の際のものです。
国司藤原元命の圧政の史料など、このあたりはまだまだ手薄な受験生が多いので、押さえておきましょう。
⑤憲法の条文
これも苦手とするお子さんが多い領域です。まず、言葉が難しいですからね、、、
前文・9条・13条・14条・25条・41条。このあたりは何が聞かれてもよいように押さえておきましょう。
⑥表・グラフの読み取り問題
昨今のトレンド。前提知識不要な初見の表とグラフが出されて、正しいことはどれですかと問う問題。
私はこの類の問題と地形図は本番では時間がかかるので、後回しにした方がよいとアドバイスをしますが、好む学校は好みますし、最近そうした学校が増えていることもまた事実。言及されている数字に〇をつけるなど、トレーニングが必要なので少しずつ取り組むようにしましょう。
⑦記述問題
最後に記述。まだまだどの受験生も書き方が身についていない印象です。
まずは作法をおさえることが大事。
・グラフから言えることを記述させる問題は、グラフから読み取れる情報を必ず盛り込む。
・地球温暖化と貝塚の分布をからめた問題なら、「海水面の上昇」1960年代の消費量の増加を問う問題なら、「高度経済成長」など、キーワードを盛り込む。
など。
これに時事問題が入るわけですから、社会はまだまだできることがたくさんあります。
そして、ここからでも最も伸びる科目です。
入試は1点が合否を左右する予断を許さない戦い。積み上げやすいものから着手していきましょう。
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