合不合雑感(国語)と今後の学習指針
・大問1
1番から3番の文中を手掛かりにできる記号問題はおさえたいところ。
ポイントは、2つ。
主人公についてきかれていたら、セリフ外。主人公以外についてきかれていたら、セリフに注目。物語は主人公目線で書かれているので、主人公以外に関する設問はセリフを手掛かりにする。
また、内容要旨に関する選択肢問題は、選択肢の後半部分を最初に読み、絞り込みをかけたい。
4番から5番は文脈から類推が必要な問題。
4番は「だけ」に注目。5番は水没した島に引っかからない。
7番の記述は「どういう問題なのかを解決するため」という条件を落とし込めたかどうかで差がつく。主人公がサポートしてあげたことだけを書くと、減点。
8番と9番は語彙力で差がつく。
10番は正解の選択肢エ「眩しい」に読み仮名をふってほしかった、、、子どもは読めないと選ばないから、、
・大問2
1番の接続語はおさえたい。ポイントは直後の文の文末に「から」がある点や、具体→抽象、抽象→具体が意識できるよい。
2番のメディア=媒介はきつかったか。そもそも媒介がわかったか。
3番は両方とれる。特に3の2は親しい人なのかが問題ではないので、選びやすい。
4番のブランクはNG。指示語の記述はサービス問題ととらえ、直前の内容をほぼすべて抜き出すような形でも構わないので、解答欄の8割は必ず埋めるように努力する。
6番の1みたいな、「そのような」が指す内容の記号問題は、直前に注目するのだが、本文と全く同じキーワードが使われている選択肢は疑うべし。今回で言えば、「忖度」につられなかったか。
制限時間の関係もあると思うので、論説文はここまでの内容をしっかりと押さえたい。
・大問3と4は最低8割マスト。類義語・対義語・四字熟語・慣用句・ことわざを中心に語句文法は回していく。漢字は今回はさほど問われていなかったが、同音異義語は必須。
~今後の指針~
① 1つのテキスト×3冊で構わないので、「漢字」「語句文法」「語彙」の3点セットを朝学習に盛り込む。(タカベルでは必ずやってもらっています)
② 物語に時間をかけすぎたお子さんが多かったかと思う。時間配分を意識。
③ 読むスピードに課題があるお子さんは少ししんどかったかと思う。5分~10分でもよいので音読をする習慣と、返り読みをしていないか否か、鉛筆を持たせて黙読でチェックをするとよいかもしれない。読むスピードを向上させる方法は他にもありますが、ここでは割愛、、、
④ 選択肢の問題は後半部に注目、主人公以外について聞かれている場合はセリフに注目するなど、参考書を通じてテクニック的な要素も身につけていく。これが解くスピードの時間短縮につながるという側面もある。
⑤ 指示語の記述は特に、ブランクNG。今回の物語文も心情を聞く記述ではなく、事実を聞く記述だったので、文中にパーツはあるという意識でリスペクトしすぎない。