6年生で成績低迷に苦しんでいるご家庭へ
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
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今月末まで受付をおこなっておりますので、お気軽にお申し込みください。
さて、学校の新学年は今月始まったばかりですが、受験の業界でいえば、2か月あまりが経過しました。
毎年のことではありますが、6年生は夏までにどう態勢を整えていくかが勝負です。
過去問学習が始まる9月からは苦手分野を克服する時間に限りがあります。
そこで、現段階で成績低迷に苦しんでいるご家庭への処方箋を提供いたします。箇条書きになりますこと、ご容赦ください。
①算数が足を引っ張っている場合、「割合」「平面図形」「速さ」の優先順位で5年教材を1から学び直すつもりでやり直しをする。そして、予習シリーズで言えば、「重要問題のチェック」。市販教材で言えば、「下剋上算数」などの1行問題に取り組む。
②国語が足を引っ張っている場合、個別指導等を検討する。家庭学習は漢字と語彙力の強化を急ぐ。国語は一朝一夕に伸びていく科目ではありません。言葉を知り、一文を丁寧に読み、文同士のつながりを理解し、解き方のテクニックを学ぶ。何段階ものプロセスを経た先にようやく結果に結びつきます。
③理科が足を引っ張っている場合、まずは「生物」と「地学(天体以外)」の基礎知識の整備を急ぎましょう。
サピックス生なら、コアプラス。日能研生なら、メモチェ。早稲アカ生なら、マステキ知識。四谷生なら、4まと。
安定的に得点源になるのは、この2つです。ここの基盤を整えつつ、思考系分野はまずは「力学」と「化学の知識(水溶液・気体・金属の性質)」を算数と同様、5年生まで返って行いましょう。
④社会が足を引っ張っている場合、4まとなどの基礎学習テキストをとにかく行い、知識のインプットを行いましょう。昨今の中学受験はインプットだけでは成績につながらないのですが、このインプットなくして知識を線と線で結びつける昨今の問題への立ち打ちは不可能です。
進むべき方向性さえ間違えなければ、まだまだ間に合います。
ただし、初手が遅れ、後手後手になればなるほど、当然狙える学校の水準は下がってしまいます。
それほど、昨今の中学受験は大変な戦いです。
今一度、学習計画を見直してみましょう。