歴史学習で差がつくポイント
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
5年生は歴史学習が本格化してきた頃かと思います。そして、6年生はまだ歴史の仕上がりが不十分なお子さんも多いかと思います。
出来事の名前・人名・建造物を覚えることは大前提ですが、それだけでは周りと差をつけることはできません。
そこで、歴史学習で差がつくポイントをまとめておきたいと思います。6年生の最終盤・5年生のテスト前にも使える内容かと思います。
① 年表
個人的にはサピックスさんの年表トレーニングが最も好きなのですが、年号は知っておくだけで大変有利です。歴史の問題が厳しいのは、「年表と年表の間に入る出来事を選びなさい」や「4つの出来事を並べかえなさい」などの問題。時代が後になればなるほど、1年単位で出来事は変動しますし、そもそも何時代の出来事だったのかを忘れてきます。したがって、出来事だけでなく、何年から何年までが何時代なのかという情報も併せて入れるようにしましょう。
② 写真
建造物の名前はわかる。人物の名前もわかる。でも、実物と顔が分からん。
これは写真を確認することが必要になります。前回のサピックスマンスリーでも中尊寺金色堂の写真を問う問題が出題されていました。歴史学習は地理以上に写真の確認が大切となります。
③ 史料
貧窮問答歌の歌、応仁の乱の歌、五か条の御誓文。
元寇の絵、長篠の戦いの絵。
どれも定番ですが、史料の確認も必要になります。歴史って大変ですね、、、
④ 漢字
歴史学習の最難関。歴史は得意なのだけど、漢字が書けないなんてお子さんも多いでしょう。
しかし、文系科目はほとんど漢字指定がかかります。しかし、5年生算数は厳しいし、理科も学習に時間がかかる。社会に回す時間がない。なんていうご家庭もあるでしょう。
最低でもまずは人物と建造物のみに絞って、頑張りましょう。
⑤ 都道府県
歴史の学習はまだまだ難関が続きます。地理の後に歴史を学習するのは都道府県を聞きたいから。旧石器~弥生の遺跡なんかは都道府県がマストですよね。今ちょうど学習している室町の一揆も都道府県が必要です。このように、歴史の学習でも都道府県とリンクさせて覚えることが重要です。余力があれば、朝鮮半島と中国内の地図も出てくる都度、手をつけましょう。
⑥ 中国の王朝
他にも大切なのは日本の時代と中国の王朝のリンク。大まかに日本の時代(年表)と中国の王朝名をリンクさせておくことは大切です。唐・宋・明・清あたりが日本のどの時代に相当するのかは抑えておきましょう。
⑦ 文化・市民の生活
政治史とはまったく関係がないので、面白みに欠け、後回しになりがちな範囲。
ここでも書いた人や作品名も大切だが、やはり時代とのリンク。
江戸の元禄・化政の分類は特に大切。
そして、定期市の回数などの市民の生活にも注目要。
⑧ 将軍・執権が何代目か
鎌倉執権→2・3・8
室町将軍→1・3・8・15
江戸将軍→1・2・3・5・8・15
このあたりはさらっと答えられるように。
歴史は社会の学習の4割を占めると言われているヘビーな単元。
出来事と人物の穴埋めだけでは太刀打ち難しい要素が多いので、頑張ってできるところから積み上げていきましょう。

 
 
 
 
