合不合の心構えと戦術
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
明日はいよいよ第1回の合不合判定テスト。
毎年、あんなに小さかった子たちがいよいよ合不合を受ける代になったかと思うと感慨深いなぁと思います。
それとともに、これも毎年お伝えをしている心構えなので、共有をいたします。
第一条:このテストの結果で何かが決まるわけではない。
当たり前ですが、このテストの結果で何かが決まるわけではありません。
昨年のケースでは、12月第6回の合不合の偏差値が43であったにもかかわらず、偏差値58の学校に合格したケースもありました。
現時点での合格確率が30%でも、80%でも合否は決まりません。
第二条:あらゆる面で練習の場。
中学校で受けるのも練習。合不合という未知のテストであることも練習。
そして、戦術を実行してくることも練習。私は特にこの点を重視します。
後述しますが、模試や過去問を攻略するには戦術が必要です。1科目1つ、「これをやってくる」という約束ごとを決めるとよいかと思います。
例えば、算数は大問1と2を2回解いてくる。国語は時間配分に気を付けるなど。
1回のテストで1つ約束事を決めると、12月にはこれら約束事をおのずと実践できるようになります。
第三条:テストは健康診断。
この視点をとにかく重要視してほしいと思います。
テストは健康診断。受けることで、悪い病気がないかをチェックし、それに対する手立てを考える。
テストも同様。受けて、課題を発見し、それを学習計画に落とし込む。
そのためのテストであると、お子さんにも伝えられると最高です。
この3つを心構えとしてお伝えをして、送り出してあげましょう。
最後に、各科目の戦術をまとめておくので、ご参考になれば幸いです。(偏差値50を想定、昨年の問題形式で記します)
~算数~
・大問1と2はじっくり丁寧に→序盤だが、こここそ焦らない。偏差値50近辺の戦いはここの失点で差がつく。
・大問3・4・5・7・8については(1)をまずはさばいていく。
・大問6以外の(2)は(1)の条件を使うことを意識する。大問6の各設問が独立している系はやや難しい。
・大問7・8の(2)以降は深追いせず、大問1と2の解き直しに充てる。
~国語~
・組み分けと異なり、漢字と言葉が最後についているので、注意。
・漢字と言葉5~6分。物語と論説で得意な方から解き、1題22分。28分が経過していたら、途中でももう片方の題材に。
・抜き出し問題は深追いしない。キーワードで場所にあたりを付け、記載がなかったらすぐあきらめる。コスパとタイパが悪い。
・記述はブランクにしない。(文中の言葉でも十分に途中点がある)
・止はね・はらいには気を付けて。
~理・社~
・漢字指定でなければ、欲張らない。
・社会はリード文はすべて読まない。
・正しいものか正しくないものかをよく読む。
・理科は生物・地学から着手。
・社会の表とグラフや地形図は後回しが吉。
・2択で迷ったら、違うと思う選択肢をとりあえず消しておき、即決しない。一回飛ばす。
上記のうち、各科目1つずつでも意識して臨めれば、結果如何にかかわらず、受けた価値があります。
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