2月1日午後の考え方

こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
先日、高畑・鈴木は国語の『文章読解の鉄則』や『塾技』を出版されている井上 秀和先生とともに焼肉ランチをご一緒させていただきました。
定期的に業界の方とお話をする機会があるのですが、私も常々国語の重要性をコンサルティングの中で説いているので、大変有意義な情報交換の場となりました。
今後も積極的に交流の場を設け、私どもも研鑽に努めてまいりたいと思います。
さて、本日は2月1日午後の考え方について記します。
今まで再三説いてまいりましたが、学校の良し悪しは偏差値では決まりません。
偏差値ありきで学校選びを行ったがために、合格をもらっても不登校やメンタルに影響してしまった例は存在します。
本人の性格に合った雰囲気の学校かつ問題傾向の合う学校が実は中に入ってから、如何なく能力を発揮することができるのだと、中学生以降も関わらせていただいている中で強く感じるところであります。
しかし、2月1日午後の考え方は上記とは異なる視点でチョイスすることが重要になります。
それは、「受験本番のお子さんのメンタリティー」という視点。
2月1日午前を第一志望とするご家庭が圧倒的に多いでしょう。しかし、この第一志望の合格率は約3割の世界。
つまり、2月2日以降も受験が続くパターンの方が多いわけです。
この視点に立てば、2月1日午前・午後の連敗は絶対に避けなければなりません。
親御さんのメンタルはもちろん、お子さんにかかるプレッシャーが半端ないからです。
そして、2月1日午前で不合格であったとしても、2月2日以降に2次試験を実施する学校の方が多いわけです。
2月1日午後の合格を手にして自信をつけて、2月2日以降に臨んでいくことが受験のトータル戦略的に極めて重要なのです。
子どもにとって、「不合格」という3文字は今までの自分の努力を否定された気になります。そして、この3文字を見たときに、感情が爆発する子さえいます。受験とは本当にシビアかつ子どもにとってはプレッシャーなのです。
裏を返せば、どこの学校であれ、「合格」という2文字ほどお子さんにとってうれしいものはないのです。その自信と自己肯定感を以て、2日以降に臨んでいくことがいかに重要か。
親御さんの受験ではなく、お子さんの受験。そして、子どもにとっては中学受験はあくまでも通過点にすぎません。
就活でいうところの「大手病」であってはいけません。お子さんのメンタリティーと2日以降に影響を大きく及ぼすという視点をもって、特に1日の午後は幅広く学校を見るようにしましょう。