中学受験コンサルティング タカベル

家庭教師 × コンサルティング 学習指導と効果的家庭学習で成績アップ!!

2026年の記事:ブログ

国語の学習で意識してほしいポイント(後編)

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルです。

 

前号に引き続き、国語の学習で意識してほしいポイントをお伝えしていきます。

 

前回、国語の学習についてステップ別に記載し、第四ステップまで記しました。

今回は第五ステップ以降について記していきたいと思います。

 

第一ステップ:漢字と言葉の積み上げ

第二ステップ:漢字と言葉の意味を確認・理解する

第三ステップ:音読練習を毎日継続

第四ステップ:本文で重要なところを線引きする

第五ステップ:要約の練習を行う(説明文は小見出しづけ)

第六ステップ:本文の重要なところとそうでないところで読むスピードに強弱をつける(文章の重要なところとそうでないところをとらえる)

第七ステップ:選択肢の問題の切り方や引っ掛けポイントを学ぶ

第八ステップ:記述の型を身につける

(同時並行:語彙力を積み上げる)

 

要約の習慣はつけたいところです。

物語文は「変化前の心情+理由、変化後の心情+理由」で記す。

先生に叱られて落ち込んでいたが、親に慰められたことで少し気分が晴れやかになった。という具合です。

 

説明文は最初の段階では形式段落(段が落ちているところ)に10字程度でよいので小見出しを付けることを推奨します。

第一段落は繰り返し使われているキーワードが二酸化炭素。第一段落の上に二酸化炭素と記載します。

具体例の段落は、具体例というまとめかたで構いません。

 

この作業が第六ステップにいきてきます。

例えば、具体例の段落は軽く読み流しで構いません。読むスピードに強弱をつけることが時間が足りなくなるということを防ぐことにつながります。この勘所を身につけるためには、本文の構成(意味段落や心情の変化)をしっかりととらえることが必要になります。なので、第五ステップは意識して家庭学習に盛り込みたいところです。

 

ここまでの下ごしらえを整え、第七ステップや第八ステップに移行します。

国語は二度と同じ文章の題材は出ませんから、問題を解くことにフォーカスをあてても、成績にはつながりません。

まずは第六ステップまでのプロセスを地道に実行していくことが重要になります。

 

選択肢の切り方や記述の型については塾技をはじめとして、素晴らしい参考書が多く出版されていますので、1冊扱いやすいものをお買い求めいただければと思います。

 

しかし、国語が厄介なのはここまでやっても点数に結びつくとは限らないということ。

 

国語は究極語学なので、語彙力がなければ対応ができません。

英語でもappleやbikeを知らないと当然長文が読めないのと同様、国語も語学ですから、語彙力が必須となります。

 

選択肢の切り方を学んだとしても、その選択肢に知らない言葉が含まれていたら、切ろうにも切ることができません。

 

なので、語彙力は同時並行で積み上げていくことが重要なのです。5年生後半から国語の点数が伸び悩んでくるのは文章の題材が固めになり、言葉が難しくなることも一因として挙げられます。したがって、時間がない中だとは思いますが、語彙力の増強も同時並行で取り組んでいきましょう。5年生から1日3個でも意味を把握できれば、塵もつもればで、6年生になったときに大きく花開きます。

 

国語は算数と配点が同じです。そして、国語力は全科目に通ずる必須能力として、昨今の中学受験は問題が構成されています。(理社のリード文にヒントを仕込むなど)

 

組み分けテストだけにフォーカスをあてると、理科・社会に勉強がよりがちですが、入試全体を考えると5年上期までは算数・国語の優先順位を高くもってくるべきです。

 

そして、国語の偏差値が45を切るお子さんは素材文の学年を1つ落とすことも有効です。

 

国語力の強化で活路を見出す。地道な努力ではありますが、頑張っていきましょう。

2026年06月06日 11:13

国語の学習で意識してほしいポイント(前編)

おはようございます。

中学受験コンサルティングタカベルです。

 

本日は、国語の学習で意識してほしいポイントを段階別で記していきたいと思います。

 

各偏差値に応じた国語の課題は下記の通りです。

 

40以下…集中力、音読練習、語彙力

45以下…語彙力、精読力(線引き)

50以下…速読力

55以下…問題慣れ

60以下…記述力

 

これに基づき、ステップ別に記していきたいと思います。

 

第一ステップ:漢字と言葉の積み上げ

第二ステップ:漢字と言葉の意味を確認・理解する

第三ステップ:音読練習を毎日継続

第四ステップ:本文で重要なところを線引きする

第五ステップ:要約の練習を行う(説明文は小見出しづけ)

第六ステップ:本文の重要なところとそうでないところで読むスピードに強弱をつける(文章の重要なところとそうでないところをとらえる)

第七ステップ:選択肢の問題の切り方や引っ掛けポイントを学ぶ

第八ステップ:記述の型を身につける

(同時並行:語彙力を積み上げる)

 

まず、国語は漢字が出発点です。漢字→熟語→熟語と助詞→文節→文→文章という構図です。

 

語彙力とも関係しますが、つまり、漢字ができなければ読解のスタートラインには立てませんし、その意味を理解しながら行うことが重要です。「講演」はみんなの前で喋るから、ごんべん。「公演」はみんなの前で披露するから、公。という具合に、ほぼこじつけレベルでよいので、意味とリンクした理解が必要です。

 

次に音読です。黙読では日頃どのように読み進めているのかが把握できません。知らず知らずのうちに読み飛ばしたり、すでに読んだ行を読んでいるかもしれません。そして、意味の分からない言葉は間違いなくつっかえるので、そういう言葉をあぶりだすという意味でも音読は有効です。

 

そして、線引きの作業です。

中学受験の問題作成者の聞きたいポイントはたいてい同じです。

正しい箇所に線引きを行えていれば、そこを手掛かりに答えを探せばよいので、時間の短縮につながります。

このプロセスをぜひ身につけてほしいところです(線引きのポイントは過去ブログをご確認ください)

 

第五ステップ以降のお話はまた別ブログで言及いたします。

2026年06月04日 08:50

理科の学習で意識してほしいポイント

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルです。

 

 

さて、本日は理科の学習で意識してほしいポイントを段階別に記していきたいと思います。

社会と似ているポイントが多くありますので、ご了承ください。

 

第一段階…生物・地学分野と化学の基礎知識についてはテーマの音読と図鑑を併用。

 

第二段階…上記分野についての要点チェックやまとめてみようを解く。

 

第三段階…上記問題の聞かれていないところも答えられるかを確認する。(陽性植物:桜・□・ナラ・栗とあったら、桜・ナラ・栗も答えられるかどうかを確認する)

 

第四段階…化学の計算分野と物理分野は算数と同様、例題・類題等の原理原則の理解を重視し、実験動画と併用。

 

第五段階…上記分野の基本問題(サピックス生は確認問題半分を目安)を解く。

 

第六段階…上記問題で間違えた問題の解法説明をさせる。

 

第七段階…表とグラフの読み取り方を学ぶ

 

推奨…理科実験教室に通う

 

こんなところでしょうか。

 

 

昨今の受験生の傾向として、理科に苦手を抱えているお子さんが非常に多くなっております。

 

それは、第七段階のような問題傾向が増えたということもありますが、理科が苦手なお子さんの共通点として、「学習が座学にとどまっていること」が挙げられます。

 

ここで気になるのが、社会は苦手なお子さんが少ないのに、なぜ理科は多いのか。

 

社会は「行ったことがある」「歴史漫画を読んだことがある」など、具体的なイメージがわきます。

しかし、公民や理科は最近の子は特に、なかなか実体験と結びつきません。

なので、学習が座学にとどまってしまうと、イメージがわかないのです。

 

これを払しょくするための処方箋を上記のようにまとめました。

 

まず、図鑑と実験動画は必ず副教材として準備しましょう。

図鑑はなるほど理科図録、実験動画はNHK for schoolがもっともおススメです。

 

そして、実体験に勝るものはありませんので、理科実験教室やプラネタリウムや科学館などに積極的に連れて行ってあげましょう。

 

好奇心の刺激こそが成績アップの一番の近道です。

 

さて、勉強面に話を戻します。

 

理科の難しいところは算数的な学習と社会的な学習が混在しているところです。これは単元によってアプローチを変更しなければなりません。

 

暗記系が多い生物分野と天体を除く地学分野と水溶液・気体・金属の性質などの化学知識分野は「社会型勉強」で。

計算が多い化学分野(燃焼・飽和水溶液・中和・気体)と物理分野は「算数型勉強」で。

 

このメリハリをつけるとともに、「社会型勉強」分野では図鑑を見せながら。「算数型勉強」分野では動画を見せながら。

これが重要です。分野を問わず、重要なのはとにかくイメージです。

 

そして、最後の難関が表とグラフの読み取り問題。

学力の高いお子さんでもこれに苦しむお子さんが続出です。

 

5年生前半までは、グラフに印をつけさせることが重要です。横軸の単位、縦軸の単位にチェックをつけ、まずは縦横が何を示しているのかを可視化させることが重要です。一番良いのが、「状態変化のグラフ」や「湿球温度計と乾球温度計」で練習することが有効です。どこからどこまでが氷で、どこからが氷+水の状態なのか。縦軸と横軸で確認しながら、練習してみましょう。

 

5年生後半からは、積極的に「比」を使って解くようにしましょう。中学受験の理科のグラフの問題は「比」を使えば対応できるものが多くあります。もちろん、算数の「比」がしっかりと頭に入っていて、比例式を使いこなせることが大前提ではありますが…

 

最近の傾向を見ていると、理科で差が生まれている傾向もあります。理系に力を入れている女子校ではこの特色が顕著です。

 

無視できなくなりつつあるので、「副教材」と「勉強法の使い分け」と「グラフ」と「体験」

 

この4つをキーワードに頑張りましょう。

2026年06月03日 07:46

算数の学習で意識してほしいポイント

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルです。

 

 

さて、本日は算数の学習で意識してほしいポイントについて、記していきたいと思います。

 

第一ステップ:計算問題は毎日解く(可能なら、バラエティ豊かに)

第二ステップ:原理・原則の理解を疎かにしない

第三ステップ:自分のレベルに合った問題を解く

第四ステップ:間違えた問題の解法説明をさせる

第五ステップ:その週の学習計画に、「間違えた問題」を直す専門日を設ける。

第六ステップ:その週の学習計画に、前週の単元の学習を盛り込む。

 

ここまで固めれば、文句なしです。

 

計算問題は、四則計算・□の計算・分配法則(計算の工夫)・単位変換の4点セットで。

 

原理・原則の理解は、例題・類題(予習ナビも含む)の勉強をとことん重視する。

理解が不足している場合、繰り返し視聴する。タカベルの家庭教師はこの例題・類題をとにかく重視しています。

 

自分のレベルに合った問題。偏差値50に満たない場合、トレーニングと基本問題を中心に回します。偏差値55を目指す場合は、練習問題の左ページまで解きます。偏差値60を目指す場合は、練習問題まですべて解きます。

もちろん、一足飛びに次のステップに向かうことはやめましょう。偏差値50の水準に達してから、練習問題の左という具合に負荷をかけていきます。

 

そして、これが重要。間違えた問題の解法説明。

当たり前ですが、1+1の計算ばかりをしていても学力は上がりません。

学力向上には間違えた問題へのアプローチが重要です。

算数において、重要なアプローチは「本当に理解しているかどうか」を確認すること。

そこで、解法説明を取り入れてください。しどろもどろの説明になる問題は真の理解が不足しています。

 

ここまでできればというのが、解法説明をさせた問題が自力で解けるかどうかを確認。

1週間の中でその週の間違えた問題を振り返る専門日を設け、自力で解けるかどうかを確認する。

 

ダメ押しで、前週の問題を小刻みにスケジュールに組み込む。(基本問題大問4つを1つずつ塾なし日4日に組み込む)

 

ここまでできれば、算数の学習は盤石と言えるでしょう。

 

中学受験で最も差を分けるのが算数であることは、昔も今も変わりません。一番時間を要する科目であるからこそ、戦略をもって、上記の留意点に気をつけながら、学習を進めていきましょう。

 

 

 

 
2026年06月02日 09:51

進学くらぶ等、塾なし中学受験算数のポイント5選

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルです。

 

親御さんがある程度教えられる。

習い事との両立。

カリキュラムについていくのがキツイ。

4科目利用しない。

英語併用。

こうしたご家庭は塾なし中学受験を行っていたり、検討中というご家庭もあるでしょう。

そこで、塾なし中学受験で気を付けておきたいポイントをまとめておきます。

 

✅ 算数の基礎固め教材を利用する

 

塾なし中学受験の最大のメリットは、時間が担保されること。

そうなると、前単元のキャッチアップを行う時間を確保することができます。四谷系列の基礎トレや下剋上算数や原田式プリントなど、基礎固め教材を毎日の学習の中に組み込むようにしましょう。

 

✅ 算数の計算はジャンル混ぜこぜで

 

算数の計算問題は、四則計算・分配法則・□の計算・単位換算・約束記号の5ジャンルを1日1題ずつ組み込むと最高。

 

✅ 理解に時間のかかる単元は2週間に1単元で

 

メリットその2はカリキュラムにのる必要がないこと。理解に時間のかかる単元はゆっくり、理解に時間のかからない単元は1週間で消化。など、お子さんの実情に応じて学習ペースを調整していきましょう。目安は四谷でも新演習でも基本問題の7割理解(理解度ベースです)がなされなかったら、翌週も立ち止まるのも手です。

 

✅ 一旦、立ち止まって関連単元の補強

 

四谷系列でいえば、

 

4下1回→4下6回→5上3回→5上6回→5上7回→5夏1回→5夏2回→5下1回→5下11回→5下16回

 

これらはすべて関連単元です。

 

5下16回を学習するときに異常に理解に時間がかかる場合、前段階の内容に抜け漏れがあることも。一旦立ち止まって、前単元に返ることも勇気です。

 

✅ 週テスト問題集や外部模試の活用

 

塾なし中学受験のデメリットは、制限時間付きトレーニングが不足になりがちなところ。

その週に学習した週テスト問題集や外部模試を積極的に活用するようにしていきましょう。

 

 

2026年06月01日 08:13

夏旅行のすゝめ

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルです。

 

本日は楽しい話題を。

 

「夏旅行に行こうかな、やめとこうかな」と思っている6年生の保護者の皆様。

 

安心してください!

 

過去御三家に合格された方も勉強道具付きで行かれてました。

 

目先の1・2日よりも、2月1日までのモチベーション維持が重要です。

 

やる気さえあれば、1日・2日の勉強くらいは簡単に取り返しがききます。

 

しかし、モチベーションは1・2日では簡単に上がりません。

 

であるならば、思い切って行ってしまおう!!

 

以前の記事で8月は重要月と記しましたが、意外とモチベーションが上がらない時期とも記しました。

 

長丁場の8月を乗り切るために適度な刺激を投入しつつ、乗り切るというのも考え方。

 

そして、家族あっての中学受験。お子さんの小学校生活は2度と訪れません。

想い出を作ってきてください。

 

なお、旅行会社の回し者でも、旅行業に転身したわけでもありませんので、ご安心ください(笑)

 

追伸:4・5年生はドシドシ行きましょう。なるべく中学受験に関連あるところを推奨します。

 

 

・知床

・クラーク像

・五稜郭

・十和田湖

・三内丸山遺跡

・蔵王

・三陸海岸

・平泉

・田沢湖

・松島

・会津若松

・富岡製糸場

・日光

・偕楽園

・JAXA

・小笠原諸島

・鎌倉

・小田原城

・佐渡島

・兼六園

・合掌造り

・黒部ダム

・恐竜博物館

・飛騨高山

・富士山

・焼津港

・浜名湖

・名古屋城

・知多・渥美半島

・琵琶湖

・天橋立

・金閣

・銀閣

・平等院

・東大寺

・唐招提寺

・法隆寺

・四日市

・比叡山

・高野山

・伊勢志摩

・大仙古墳

・大阪城

・姫路城

・淡路島

・小豆島

・鳥取砂丘

・隠岐

・後楽園

・厳島神社

・原爆ドーム

・出雲大社

・石見銀山

・秋吉台

・関門海峡

・渦潮

・四万十川

・沖ノ島

・大宰府

・長崎平和公園

・グラバー園

・出島

・吉野ケ里遺跡

・有明海

・阿蘇山

・桜島

・種子島

・屋久島

・首里城

・平和記念公園

2026年05月30日 11:20

中学受験 効果的な自走と伴走

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルです。

 

本日は中学受験で最も大切かつ親御さんが大変な「家庭学習」で効果的な自走と伴走のやりかたについて記したいと思います。

まず、人間だから楽をしたい。全て自走を促したい。

 

と思うかもしれませんが、中学受験は科目や内容によって自走と伴走のメリハリを付けなければ、無駄に時間だけ喰うことになります。

漢字や語句文法や理社の知識系教材は下記の通りに自走させる。

〜自走内容〜

①解く
②◯つけ
③間違えた問題に赤丸、漢字間違いに青丸つける
④直し
⑤テスト準備

〜伴走内容〜

①◯つけのダブルチェック
②確認テスト(予め時間決めとく)
③確認テストの直し

 

要は、親御さんの仕事は「正しく〇付けがされているか」と「しっかりと勉強していたかの確認」

 

この2つのみです。

 

自走法をお子さんに落とし込み、親御さんはチェックを行う。この循環を作れるか否か。

知識系はお子さんの成績にもよりますが、6日進んで1日止まるだとややキツイので、3日進んで1日止まるがベター。止まるとは、お休みではなく、3日で間違えた問題を総おさらいする日にしておく。

 

この流れが良いでしょう。

 

算数や理科の計算領域は下記の通りに自走させる。

 

〜自走内容〜

①解く
②〇付け

③間違えた問題に赤丸つける
④解説確認
⑤直し

⑥解説を見て理解した問題は赤丸のまま。解説を見ても分からない問題は青丸をつける。

〜伴走内容〜

①◯つけのダブルチェック

②赤丸がついた問題、子どもにどう解いたか説明させる
③ランダムテスト(丸がついていない問題を数問ピックアップ)
④ランダムテストの直し

⑤青丸がついている問題は教えてあげるか家庭教師・個別指導に聞く。

 

 

自走の習慣がついていると、6年生になったときに自走ができると非常に強いです。

 

2026年05月29日 14:26

4・5年生ボリュームゾーンからの脱却ポイント

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルです。

 

私共は創業から5年間で幅広い成績層に応じたスケジューリングやお悩みに対する対応を行ってきました。

 

そこで、成績上位層に共通するポイントをまとめ、ボリュームゾーン脱却のヒントになるのではないかという観点から、本記事を記させていただきます。(少なくとも私共が対応したケースなので、これが全てでないことはご了承ください)

 

①新出単元の算数の理解度をより早く高め、そこで作った貯金で扱う問題のレベルを高める。

 

売買損益につるかめ算が絡む。これは練習問題レベルで求められる単元です。

しかし、基本問題までの習得に時間を要した場合、このレベル感の問題に触れることはできません。

その時点で大きな差になります。

早い段階で予習を含めて理解度を高め、よりハイレベルの問題にチャレンジすることがボリュームゾーン脱却の鍵です。

特に四谷系列生の算数は200点満点のため、圧倒的な差になります。

 

②国語の精読トレーニングを積む。1日15分程度でよい。

 

次に差になるのが読解。理社の差は大して大きなものにはなりません。(特に4~5年生の現時点では)

150点を占める国語で大崩れを起こさないことがポイント。(サピ生は国語の比重が特に重い)

そのためには、重要箇所への線引き(物語なら心情が隠されている情景描写・表情・行動)や文を塊でとらえるトレーニング(説明文なら意味段落、物語文なら場面ごと)、可能なら要約を毎日15分程度で行っていくことがじわじわと効いてきます。

5年生の後半からは文章の抽象度が増すだけでなく、古めの小説も題材になってきます。

「フィーリングで解く」が通用しなくなるフェーズが訪れますから、今のうちからのトレーニングは重要となります。

 

③理科をなんとなく分かるで済まさない。

 

算数と同様、新出単元の初動で貯金を作りたいところです。

理科が重要なのは根本理解。

 

地軸が太陽の方向にお辞儀をしている絵が夏至の日の地球の絵。

地球は反時計回りに公転するから、Bが夏至なら、Cが秋分の日。

 

Bが夏至、Cが秋分と丸暗記するのではなく、なぜその答えになるのかを突き詰めていきましょう。

 

そのために、図鑑や実験動画は必要不可欠のアイテムです。

 

④社会は因果関係を抑える

 

理科と社会は、このような成績分布となります。

 

知識のインプットが不十分→A

因果関係のインプットが不十分→B

記述や表の読み取り・実験問題が苦手→C

すべてできる→S

 

つまり、ボリュームゾーンからの脱却の第1歩は因果関係に注目することです。

 

京葉工業地帯は海沿い。原油がタンカーで送られてくるので、石油化学工業がさかん。

一方、関東内陸は内陸部なので、化学はさかんでない。

 

差がつくのは内容把握の選択肢。暗記だけでは差が付けられないので、因果関係までこだわった勉強が重要となります。

 

⑤間違えた問題の直しをSAPIX方式で。

 

SAPIXが秀逸なのは忘却曲線を意識したカリキュラム編成。

KTTは2週間前の学習からの出題で、マンスリーに出題される基礎トレは1か月前にやったものからの出題となります。

これを家庭学習にも応用し、1週間前に間違えた問題の直しをスケジュールに落とし込むなどを行うと、定着が深まります。

上位層はこのスケジューリングを実践しているケースが多く、これができるのは①や③など、その週の新出単元の消化が早いからです。

人間はどうしても忘れる生き物です。3日前のご飯は覚えていないのと同じで、触れていない期間が長ければ長いほどどんどん抜けていきます。3日連続でカレーを食べていたら、3日前の食事はすぐ思い出せます。

 

⑥朝の使い方

 

今まで見てきた上位層は朝の時間の使い方で差をつけています。

8時間睡眠、8時間学校、4時間通塾はある種、皆平等です。

ということは、残り4時間で差をつけているのです。

 

過去の強者生徒は朝に基礎トレ・漢字・言葉ナビ・コアプラ×2・年表・語彙・魔法技8点セットを行っていました。(6年生でしたが…)

 

基礎学習を朝終わらせるので、帰宅後の時間が応用に進むことができます。

 

 

まとめますと、激化する中学受験において成績を上げるためには、「勉強法」「スケジュール」「時間の使い方」この3つが大きなカギと言えそうです。

2026年05月28日 11:14

6年生でギアを上げなければならないフェーズ

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルです。

 

さて、本日は6年生でギアを上げなければならないフェーズについて記したいと思います。

 

塾によっては6年生で6月3回もテストが行われるなど、6月はテスト月でありますが、まだまだ根詰めてやるフェーズではありません。

 

塾講師時代のこと。 

 

大変教育熱心なご家庭に育ったお子さんで、1年生から通塾。成績的にも御三家が狙える水準でした。

 

しかし、6年生10月に受験自体をドロップアウト。

 

当時は家庭学習の様子まで覗ける立場でなかったので想像の域を出ませんが、今思い返すとギアを上げるタイミングの見誤りと親御さんの接し方がまずかったのだろうと今になって、思います。 

 

折角、多くのことを犠牲にしてまで行ってきた中学受験で合格・不合格のフィードバックがあるならまだしも、結果を手にすることなく、受験を終えるということは本当に悲しい話であると思います。体調不良のケースもまた然りですが、、

 

私どもがこの業を営んでいる1つのきっかけがこのエピソードなのです。

 

私達大人もそうですが、人間だから体調が悪いときもあれば、家庭の状況で仕事に影響が出ることもあります。

子どもとて同様です。 

 

学校で嫌なことがあった。両親が自分の事で喧嘩をしている。。。

 

心がブレない子などいません。 

 

つまり、ずっとずっと頑張り続けられる子なんて、ほとんどいないのです。それこそ、人が人たる所以です。

 

であるからこそ、親御さんの役割は気持ちよく学習を送れるような環境作りのサポートと、言葉がけを含めたメンタルケアが重要です。

 

冒頭記したように3つのテストがある塾もありますが、全てに向けて全力でやろうとすると、この先息切れを起こします。

 

ギアを上げなければならないフェーズはその先にやってきます。

 

私達は8月と10月を特に重視しています。

 

8月は最後の基礎固めかつ最後のまとまった時間の取れる期間。

 

しかし、夏は重要と言いますが、意外と子どものモチベーションは上がりません。子どもにとっての残り半年は大人の時間軸よりもはるかに長く、8月はテストもない時期。そして、長い時間拘束のある講習で子どもたちは「勉強した気になっている」ケースも少なくありません。

 

ところが、9月末から通塾が増え、過去問学習がスタートであることを考えれば、8月末までに基礎固めをしておかなければ、後期で苦手を克服する時間はとれません。

 

であるからこそ、8月は超重要期間と位置付け、コーチングでも意識的に発破をかけるようにしています。

 

また、10月も大変モチベーションが下降しやすい時期です。

 

10月は過去問に着手をしている時期。

 

過去問は最初のうちは点数が取れません。

 

当然です。傾向も時間配分も分からない状態で解くからです。

 

そうなると、「夏あれほど頑張ったのに意中の学校に入れない」というマインドになり、モチベーションが落ち気味になりやすい時期です(なので、タカベルでは過去問を解く学校の順番を大変重視しています)

 

このように、この先にモチベーションやギアを上げていかなければならない局面が訪れます。

 

そこで1ギア2ギアあげるために、今月は出た結果に対して寛容な姿勢かつ夏の目標設定を行わせることが重要であるという視点を持って接してみてください。

受験はリーグ戦ではありませんから、今の成績が重要なのではなく、2月から逆算した対応が重要であると捉えています。

 

 

 
2026年05月27日 10:03

計算問題は4つのパターンだけを

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルです。

 

さて、本日は計算問題を軸に、効果的なスケジュールの組み方について記していきたいと思います。

 

私共は過去問や模試から逆算したカリキュラム・スケジュール作りというのを大変重要視しています。

したがって、同じ塾と同じ偏差値帯のお子さんでも、志望校が違えば、異なるスケジュールを提出させていただいています。

 

特に6年生で志望校が明確化されているご家庭は、志望校に対して不要な勉強も多く、逆に志望校に対して必要な勉強が不足をしているという現状を多く目にしてきました。

 

計算問題を1つ例にとりましょう。

 

多くの入試や模試で問われる計算のパターンは下記の4つに大別されます。

 

①四則計算(小数・分数がらみ)

②□の計算

③単位(重さ・かさ・時間・速さ・面積)

④分配法則

※(⑤約束記号)

 

聞かれるパターンは上記のいずれかです。

 

計算問題という観点から言えば、特定の領域に苦手を抱えているにもかかわらず、日々の計算学習では出題がないというケースが散見されます。これでは、いつになってもその領域の問題が解けるようにはなりません

 

面積の単位が苦手なのであれば、そこを繰り返し強化し、接触回数を増やす必要があります。

 

一方、過去5年~10年で志望校や模試に対して出題歴がなければ、そこまで特化して行う必要はありません。

時間は限りがありますから。。

 

このように、基礎学習である計算1つをとっても、できておかなければならない単元とそうでない単元があります。

 

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」

 

①出題傾向を知る

②苦手分野を知る

③出題傾向と苦手分野の重なっている部分をスケジュールに落とし込む

④成績向上

 

計算だけに限らずどの科目においても、どの世界においても、自己分析と他者分析は重要。

 

今日も個別最適化をめざして、スケジュール作成に勤しみます。

2026年05月26日 09:20