6年生は「時間」「メンタル」「併願校」がカギ
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
本日は残り5か月の6年生の時間の使い方とメンタル面について記していきたいと思います。
ここからの6年生は本当に時間との戦いです。
教材ばかりが増えるが、優先順位を誤ると志望校からの距離は遠のくばかりです。
過去問学習が必須なのは当たり前ですが、解くだけで3時間取られます。そして、直しもいれると正味6時間。そこで出た弱点補強もいれるともっと。
学校にいきながら、塾にいきながら、過去問もこなしながら。
時間はいつ取れるの? 状態になります。
例えば、SAPIX生は SS復習>過去問>平常>土特
早稲アカ生は NN復習>過去問>平常
✕YT
など、
優先順位をつけ、 オプションの特訓講座やテストを間引いたり、直しも優先順位をつけなければ、The消化不良状態まっしぐらになります。 6年生9月からはカリキュラムではなく、最適化で進むのが合格へのカギです。
そして、メンタル面。
ここからの6年生の保護者さまはメンタルがジェットコースターになりがちです。 否が応でも、偏差値・合格可能性・合格最低点との乖離。
数字・数字・数字、、、
で何でも評価されるフェーズです。
ですが、 テストや模試は「健康診断」です。 1回のテストですべての範囲を聞くことはできません。1回のテストで全受験者の受ける学校の傾向すべてを反映したテストを作れるわけがありません。過去問で出た問題は2度と出ません。
大切なことは、 大人以上にメンタルをやられているのはお子さんということです。
数字ではなく、お子さんのメンタルを一番に考えられたご家庭が最後に納得できて終わることができます。
数字で焦っても、数字で責めても成績は上がりません。
ここからの受験の第4コーナーは勉強の集大成ではなく、「お子さんとの向き合い方」の集大成です。
これら2つに加え、併願校戦略がしっかりと組めたご家庭が納得のいく中学受験を過ごすことができるかと思います。
今年はサンデーショック。女の子をお持ちのご家庭は不安を抱えているかと思います。
立教系列一つをとっても、立教女学院と香蘭が全日程受験可能です。しかし、算数の問題傾向がかなり違いがあるので、算数が苦手なお子さんは香蘭に絞った方が賢明かもしれません。
第一志望の選択一つをとっても例年と様相が異なります。2日第一志望の方が増加することから、1日の動向はより読めません。サンデーショック年特有の学習院女子が増加の見通し、洗足学園の試験日変更に伴う1日の定員増加など、かなり流動的です。
第一志望をまずは軸とし、第二志望以降は対策が大変でない学校をチョイス。早い段階で通える学校の合格をつかむ。これを念頭に第四コーナー頑張っていきましょう。
講師を増員し、残りわずかではありますが、過去問分析プランの2次募集ならびを開始しました。ご興味のあるご家庭はお早めにお申し込みください。