中学受験コンサルティング タカベル

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4年生のうちにみにつけておくと後々楽なことリスト

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

中学受験は1000日以上の勝負が当たり前の時代ですが、例えるならばマラソン。

4年の遅れは5年に影響を及ぼしますし、5年の遅れは6年の初動にも影響します。

早いうちから貯金をつくるにこしたことはないという観点から、記したいと思います。

 

✅朝の学習習慣の確立

 

朝に計算と漢字を行ってから、学校に行く。比較的素直な4年生の段階でこの習慣を「当たり前」にしておくことがポイントです。過去に成績が良かった6年生は朝の時間の使い方が大変秀逸でした。

 

✅1週間の学習習慣の確立

 

1週間の学習は宿題を闇雲(この日は算数全部・この日は社会全部)とこなすのではなく、毎日全科目少しずつが基本。その週の宿題は塾のない日に4~5分割。

これに加え、前の週の単元(算数のみ)と1週間で間違えたところをもう1度おさらいする日を設けられると最高。

 

✅算数は下記のポイントを意識(4年生は本当に算数重視で大丈夫です)

 

①    小数と分数の概念理解ならびに変換

 

小数と分数は中学受験において、その後の重要単元につながる根本回。

0. 1の意味、5分の3の意味などを闇雲にしない。

なぜ、6分の3が2分の1になるのかを図解で学ぶことも重要。

そして、0.125や0.25などの切りのよい小数はスパッと分数に変換できるように。

計算問題も小数と分数が混ざった計算を行うことが吉。

 

②    公式関係は1冊にまとめておく

 

4年生は公式のオンパレード。図形関係や数列関係や速さ関係。出てきた公式はノート1冊を作って見返せるようにしたい。知っていること前提で学習は進んでいきます。

③    線分図・情景図・面積図をしっかりと書く

 

5年生で算数ができなくなるお子さんの大半はこの作法が身についていないことが原因。

学習内容が抽象度を増せば増すほど、式だけで解くことは不可能。そして、旅人算など文章が長くなればなるほど、整理の作業が必要。

4年生は問題が解けることよりもこうしたプロセスをしっかりと意識させることが重要。

和差の線分図・平均の面積図・速さの情景図はその後も頻繁に登場します。

 

④    ノートは目いっぱいスペースを

 

テスト慣れをさせるためには、スペースは多くとらない方がよいという考え方もあるが、4年生は絶対的にプロセス重視。

計算問題が4問あったら、ノート見開き1ページに4問くらいの配分で。

ノートには問題と途中式。筆は書かない。

字が小さく、乱雑なお子さんの筆算は升目のノートにさせるとよい。

0なのか6なのかが判別できないお子さんや、筆算がやたらとななめになっているお子さんや、字が小さいお子さんにミスは発生する。

 

まとめ:4年生はプロセスを重視し、「暗記算数」にならないように

 

4年生は特に発達の個人差も大きく、理解度は人それぞれ。

まずは算数を中心に組み立て、お子さんのペースにあった学習習慣の確立を。

特に算数は問題を解かせることに注力しすぎると、暗記算数という最悪の状態に陥る。

暗記算数に陥ると忘れるのも早く、入れ直しが必要になるのだが、5年生になるとそんな時間はとれない。

例題・類題の解法説明と線分図・情景図・面積図を交えた理解を十分に行ってから、演習量を上げていくこと。

2025年10月26日 10:43