中学受験コンサルティング タカベル

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テスト後の重要性

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

昨日は組み分けテスト、お疲れさまでした。

繰り返し説いていますが、テストは終わった後の処理が極めて重要です。

これをしっかりとしなければ、塾に通っている意味がないと言っても過言ではありません。

✅直し
✅間違えたところの分析
✅次回の目標設定
✅スケジュールの見直し
✅接し方

この5段階が非常に重要になります。

まず、直し。

4冊ノートを用意し、

100-取った偏差値-10%=直す問題の正答率

取った偏差値が50なら、40%以上の正答率が解き直しの目安になります。

これらの問題をノートに貼り付け、直しをしましょう。自分だけのオリジナル教材になります。

次に、テスト分析。

・計算ミス
・転記ミス
・問題読んでいない
・2択までは切れていたが、語彙力不足
・記述の主述関係がまずい
・実験考察、グラフの読み取りの練習不足
・単元の根本理解

などなど…

どれに該当するのかによって、今後のアプローチが大きく異なります。1問1問分析を入れる。

次に目標設定。

間違えた問題で失点が多かった要素に着目し、家庭学習での目標設定を行います。

問題の読み違いがあった場合には、聞かれていることに線を引く。

実験・考察で課題が見られた場合は魔法技等の副教材を行っていく。

これも対話で決めていく。

受けたテストの直し・分析・目標設定ができなければ、また次のテストで同じことの繰り返しになってしまいます。

そして、スケジュールの見直し。

クラスが上がった場合に注意しなければならないのが、求められるタスクの質と量が高まること。特に理系科目がそこまで得意ではなく上がってしまった場合、無理にクラスのペースに合わせたタスクを行ってしまうと、次に転落の危険性大。段階的に増やしていくことを意識。

一方、クラスが下がった場合は、取れなかった科目の学習計画の見直しから着手。算数が下がった場合は、解法説明などのアウトプット学習を増やす。社会が下がった場合は、言葉だけでなく言葉の意味を理解する練習を行うなど、、、

最後に心構え。

受ける学校の問題をしっかりと抑えられるかが重要なので、親子ともに一喜一憂しないことが何よりも大切です。

親御さんはテスト前よりもテスト後こそ、一番忙しくあるべきです。
 

私も分析に勤しみます。

 

講師を増員し、残りわずかではありますが、過去問分析プランの2次募集を開始しました。ご興味のあるご家庭はお早めにお申し込みください。

 

2025年09月01日 07:23

埼玉・千葉入試の位置づけ

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

本日は埼玉・千葉入試の位置づけについて、記していきたいと思います。

 

なお、本記事は合格をもらっても、埼玉や千葉に通えない方向けに執筆いたします。

 

通えないのならば、受ける必要はないのでは?と思うかもしれません。

いいえ、絶対に「受けるべきです」というのが私どものスタンスです。

 

実際、神奈川や東京南部にお住いの方も最初は受験することに消極的でしたが、2月入試が終わったあとに「この埼玉入試が非常に効きました」と卒業生の保護者の方々から多く、コメントをいただいております。

 

では、どういう目的で埼玉を受験することが大切なのか。3つの理由があります。

 

①午前受験・午後受験の練習

②どちらかで合格をつけて自信をつける

③駅周辺からの独特の雰囲気を経験する

 

この3つが大きな理由として挙げられます。

 

まず①について。

模試と入試は全く別のテストと考えた方がよいと思います。

模試は「合格率〇%」というフィードバック。入試は「合格か不合格」かの世界。

全く別物です。別物であるからこそ、緊張しますし、大変疲れます。

そして、2月1日は午前・午後両方を受験される方が多いわけです。(1日午前の結果がまだ分からないため)

中には1時間の移動を強いられるご家庭もいるでしょう。

そうした際に、埼玉受験・千葉受験を活用し、午前受験と午後受験の経験はしておいた方がよいと思います。

 

次に②について。

必ず合格をつかむという視点も大切にしてほしいと思います。

入試は残酷なもので、「合格か不合格か」でしか、尺度はありません。

全くそういうわけではないのですが、子どもにとって合格は今までの努力が認められた気になる一方で、不合格を突き付けられると今までの努力が否定された気になってしまいます。

通わない埼玉受験でさえ、仮に2連敗でスタートしてしまうと、2月1日に子どもは不安な状態で臨まなければならなくなります。子どもの気持ちを第一に考えるという視点に立てば、第一志望校と同じ偏差値帯の学校と絶対に合格がつかめる安全校の2つを埼玉・千葉入試で受験することが大切です。1つでも合格をもらえる受験プランを組み立てましょう。

 

最後に③について。

埼玉入試はある意味で2月1日よりも独特な雰囲気かもしれません。東京北部や埼玉にお住いの方はもちろん、前述のような練習受験として、神奈川・千葉・東京南部の方も一斉に集結します。2月1日は各駅に分散されることを踏まえると、ある意味で1月10日前後の大宮付近が最も独特の雰囲気と言えるかもしれません。

特に緊張するタイプのお子さんは、本番を見据えた練習の場として活用した方がよいと強くお勧めいたします。

 

受験で最も大切なことは、お子さんの「メンタリティー」。

親御さんの安心がお子さんの安心につながるという視点から、私どもはコンサルティングをメインサービスに据えているのですが、お子さんの気持ちを第一に考えた受験戦略というのが、昨今の中学受験では特に大切になっています。

 

毎年、大宮近辺のホテルは埋まるのが早いですから、ぜひ前向きに検討いただき、予約を行っておくことをおすすめいたします。

2025年09月01日 07:20

テスト前後の親御さんの心構え

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

明日は組み分けテスト、来週は合不合とテストシーズンがやってまいりました。

そこで、テスト前後の親御さんの心構えをまとめておきます。

〜テスト前日〜

✅苦手を克服しようとしない。1日で解決するには限界があります。

✅得意な単元をあえて行う。プラスのイメージで本番に向かわせる。

✅理社や漢字関係を中心に。直前でも積み上げ可能なものを重点的に。意外と社会の漢字は盲点。

✅各科目時間配分と余白のスペースの使い方を確認。特に国語は時間配分を決め、算数は計算スペースの使い方の工夫を。

✅できなくても「大丈夫、大丈夫」と前向きな言葉がけ

〜テスト当日朝〜

✅朝学習は計算程度にとどめる。範囲の単元を行ってできないと、子どもも不安になる。

✅糖分摂取で脳を活性化。食べ過ぎ注意。

✅「クラス上がったらどうする!?」「どの子よりも準備してきたから、大丈夫」など、とにかく乗せる。

〜テスト直後〜

✅「どうだった?」「できた?」は禁句。

✅「これ、やったじゃん」などは絶対に言わない。

✅直後は振り返らず、まずは休ませる。

✅シンプルに「お疲れ様」。この一言がお子さんは嬉しい。

〜テスト返却後〜

✅100-目標偏差値の正答率を中心に直す。

✅直しノートを作成。これが自分オリジナルの教材になる。

✅テストまでの家庭学習の振り返り。良かったところと改善点を話し合う。

✅次回のテストに向けて反省点と目標を話し合う。

✅次のテストに向けたスケジュールに出た話し合った課題を落とし込む。

 

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2025年08月30日 07:33

2月1日午後の考え方

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

本日は2月1日午後の考え方について、大枠を執筆いたします。

 

特に埼玉や千葉には地理的に通えない方は2月1日午後の学校選びは慎重に行う必要があります。

 

なぜなら、地理的に通えない場合、2月1日からが事実上の入試のスタートになるからです。

 

しかし、2月1日午後というのは大変曲者で、状況が大変読みづらいです。偏差値があてになりません。

 

かつて御三家合格者がY偏差値50後半の学校、早慶合格者がY偏差値50前半の学校で不覚をとったこともあるほどです。

 

また、定員が少なく、2月1日午前の合格発表がなされてないために受験者も多く、倍率は高め。

学校によってはしっかりと対策をとってきている子を前提とした問題作成を行う学校もあるため、慎重な判断が求められます。

 

そして、何よりも早い段階で通える学校で合格を手にし、お子さんの自信をつけて2日以降につなげるためにも、1日午後は慎重な選択をオススメいたします。 

 

1日午前・午後が連敗のスタートになってしまうと、親御さんだけでなく、お子さんにのしかかるプレッシャーは計り知れません。

 

受験はお子さんの気分をどう高め、どう乗せていくかが大変重要です。

 

偏差値ありきで選択することがないようにしましょう。

 

では、どのような基準でチョイスをしていけばよいのか。

 

まずは、6年生9月時点で自分の持ち偏差値よりも5以上下回る学校を2~3校チョイスします。(安全校と定義します)

 

そして、それらの学校の過去問の得点状況と1月に発表される直前の志願者状況を踏まえ、最終決定を行う。

 

手前味噌ではございますが、私どもの昨年の合格状況が第一志望50%超、第二志望80%超だったのは、この2月1日午後や埼玉・千葉のチョイスが的確だったと自負しております。それほど併願校は大切となります。

 

併願校は「安全校を早い段階で必ずセットし、合格し、自信をつける」「第一志望とそこまで傾向が乖離していない学校を選ぶ」

 

これがポイントになります。

 

行ける学校は1つです。戦略をもった併願校選択を行っていきましょう。

 

 

 
2025年08月29日 07:05

【偏差値50向け】組み分けテストの戦術

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

本日は四谷生の組み分けテストが3日前に迫ってきたということで、戦術と時間配分について記したいと思います。

 

しかし、これは成績帯によって全く異なる側面もあるので、BからCを目指す向けで記しますし、あくまでも参考程度にしてください。

急な変更はお子さんが混乱するので、くれぐれもご注意を。

 

なお、合不合などにも応用可能です。

 

【算数】(50分、大問約8つ)

 

・大問1(2分×3問)

 

・大問2(2分×8問)

 

・大問3(2・5分×2問)

 

・大問4(2・5分×2問)

 

・大問5の1(3分)

 

・大問6の1(3分)

 

・大問5の2(3分)

 

・大問6の2(3分)

 

・大問1と2の自信のないところの見直し(5~6分)

 

※大問7と8は避け、大問1と2の失点をいかに防ぐかが肝。

 

【国語】(50分、大問約4つ)

 

・大問1と2(5~6分)

 

・大問3(22分)7分~8分で読了。

 

・大問4(22分)7分~8分で読了。

 

※大問3と4(物語・説明)の順番は得意な題材から着手。

 

※抜き出し問題をスパッと諦められるかどうか、記述を白紙で提出しないかどうかが時間と点数を大きく分ける。

 

※特に抜き出し問題は、あたり(キーワード)をつけて探し、そこ周辺になければ後回し。

 

理科と社会は時間が足りなくなるという話はあまり聞かないので(BからC層では)、参考程度に注意点を。

 

【理社】

 

・漢字で答えなさいと言われていないものは欲張らない。

 

・理科の大問2以降は生物・地学分野からさばいていく。

 

・社会はリード文をすべて読んでから解いてはいけない。傍線部周辺だけで解く。

 

・理科・社会ともに2択で迷った場合は、次の問題に行き、最後に戻ってきて考える。(即決しない)

 

・グラフの読み取りは理社ともに時間を取られるので後回し。

 

ご参考になりましたら、幸いです。

 

タカベルではこのようなテスト戦術を授け、うまくいったことといかなかったことをコンサルティング内で振り返りを行います。

 

6年生の過去問では特にこうした戦術が大変重要になります。過去問分析プランではこのような戦術を余すところなく、伝授してまいります。

2025年08月28日 08:42

6年生後期の指針

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

本日はこれから訪れる6年生後期の指針について、まとめてみたいと思います。

 

①親御さんの最も大切な仕事はメンタルケア

 

ここからの6年生の親御さんの最も大きな仕事はお子さんのメンタルケア。 毎月受ける模試・過去問でお子さんは立ち位置が否が応でも分かります。やらなきゃマズイという意識も自ずと芽生えてくるものです。マイナス言葉をかけても良いことはないどころか自信を失ったり、テストに恐怖感を覚えるなど、事態はより悪くなるので、とにかくノセる、励ます。6年生の親御さんには不安や焦りは私にぶつけ、お子さんにはぶつけないように伝えています。 

 

②過去問は戦略をもって

 

私達の過去問に対する考え方は戦略立案と反省点のあぶり出し。 二度と同じ問題は出ない可能性が高いが、時間配分や傾向を体に染み込ませるという目的で過去問は重要。 稀にしか出ない難問のやり直しに時間をかけて注力する方向ではなく、大問2番までは◯分、(3)は全ての大問後回し、生物→地学→物理→化学の順番に解くなど、戦略をもって過去問学習を進める。過去問分析プランでこのあたりをガンガン情報提供していきます。 そして、過去問直しノートに「今回の反省点」をまとめておき、次回同じ学校の過去問を解く時に「意識しなければならないポイント」を添える。 次に過去問を解く時に、前回まとめた「意識しなければならないポイント」を確認してから、問題に取り組む。 最初に点数が取れないのはこの戦略が定まっていないから。解く中で徐々に点数が上がっていくのは要領をつかんできたからです。

 

 

③消化不良との戦い 

 

例えば、SAPIX生は平常・土特・SS・過去問と飽和状態に陥ります。 復習の優先順位をつけることが大切です。 例えば、SS>過去問>平常>土特 という具合に、 間違っても全てをこなそうとしないことが重要です。 前述の通り、過去問はその学校が求める人物像に近づくトレーニングなのでとても大切です。 過去問から判明した苦手分野を放置していると、求める学校の人物像には近づけません。 しかし、時間は有限です。学校も始まります。 10のタスクを5割の理解度で進むなら、5のタスクを8割の理解度で進むという心持ちで進めていきましょう。 これは科目ごとに落とし込んでも、同じことが言えます。 四谷生・早稲アカ生で算数が50以上あるお子さんは予習シリーズ下巻の「1行問題ベストセレクションステージ1」と「演習問題集★1」はカットするなど、メリハリをつけて学習を展開していきましょう。

 

長くなりましたが、 

・メンタルケア 

・過去問の戦略と反省 

・塾タスクを絞る 

 

この3点に注力していきましょう。 私共も9月からは5ヶ月ノンストップで、過去問分析対応とスケジュール作成に追われます。1人1人に最適なプランと戦術を授けて、全力でサポートします。

 

 

 
2025年08月27日 15:25

5年生後半から6年生前半の重点事項

・5年生後半→理科の成績も無視できないフェーズに5年生後半は転塾の相談のピーク。

 

その原因は、 比を使いこなせない 読解の題材の抽象度が増し、選択肢の難度が上がり、語彙力も求められる。 理科が原理・原則を伴う単元が中心になる 5年生前期で2科目のベースが整っていたお子さんでさえ苦労する、中学受験で最もハードルの高いフェーズ。3科目の難度が上がることから、1科目ごとの理解に時間を要し、学習が回らなくなる。

 

①前期の「割合」「速さ」「平面図形」を重点的に復習し、「割合と比」「平面図形と比」「速さと比」に力点を置く。 

②物語文と説明文の精読トレーニングを毎日続け、線引きや塊(意味段落や場面)を意識した要約、選択肢の切り方を身につけておく。

③5年前期で扱った理科の計算単元(てこ・気体・水溶液)の復習を重点的に。

④上記夏休みの準備期間を経ても苦戦する場合は、転塾よりもまず、タスクの優先順位を決めていく。モチベーションも成績も落ちやすいフェーズなので、1科目でも自信をつけさせたい。

⑤親御さんは独自の解法で教えようとせず、まずは塾でどう習ってきたのかという視点で、それに沿って指導をする。我流が危険なフェーズ。 

 

・6年生前半→5年生の学習がうまく回った場合、5年生後半よりも楽と感じることも。 6年生前半は最後の基礎固めのフェーズ。6年生後半は過去問演習と日曜日も特訓講座で時間がなくなる。頻出分野で苦手を潰すことが最優先事項。 

 

①成績がふるわない場合は、副教材に手を出すのではなく、5年生の教材を用いて弱点を補強していく。 特に、「割合」「速さ」「平面図形」「力学」「電気」「天体」等 

 

②算国が安定している場合は、早い段階でコアプラス・4まと・メモチェを仕上げ、「年表」「実験考察」「統計」「語彙」等、差のつきやすい領域に着手していく。

 

③受けるだろう学校の過去問に目を通し、毎年必ず出題傾向があり、苦手としている分野を重点補強ポイントに据えていく。 長くなりましたが、各フェーズにおけるポイントをあらかじめ把握しておき、先回りで準備をしておくことが昨今の中学受験では大切だと感じます。

 

6年生過去問分析の2次募集の受付が開始となりました。また、今年度の家庭教師の空きゴマが人気講師は埋まってまいりました。ご興味のある方はお早めにお問い合わせください。

 

2025年08月26日 11:20

4年生前期~5年生前期の重点事項

・4年生前期→学習計画と学習習慣の確立 4年生から入塾というパターンが平均値。

 

このフェーズは学習計画と学習習慣の確立が最重要テーマ。まだまだ難易度が高くない今だからこそ、朝学習の習慣化や各科目の勉強法・学習計画を確立することが、内容が難化してくる夏期講習以降の鍵を握る。 

 

①インプットに偏らず、アウトプットも取り入れる 

②間違えた問題の振り返り日を設ける

③朝学習の習慣化 

 

・4年後期→算数特に注力を 

 

4年後期は算数入試頻出分野の導入を扱うケースが多いフェーズ。

 

算数の優先順位を特に高く持ってきましょう。この段階での他の科目の偏差値は正直当てになりません。しかし、算数だけはこの時点で優位性を確保しておかなければ、他の科目の量が増えてくる5年生でキャッチアップや復習ができなくなり、この導入段階での解法が分かっていること前提で5年生の授業は進みます。

 

①算数の学習比率を高め、理社はまだサラッと。 

②国語の精読トレーニングを段階的に。 

③漢字だけでも自走の習慣化。

 

 ・5年生前期→2科目偏差値を大切に 4年後期のベースを整えた上で、算数・国語の優先順位を高めるフェーズ。 

 

算数は5年前期で学習した内容を後期から比を用いて解く。前期の学習が入っていなければ、比どころの話ではない。5年後期が転塾やリタイアの相談のピークになるが、実は5年前期の過ごし方や定着度に原因があることが太宗。 5年後期から算数と国語は単元と題材に抽象度が増し、理科は暗記ではなく、原理・原則の理解を伴う単元のオンパレード。歴史嫌いな女子も多い。 中学受験で最も高い壁である5年後期につなげるために、5年前期は2科目で安定した結果を残すことがまずは大切。 同じ偏差値50でも、算国55理社40なら将来性高し。算国40理社60なら危険信号。 

 

①算数の学習計画の見直し(予習をするなど)

②語彙・要約・精読トレーニングなど、国語の学習法の工夫や必要アイテムの追加 

③理社のタスクを必要なものだけに整理

 

 

6年生過去問分析の2次募集の受付が開始となりました。また、今年度の家庭教師の空きゴマが人気講師は埋まってまいりました。ご興味のある方はお早めにお問い合わせください。

2025年08月25日 13:47

逆転を呼ぶ過去問の進め方

業務多忙につき、久々のブログ更新となります。

本日はこれから始まる過去問のやりかたマニュアルをご紹介します。

 

タカベルでは9月の模試の結果を踏まえ、面談にて受験校の第一案を固め、過去問に取り組んでいただきます。

この過去問の取り組み次第では、良い意味でも悪い意味でも最終盤の逆転が起こる最重要タスクであると位置づけています。私どもは下記のように進めておりますので、ご参考になりましたら幸いです。

 

①    分量

 

・第一志望        約10回分

・第二志望・第三志望   約5回分

・第四志望・第五志望   約3回分

 

②    順番

 

・第二志望→第三志望→第一志望→第四志望→第五志望の順番に最新年度から実施。

 

③    ペース

 

・9月末から12月末までの13週間で上記の計26回分。1週間で2回分。

 

④    行う日

 

・水曜日など学校が早く終わる平日1日+土曜日の半日。

 

⑤    時程

 

・4科目制限時間を遵守し、休憩時間も本番と同様の間隔で行う。

 

~解き終わった後の手順~

 

1、〇付けをする。

2、解説を見て、その場で直しを行う。

3、分からない問題は家庭教師や個別指導に聞く。

4、3番についてここまでやってもらえたらベター。

  合格平均点と実際に取った点数の乖離を見て、

  ・基礎的で確実にとらなければならないレベルA問題

  ・差がつきやすいが、手が届かない問題ではないB問題を中心に解説してもらう。

  ・そこが取れても二度と同じ問題は出ないので、触らなくてよい難問のC問題はカット。

  要は、合格平均点に乗ればよい。

  そして、A問題やB問題をとるための今後の学習計画が示されたら最高。

5、1週間の中で、過去問間違えた問題DAYを設け、その週で間違えたA・B問題を再度解く。

6、解きなおしは各科目・各学校1冊ずつ直しノートを作成。問題を貼っておけるとなおよし。

 

7、解きなおしノートに反省点と次回同じ学校の過去問を解く際に気をつけるポイントをまとめておく。

 

8、次回同じ学校の過去問を解く前に、前回の反省点を見返してから解く。

 

9、1月に志望度の高い学校の過去問を制限時間を厳しくして再度解く。

 

タカベルでは毎年、過去問分析メニューを用意しております。多くの逆転合格を呼んできたこのプランを今年も行います。

本日より2次募集を開始ししました。1次募集で多くのお申し込みをいただき、担当講師を増員中ですが、9月初旬には定員が埋まることが予測されるため、お早めにお申し込みください。

 

 
2025年08月24日 12:12

【4・5年生向け】Y偏差値50~55のお子さん向け勉強法

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

昨日に引き続き、本日は偏差値別勉強法をご紹介いたします。

本日はY偏差値50~55向け。(全科目同様の偏差値と仮定します)

 

このゾーンはCの壁にぶち当たっている層かと思います。

 

AからBの壁よりも、かなり高い壁と認識しておいた方が親子ともにストレスなく進められるかと思います。

 

このゾーンのポイントはずばり2つ。

 

1つは、「得意科目を作る」

2つは、「前単元の復習」

 

一つ目の「得意科目を作る」はできれば配点の高い算数が望ましいのですが、何でも構いません。

というのは、モチベーション面が大きく左右するからです。

 

壁が高く、なかなか乗り越えられない→勉強のやる気が上向かない→どうせ、無理だ。→遊ぼう

 

このような層も一定数いるのも特徴。そこで重要なことはやれば返ってくるという成功体験。

何か得意科目を見つけ、次は別の科目にもチャレンジしていこうという原動力を生み出すことが重要となります。

 

二つ目は「前単元の復習」

組み分けは、70%が今回の4回分。30%が前回の4回分という形で前単元の内容も問われます。

このゾーンは今回の単元に注力しすぎ、忘れている前単元での失点が目立つことも事実。

したがって、効果的なスケジューリングを組み、記憶を想起させることが重要となります。

 

いずれにしても大切なことは一喜一憂せず、次のテストに向けて振り返りと戦略を練ること。

これに尽きます。

 

下記にCの壁を乗り越える勉強法の一例をご紹介します。

 

①全体観

 

・得意科目を作る。(算数が望ましいが、何でもよい)

・前単元の復習も学習計画に盛り込む。(そのためには、今回でいうと春休みが重要)

 

②算数

 

・練習問題左ページ・総合回の練習問題はマスト。

・正答率の低い□の計算や単位換算を毎日の計算に盛り込む。

・線分図・情景図・長さの条件の書き込みなどのディテールをさぼらない。

・少々やりかたが分からなくても、手を動かして解くクセをつける。

 

③国語

 

・言葉の学習では例文を作り、真の言葉の意味の理解を。

・選択肢問題はフィーリングで解かない。傍線部の前後に特に注目し、選択肢の後半で切って、前半で釣る。

・要約の副教材を導入していく。

・時間配分と解く順番に意識し、制限時間付きトレーニングも適宜実施。

 

④理社

 

・白地図を導入。サロマ湖だけでは点がとれない。サロマ湖・ホタテ・北海道・場所の4点セットでないと点が取れないテストになっている。

・グラフやデータには要注意。昨今の入試や模試では無視できない。

・理科は4単元のうち、点の取りやすい2単元の学習比率を高める。(生物・地学がおすすめ)

・百聞は一見にしかず。理科実験教室やnhk for school など生の教材を副教材に。

 

 

以上となります。

前回ご紹介したゾーンよりも求められることのハードルがかなり高まったかと思います。

それほど、偏差値56の壁は高いということです。


やれることからコツコツと頑張っていきましょう。

次回は45以下向けの学習法をご紹介します。

 

29日のテレビ東京さん放送後にLINE登録者限定で人気メニューの先行配信を予定しております。

一般募集を待たず締め切りになることも予測されるので、ご興味のある方はお早めにご登録ください。

2025年06月27日 06:27