中学受験コンサルティング タカベル

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テスト前後の親御さんの心構え

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

テスト前後の親御さんの心構えをまとめておきます。

 

〜テスト前日〜

 

✅苦手を克服しようとしない。1日で解決するには限界があります。

 

✅得意な単元をあえて行う。プラスのイメージで本番に向かわせる。

 

✅理社や漢字関係を中心に。直前でも積み上げ可能なものを重点的に。意外と社会の漢字は盲点。

 

✅各科目時間配分と余白のスペースの使い方を確認。特に国語は時間配分を決め、算数は計算スペースの使い方の工夫を。

 

✅できなくても「大丈夫、大丈夫」と前向きな言葉がけ

 

〜テスト当日朝〜

 

✅朝学習は計算程度にとどめる。範囲の単元を行ってできないと、子どもも不安になる。

 

✅糖分摂取で脳を活性化。食べ過ぎ注意。

 

✅「クラス上がったらどうする!?」「どの子よりも準備してきたから、大丈夫」など、とにかく乗せる。

 

〜テスト直後〜

 

✅「どうだった?」「できた?」は禁句。

 

✅「これ、やったじゃん」などは絶対に言わない。

 

✅直後は振り返らず、まずは休ませる。

 

✅シンプルに「お疲れ様」。この一言がお子さんは嬉しい。

 

〜テスト返却後〜

 

✅100-目標偏差値の正答率を中心に直す。

 

✅直しノートを作成。これが自分オリジナルの教材になる。

 

✅テストまでの家庭学習の振り返り。良かったところと改善点を話し合う。

 

✅次回のテストに向けて反省点と目標を話し合う。

 

✅次のテストに向けたスケジュールに話し合った改善点を落とし込む

 

 

実施中のテスト分析キャンペーンですが、徐々に申し込みが入ってまいりました。理数科目か文系科目かをご選択いただけますが、それぞれに定員があり、特に理数科目は早く埋まることが予想されます。ご興味のある方は、無料面談フォームよりお申込みください。

2025年03月08日 12:25

【B→Cコース向け】時間配分とテスト戦術

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

本日は四谷生の組み分けテストが2日前に迫ってきたということで、戦術と時間配分について記したいと思います。

 

しかし、これは成績帯によって全く異なる側面もあるので、BからCを目指す向けで記しますし、あくまでも参考程度にしてください。

急な変更はお子さんが混乱するので、くれぐれもご注意を。

 

【算数】(50分、大問約8つ)

 

・大問1(2分×3問)

 

・大問2(2分×8問)

 

・大問3(2・5分×2問)

 

・大問4(2・5分×2問)

 

・大問5の1(3分)

 

・大問6の1(3分)

 

・大問5の2(3分)

 

・大問6の2(3分)

 

・大問1と2の自信のないところの見直し(5~6分)

 

※大問7と8は避け、大問1と2の失点をいかに防ぐかが肝。

 

【国語】(50分、大問約4つ)

 

・大問1と2(5~6分)

 

・大問3(22分)7分~8分で読了。

 

・大問4(22分)7分~8分で読了。

 

※大問3と4(物語・説明)の順番は得意な題材から着手。

 

※抜き出し問題をスパッと諦められるかどうか、記述を白紙で提出しないかどうかが時間と点数を大きく分ける。

 

※特に抜き出し問題は、あたり(キーワード)をつけて探し、そこ周辺になければ後回し。

 

理科と社会は時間が足りなくなるという話はあまり聞かないので(BからC層では)、参考程度に注意点を。

 

【理社】

 

・漢字で答えなさいと言われていないものは欲張らない。

 

・理科の大問2以降は生物・地学分野からさばいていく。

 

・社会はリード文をすべて読んでから解いてはいけない。傍線部周辺だけで解く。

 

・理科・社会ともに2択で迷った場合は、次の問題に行き、最後に戻ってきて考える。(即決しない)

 

・グラフの読み取りは理社ともに時間を取られるので後回し。

 

ご参考になりましたら、幸いです。

 

タカベルではこのようなテスト戦術を授け、うまくいったことといかなかったことをコンサルティング内で振り返りを行います。

過去問では特にこうした戦術が大変重要になります。

 

今後の学習指針や他の受験生に差をつけたいというご家庭は「テスト分析キャンペーン」を実施中なので、お気軽にお申し込みください。

 

2025年03月07日 20:51

塾なし伴走1か月を経過して…

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

集団塾に通っていないご家庭を入会条件としてから、1か月が経過しました。

ありがたいことに、各メディアさんにも取り上げていただき、順調な1か月を運営することができました。

 

この1か月、数多くある教育企業さんの中からタカベルをご利用いただいた方のうれしい声を一部ご紹介します。

 

・毎日の学習スケジュールがもらえるので、親がやるべきことを考えなくてよい。

 

・月1回のコンサルティングとLINE相談がついてくるので、コミュニケーションが多く取れる。

 

・塾をやめてから、時間にゆとりがあり、苦手な国語に時間を十分ねん出できるようになった。

 

・宿題とテストに追われることがないので、理解できるまで何度も同じ単元を行うことができる。

 

・オンライン自習室で質問ができるので、週の個別指導の時間が増えているような感覚を持てる。

 

・現6年生だが、5年生の内容を中心に組んでもらっているので、消化不良の解消と基礎学習の積み上げのバランスがよい。

 

などなど…

 

開講1か月ですが、なんとかうまく運営することができました。

 

今年度から家庭教師のスタッフも前年比倍増させているので、今までと異なり、「任せる」という挑戦を自分自身にも課して行っています。

 

さて、今週の四谷大塚の組み分けテストをはじめとし、3月の日能研・サピックス・四谷大塚等のテスト分析キャンペーンを今月実施しております。

 

算数・理科もしくは国語・社会の組み合わせでご選択いただけます。30分の無料面談で現状の課題感と今後の処方箋を授けます。ご興味のある方は、無料面談フォームよりお申し込みください。結果返却を待たず、締め切りとなる可能性もございます。

 

2025年03月05日 20:17

やる気のないお子さんへの言葉がけ一覧

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

中学受験で「自分のために頑張る」というお子さんは少数派だと思います。

 

「この学校に行きたい」と内発動機を刺激するために、学校見学をさせたのに、効き目はその日限り。翌日にはそんなことを忘れて、ダラダラ。やる気なし。

 

「昨日、やるといったじゃん」

 

こう言いたくなる気持ちもよくわかります。

 

しかし、まだまだ小学生。自分を律することを求めるのは酷というものでしょう。

 

特に、ご本人に中学受験の意思がなく、親御さん主導の中学受験だとなおさら勉強モードに向けるのは難しいと思います。

 

そんな時に、大切なのは言葉がけ。

 

言葉がけ一つで、子どもは良い方向にも悪い方向にも傾きます。

 

小学生は日々、猪突猛進。毎日新しいことがあると、興味が自然とそちらへ向くようになっているのです。

むしろ、小学生らしくてそういう傾向のある子は好感を持てます。

 

猪突猛進だからこそ、学校見学のことは忘れるし、プラスの言葉がけをすると、やる気になる。

まだまだ幼さの残るお子さんだとなおさらです。

 

これをうまく活用します。

プラスの言葉がけをするとプラスの動きをできるようになるのであれば、これを行わない手はありません。

 

そこで、やる気の出ないお子さんはどんな言葉がけが有効なのか。

この記事が参考になりましたら、幸いです。

 

①「しなさい」ではなく、「しよう」

 

語尾一つをとっても印象が変わりますね。

「しなさい」だと、やらせれ感マックスです。

ダラダラしているわが子を見ると、どうしても語尾がきつくなりがち。ここに気をつけましょう。

 

② マイナス言葉を裏返す

 

「この3連休頑張らないと、クラス落ちるよ」

ではなく、

「この3連休頑張ったら、クラス上がるよ」

 

タカベルでは卒業生に中学生以降もコンサルやコーチングを行っています。

先日、自分の長所と短所の話になりました。

 

「私の悪いところは、人のアラを探してしまうところ」とおっしゃたお子さんがいました。

 

いえいえ、

 

これをプラスにとらえるならば、

 

「私の良いところは、視野が広いところ」でしょと突っ込みを入れてしまいました。

 

満更でもない様子でしたが(笑)、長所と短所は裏返し。言葉がけも同様。

 

表裏一体とはよく言ったものです。

 

冒頭のクラスの話もそうですが、同じことを言っていても、取る相手がどう受け取るかが大切です。

 

極力、プラス言葉に転じるように努力しましょう。

 

③ 大げさにほめる

 

もう、最終はこれに尽きます。

 

私がコーチングの際によく使うセリフが「国語の女王だね」や「計算職人だね」や「字のきれいさ、世界一!!」など、とにかく大げさにほめます。

 

ほめられて、嫌な気がする人の方が圧倒的に少ないと思います。

 

私も、「先生のおかげで」や「タカベルのおかげで」という言葉に大変弱いです。

 

人間だから仕方ありません。

 

子どもはとにかく、みんな「ほめられよう」という欲求がとにかく半端ではありません。

 

1日1大げさ褒め。

 

寝静まった今、本記事をご覧の方は早速セリフを書き出しましょう。

 

 

 

2025年02月22日 22:48

四谷組み分けvsサピックス組み分け

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

新年度が始まり、2週間が経過をしようとしています。

何事も最初が肝心。学習計画をしっかりと立て、特に「間違えた問題」へのアプローチを大切に取り組んでいきましょう。

 

さて、2月は28日で終わり。

3月に入ると、新学年初めての効果測定の場である「組み分けテスト」が開催されます。

 

あと1週間・2週間で各塾で実施されますが、それまでに3連休は訪れませんから、明日からの3連休は非常に大切になります。

 

そこで、今回は四谷組み分けとサピックス組み分けの違いを解説するとともに、取るべき対策をまとめておきたいと思います。

 

四谷大塚の組み分けテストは、5週間分に学習した範囲を中心に出題される「範囲あり」のテストになります。

一方、サピックスの組み分けテストは、試験範囲無制限の「範囲なし」のテストになります。

 

四谷の組み分けテストは、サピックスで言うところのマンスリーテストに該当します。

 

したがって、勉強のやりかたが全く異なります。

 

そこで、2つのテストの直前期の確認事項を下記にまとめておきますので、ご参考になりましたら、幸いです。

 

~3月四谷組み分けテストの確認事項~

 

・週テストやカリキュラムテストの解きなおし

・1~4回の間違えた問題を再度解く

・総合回から出題されるケースもあるので、5回の学習は飛ばさない。

 

この3点を意識しておくとよいでしょう。

特にこの3連休は実施済みの週テストやカリテの解きなおしと2~3回(四谷と早稲アカで異なる)までの間違えた問題を直しておきましょう。

 

~3月サピックス組み分けテストの確認事項~

 

・9月以降のマンスリーテスト等の解きなおし(正答率50パーセント以上の問題で当時間違えた問題を中心に)

・9月以降の基礎トレを1週間飛ばしで行えるとよし

 

範囲が無制限なので、絞りに絞りました。

 

算数と理科と社会はマンスリーの解きなおしが有効かと思います。すべての単元の網羅は到底不可能ですから、マンスリーの解きなおしを思い出しながら行うとよいかと思います。

 

また、算数は大問1~3でいかに失点を防げるかがポイントです。特に新5年生の場合はまだまだ難易度的には難しくないので、9月以降の基礎トレを1週間飛ばしで再度確認出来ておくと、なおよしです。

 

同じ「組み分けテスト」という名前でも、大きく違いがあります。

貴重な3連休、上記すべてをこなすことも難しいでしょう。

 

算数>>>理科>社会の順番で取り組めるとよいですね。本当に余力があれば、国語の制限時間付きトレーニングも着手できるとよいと思います。

2025年02月21日 17:19

モチベーションを高めるには

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

本日は前前号に少し記したモチベーションの上げ方について記したいと思います。

 

まず前提として、モチベーションは3方向から高めることを意識します。

 

①外部要因(他者からの言葉がけやご褒美など)

②内部要因(成績向上や目標設定や学校見学など)

③ライバル(①に似ているかもしれませんが、①は親御さんや先生。③は他のお子さんという違いがあります)

 

基本的にモチベーションがどん底(言ってもやらない状態)のときは、褒めやニンジン作戦で①に働きかけることが有効で、①が充足しているときは、②に働きかけることが有効だと思っていました。

 

しかし、コーチングの経験を重ねる中で、モチベーションがどん底の時でも高学年は②でも十分にモチベーションを引き上げることが可能であるとわかりました。

 

まず、目標設定です。

これはとても重要です。

 

なんのために勉強しているのか、なんのために算数の式を書かなければならないのか、なんのために読解で線を引かなければならないのか。

 

これがわからない状態で学習を進めているお子さんが多いのが現状だと思いますが、ここを説明してあげることが重要です。

 

今やっていることの意義を考えさせるということです。

 

中学受験を頑張れば、6年間(10年間)楽になるだけでなく、実験や解剖などのやりたいことを教育で受けられる。

中学受験を頑張れば、意識の高い子達に囲まれた環境で学習を進められる。

算数の式を書けば、思考が整理される。

算数の式を書けば、途中式を書く学校に対応できる。

線を引けば、そこが答えになっている可能性が高い。

線を引けば、時間が足りなくなる現象が起こらなくなる。

 

などなど、、、

 

「中学受験の勉強を頑張りなさい」「式を書きなさい」「線を引きなさい」

 

これでは、子どもはもう動きません。

それどころか、社会人ではまずい指示待ち人間になるだけです。

 

今やることは何のためにやらなければならないのか。

 

そして、そのための目標設定を一緒に考えていく。

 

この流れが非常に大切です。

 

もちろん、ご褒美や言葉がけなど、①に働きかけることも重要です。

 

せっかく立てた目標に向かって頑張っているのに、「まだできていない」と言われたら、即時にやる気を失うからです。

 

なので、大切な視点は「目的を伝え、そのうえで目標を考えさせ、前向きな言葉で評価する」

 

①と②を組み合わせた手法が今の子供たちにとってはとても大切なのだなと感じる毎日です。

 

最後に、目標設定は「少し頑張れば手の届く水準」に設定することがよいと思います。

 

合格最低点に100点足りない状態から、次回は合格最低点をとるという目標設定は現実的ではありません。

 

このように壮大すぎる目標を掲げると、やらなければならないことが多く膨らみ、やる気を逆に失います。

 

これを10点アップなどというような「少し頑張れば手の届く水準」に設定すれば、計算ミスに気をつけようだとか時間配分に気をつけようだとか、具体策にフォーカスが当たるようになってきます。

 

目標という常に立ち返るところがある人間は強いです。

 

3月には新年度初回のテストが開催されます。

 

何か目標を設定し、本番への歩みを進めていきましょう。

2025年02月19日 20:02

四谷偏差値40台から58の学校に合格した事例

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

先週から今週にかけて、この入試を終えたご家庭と振り返り面談を行っています。

 

中学受験でどのタイミングが一番きつかったですか?と尋ねると、「5年生後半」が半分。「6年生後半」が半分。

と、ほとんどのご家庭がこの2つのタイミングをお答えになりました。

 

この理由は追って紹介していきますが、私どもがフルコミットしたご家庭で偏差値40台から偏差値58の学校に合格された事例を取り上げることで、日々忙しい中学受験をお過ごしのご家庭の肩の荷を下ろせればと思い、執筆いたします。

 

まず、驚くかもしれませんが、こちらのご家庭は下記のような状況で合格を果たしました。

 

・小学4年生10月~小学6年生9月までで、アベレージは偏差値50。振るわないときは40台。58の水準の達成は1回。

 

・小学5年生の10月は中学受験の勉強自体をストップ。

 

普通に考えれば、厳しい外部環境の中学受験の偏差値58の学校に合格するのは難しいとするのが一般的です。

 

しかし、なぜ合格できたのか。

 

それは、小学6年生10月~のギアと馬力が急上昇したからです。

 

もともと、計画を立てて勉強を行うのが苦手なお子さんではありました。

そして、気分のむらが激しく、ハイのときはものすごく勉強を行うが、ローの時は全く行うことができない。

 

瞬時に「短期集中型」のお子さんであることは一目瞭然でした。

 

なので、粘り強く6年生の9月まではお子さんの気持ちを第一に考え、休ませるときは休ませる。ノッているときは、できなかったものを消化する。こうしたサイクルで導いていきました。冒頭に記したように、5年生の1か月は中学受験の勉強自体をストップさせました。

 

それでも、結果はタイトルの通り。

 

最後の馬力がすさまじかったに他なりません。

しかし、この要因を考えると、頑張らないといけないときに頑張れたから。

 

偏差値はあくまでも参考値にすぎません。

6年生9月の模試で志望校に対して、5程度の偏差値の乖離であれば、対策次第で十分狙っていけます。

(裏を返すと、5程度下でないと安全校とは呼べないので、併願校選択は本当に重要です)

 

とにかく過去問をやりこみました。当然マイペースに学習を進めていたので、最初は3割程度しかとれません。

これで火がついたのでしょう。

 

トータル10年分のみならず、やり直しもとことんやりこみ、戦術や気をつけなければならないポイントを徹底的に叩き込みました。

 

そして、合格を実現したという具合です。

 

この事例を通して、何を言いたいのか。

 

それは、目先のテストの結果は志望校を決めないということです。

 

中学受験はマラソンです。4年生の開始でも3年間の長い長い戦いです。

 

6年生の秋でも肌感覚30キロ地点です。

 

大切なことは長期的な視野をもって、一番馬力を上げなければならない残り10キロちょいでギアを上げられるか。

 

30キロまではみな同じコースを歩みます。その競争です。

 

しかし、残り10キロは志望校がみんな違うので、異なるコースを特定の集団で争う戦いです。

全く競技が変わるのですが、30キロまでに各々体力は消耗しています。

 

お子さんが最も重要な局面で力を発揮できるような視点も親御さんは大変重要です。

 

学年が上がり、キャパオーバーのタスクになっていませんか。お子さんのモチベーションは問題ないでしょうか。

目先の忙しさにかまけると自分を見失いがちですが、大切なことは入試本番まで走り切れるか、走り切ったといえるかという視点。

 

これを見失うことなく、「お子さんのペース」で頑張っていきましょう。特に5年生以下は。

 
2025年02月18日 20:04

組み分け偏差値40台からの逆転術

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

今回は私たちが多く導いてきた「組み分け偏差値40台からの逆転術」をテーマに執筆したいと思います。

 

まず、この成績帯のお子さんに多く見られる課題についてまとめてみます。

 

①算数と国語のいずれかが毎回、足を引っ張っている。

②勉強が理科と社会によっている。

③モチベーションが低い。

④やりっぱなしになっている。

⑤前週単元の振り返りをしていない。

⑥知識を入れることや問題が解けることのみにフォーカスがあたっている。

 

今までのお申込み時の状態を見てみると、この6点が大きな原因となっていることが多いように思います。

 

一番重要な③のモチベーション面についてはまた違う回で紹介していきたいと思いますが、③以外については今すぐにでも改善が図れる事項かと思います。

 

このようなことを言ってしまうと身も蓋もありませんが、「週テスト」の成績と「組み分け」の成績には全く相関関係がありません。

なぜなら、「週テスト」は1週間の決められた範囲を素直に聞いてきてくれます。

一方、「組み分けテスト」は1か月の決められた範囲を少しひねって聞いてきます。

 

そして、成績帯によってテスト問題が違う「週テスト」は当然母体の関係で偏差値が高く出ますが、全成績帯が参加する「組み分けテスト」はそうではありません。

 

よって、「週テスト」が良くて安心しても、それが「組み分け」では全く歯が立たない。という悩みが出るのです。

 

それは、求められている能力と準備のやり方が全く異なるからです。

 

「週テスト」で点をとろうと思えば、理社もひたすら知識のインプットで問題ないでしょう。そして、算数のA問題も素直な問題が多いので、基本問題を何周もすれば点数がとれます。

 

しかし、「組み分けテスト」の理社は知識を知っているだけでは太刀打ちができません。そして、算数も真の理解が必要な問題も大問2から出題されます。

 

そこで、現在偏差値40台のお子さんが特に大切にしてほしいのが、「週テスト」のための勉強に終始しないという点です。

 

具体的には、

 

①算数は解法説明をさせる、理社は言葉の意味を説明させるなどのアウトプットを重視する。

②スケジュールをスモールステップで組み、間違えた問題をもう一度解く専門日を設ける。

③前週の単元の学習を1週間の学習計画に盛り込む。

 

この3つを重視してほしいなと思います。

 

しかし、これを行うためには冒頭記したモチベーションアップが不可欠です。

 

そのあたりは追って記してまいります。

2025年02月17日 18:55

第一志望校合格者から見る6年生理科の必勝法

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

本日はこの2025年入試で第一志望校合格者がどのようなスケジュール感で学習を進めていたのかシリーズ。

理科編です。

 

まず、理科は「物理」「化学」「生物」「地学」の4分野に大別されます。

 

比較的暗記が多いのが「生物」

半分暗記、半分理解位の配分なのが「地学」

2割暗記、8割理解位の配分なのが「化学」

ほぼすべてが理解なのが「物理」

 

まず、夏休みまでに8割の内容をキャッチアップすべき事項は上記各単元の「暗記」の部分です。

 

生物であれば、「植物」「人体」「昆虫」「動物」

地学であれば、「星」「岩石」「地層(一部)」

化学であれば、「気体」「水溶液」「金属」の計算を除く部分

 

これらをメモチェやコアプラを使用し、8割の完成度を目指していきます。

 

次に、理解を必要とする単元。苦手なお子さんは、5年生のテキストを使用し、夏までは原理・原則の理解に徹しました。

 

「力学」「電気」「中和」「気体」「溶解度」「燃焼」「太陽と月」

 

家庭教師を利用し、上記分野の原理・原則を徹底的に入れなおしました。

 

まとめると、夏までは暗記の8割整備と、5年教材での弱点補強に徹しました。

 

次に、夏休み以降。

 

夏休み以降は上記のベースが整っているので、6年生の演習問題集に切り替え、上記理解の単元を実践的問題で行うと共に、後回しにした「音」「光」「電磁石」「地震」「地層」等の範囲を5年生のテキストで原理・原則を入れ直していきました。

 

最後に、「実験・考察系」に対する対応。

 

これは塾のテキストだけでは補いづらい部分があるので、過去問と並行して、副教材を活用して経験値を増やしていきました。

 

昨今の中学受験。

 

実は、理科がかなり重要な科目となりつつあると個人的には位置付けています。

 

まず、苦手とするお子さんが多い。(4・5年のうちから座学に終始してしまっているため、イメージがつかめない)

次に、理科に強い個別講師が少ない。(計算問題等の分からない問題への指導はできるが、原理・原則の指導が手薄なケースが多い)

そして、知識だけで太刀打ちできない問題が増えている。(実験・考察系への対応が無視できなくなっている)

 

配点こそ少ないものの、男子でも理科を苦手とするお子さんが増えていると実感しています。

なので、私共の理科講師の採用は厳選に厳選を重ね、行っています。

 

そして、ご家庭でできることは、とにかく画像・動画・体験の3点セット。

4・5年生のうちから具体的イメージをもって学習に取り組めたかどうかは極めて重要です。

 

6年生で理科に苦しんでいるお子さんは単元を絞って、4・5年生はテストに向けた勉強に終始しすぎないように。

頑張っていきましょう。

 

2025年02月15日 17:50

合格体験記①(続き)

今回は合格体験記①をご記入いただいたご主人の奥様と娘さんから、合格体験記が届きましたので、公表いたします。

私共がまさしくフルコミットを行い、入会当初から偏差値15上の学校に入学されました。

 

~お母様より~

 

新4年生スタート時から大手集団塾に通っていましたが入塾時のクラスから下がり、思う様な結果が出ずに居た時にタカベルを知り(夫がタカベルの理念に共感)、ご相談したのがきっかけで受験終了まで2年4ヶ月間お世話になりました。

タカベルの最大の魅力は「親子に寄り添った本気のサポート」です
どんな状況下でも生徒だけではなく、親の気持ちにも寄り添って応えてくれます。
入塾から受験本番まで本当に沢山ご相談に乗って頂き、親子共々ご迷惑をお掛けしましたが、適度で均一的な優しさではなく、愛情と熱意の込もった対応にいつも助けられました。私自身も受験を通して多くのことを学ばせて頂きました。

豊富な経験とデータにも基づいた先生方のアドバイスや指導に親子で絶大な信頼をしていた為、娘も退塾の決断をすんなりと出来た様でした。
受験まで残り数ヶ月での退塾は不安と期待が入り混じる大きな決断でしたが、何より本人が第一志望への合格に必要な事だと自身で判断した事が分岐点だった様に思います。
娘が初めて自ら重要な決断をしたあの瞬間と、その決断に思わず私の涙が溢れた事は忘れられない思い出の1ページとなりました。

その後の模試では過去最低値で思う様な結果を出せなかったり、決して順調ではなかったですが、何とか第一志望校に合格する事が出来ました。
本人の努力は勿論ですが、タカベル無しではこの合格はなかった、と心から感謝しています。
本当に本当にありがとうございました。

多くの経験談で中学受験を通して大きく成長すると見聞きしていましたが、例に漏れず私達も様々な経験が今後の財産になる事は間違いありません。

タカベルとのご縁に感謝しつつ、今後もより多くのお子様がタカベルで合格を掴み夢を実現出来る様に願っています。

~娘さんより~

先生たちがとても優しくてフレンドリーでした。
教え方も上手で解けなかった所も解ける様になっていきました。
お話を聞いてくれたりしたので、少し辛さが軽くなりました。
ありがとうございました。

 

~高畑より~

 

約2年4か月にわたり、ご利用いただきまして、誠にありがとうございました。

第一志望に合格されたことも勿論ですが、2年4か月にわたって、本当に本当にご家庭に深くコミットさせていただき、様々な紆余曲折を経て、ご家族が大きく飛躍を遂げられたことがうれしくてうれしくてたまりませんし、この仕事をしてよかったなと心底思わせてくれた伴走期間でした。

また、講師陣へのお褒めの言葉も預かり、経営者としては感無量でございます。

算数を担当した鈴木専務、文系を担当した鈴木講師、理科を担当した佐藤講師にも大変喜んでおります。

受験当初から意中にしてきた中学校でのさらなる飛躍を心からお祈りしております。

 

~追記~

 

合格体験記①との関連記事なので、合格体験記①も併せて再アップいたします。

2025年02月15日 17:01

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