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公民学習における差がつくポイント

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

今年は総理大臣が代わり、参議院選挙も行われ、地方政治も騒がれた年。

そして、万博も行われたことから、国際関係も狙い年。

公民分野が問われることも多い年になるでしょう。

そこで、公民分野における差がつくポイントをまとめておきたいと思います。

 

✅ 数字

 

公民の肝は数字。定数等はさすがに頭に入っているかとは思いますが、何分の1以上の賛成なのか、任期は何年なのか、年齢は何歳以上なのか、憲法第何条なのか、何日以内に解散か総辞職なのか。これら公民学習で出てくる数字は正確に把握しておくことが大切です。特に、何日以内という部分と、出席議員なのか総議員なのかは差がつきやすいポイントです。

 

✅ 仕事

 

条約の「承認」は国会。条約の「締結」は内閣。条約1つをとっても、国会の仕事なのか内閣の仕事なのかは異なります。また、よく間違える「指名」と「任命」。これもどの機関の仕事なのかということを正確に把握しておくことが必要です。違憲立法審査権はどの裁判所が有する権限ですか?も引っ掛けの定番ですね。

 

✅ 手続き

 

内閣不信任案が可決されたら、総辞職か解散を行い、選挙を経て、国会を開き、新しい総理大臣を選出する。公民はここの知識を独立させて勉強しがちですが、歴史と同様で流れを整理することも非常に大切です。手続きはしっかりとおさえておきましょう。

 

✅ 優越

 

衆議院の優越に関する項目の整理。中には、衆議院にしかそもそもできないことも存在するので、優越関係はしっかりと押さえておきましょう。なぜ、衆議院が優越なのかも記述できるようにしておきましょう。

 

✅ 世界地理

 

今年は万博がありましたので、各大陸の主要国や現在紛争が起きている国の名前と場所は一致できるようにしておきましょう。世界の雨温図を出題してくる学校もありますので、世界地図を俯瞰して、どのあたりはどういう気候の特色を有するか確認しておきましょう。

 

✅ アルファベット

 

気合いです。直前に詰め込みましょう。

 

2025年11月25日 09:58

埼玉校に通えない方でも、、

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

埼玉入試解禁日まで50日となりました。

タカベルでは埼玉校に合格したとしても通えない・行かないご家庭でも、1月10日の午前・午後受験を推奨するという立場です。その理由を3点記したいと思います。

 

✅ 1月10日の大宮駅周辺の雰囲気を感じてくる

 

2月1日以降、受験生は各駅に分散しますが、1月10日は多くの受験生が大宮駅周辺に集結します。その独特の雰囲気はこの日にしか感じられないものでしょう。ある意味で2月1日よりも緊張感が高まります。サッカー日本代表がアウェイでたまに試合を行うのと同様。メンタルに課題のあるお子さんはこれ以上ない極限状態の中で、練習を行うことを推奨します。

 

✅ 午前受験・午後受験の練習をする

サピックス生はサピックスオープンで慣れている(8科目という意味では本番より厳しいかもしれませんね)と思いますが、午前受験と午後受験のダブルヘッダーの疲労度は計り知れないものがあります。そもそも私が中学受験を経験した際は午後受験なるものは存在しなかったので、プレイヤーとしては未知の領域です。しかし、サピックスオープンは本当に疲れた記憶しかありません。それが合格・不合格が関わる受験となれば、なおさら。本番に近い環境で練習をしておくことはプラスに働くことでしょう。

 

✅ 合格をつかむ

 

私どもは1月10日午前を仮想第一志望、午後を仮想安全校という組み方で受験学校を提案しています。子どもにとっては行かない学校だとしても、「合格」の二文字は救われた・今までの頑張りが報われたという心境になるものです。パソコンの画面で飛び上がる・泣く。これが受験というものです。2月1日に自信をもった状態で送り出す。そのために、必ず合格をつかむラインナップを考える。すべては本丸のための準備と捉えましょう。

 

まとめ:再三記してきましたが、結果というものは学力だけで決まるものではありません。

どの世界でも「心・技・体」なのです。学力が高くてもメンタル不安であれば力を発揮できません。学力が高くても本番に熱を出したり、疲労していると力を発揮できません。ピークを2月1日にもっていくための練習の場。有効活用していきましょう。特に本番に弱いタイプのお子さんは練習必須です。

 

 

2025年11月23日 12:28

精神年齢高めのお子さんは一歩引いて

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

学生時代から多くの子どもを見てきた中で、そして相談を受けてきた中で、こういうときにどう接すればよいですか?という相談を受けることが多いのですが、やはり人間。

この子には通用するけど、この子には通用しないというケースが往々にしてあります。

だから、教育という仕事は楽しいのですけどね。

ですが、ご相談が多いのも事実。ジェンダーの時代なので、男子だ女子だという括りで語ることは好きではないのですが、あくまでも一般論という形で公式化して記します。

 

結論:やりなさいと言わない方がよいのが精神年齢高めの子

 

一般論で精神年齢は女子の方が男子よりも高い。なので、「やりなさい」と言われると支配と感じるのが女子。「やりなさい」と言われても目先の楽を求めるのが男子。(あくまでも一般論です)

女子や精神年齢高めの子には気付きを与え、極力刺激を与えず、一歩引いて接すること。

特に母親のことは同じ女性と捉える年ごろなので、あまり指示は多くない方がよいかなと思います。女子は女子なりにいろいろと思案・創意工夫をしている子が多い印象です。

こういうパターンの方が言い続けてしまうことでいつか爆発して、「もう受験はしない」と突如言う極端なケースが多いです。

過去にあったのが、やる気が明らかに出ていない時期に「やりなさい」「なんでこんな成績なの」と言い続けてしまったがために、塾もやめて抜け殻状態に。しかし、深夜2時ころ、お母様が寝静まったころにこっそりと勉強。本人なりに葛藤があるのでしょう。

 

そうしたときは、本人が頼ったときは何事もなかったかのように対応してあげる。頼ってこなかった時は見守る。「大人が大人になろうとしている子どもの成長を見守る」という姿勢が何よりも重要です。

言い続けてしまうことで、とにかく逆らうことを目的で本心ではない行動をとってしまいます。中学受験が難しいのは思春期とぶつかること。しかし、それは健全な成長であり、低学年の頃のように接してしまうのは厳禁です。

 

一番理想なのは、本人が気づくというケース。気づくのを待っていては受験終わっちゃうよという声も聞こえてきそうですが、扱いが難しくなってきた場合は、ご主人(奥様)を頼るとか、個別指導の先生に伝えてもらうことをお願いするなど、やりようはいくらでもあります。親御さんにしか言えないこと、親御さんが言ってはいけないことが存在しますので、うまく使い分けて難しい時期と中学受験を両立するようにしましょう。

 

2025年11月22日 11:48

5年生は他流試合を経験しましょう

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

入試が終わると、受験学年は1つ上がることになります。

残り2か月あまりで5年生はいよいよ6年生へとステージを移すわけです。

そこで、この2か月で他流試合を経験しておくとよいというアドバイスを記してみたいと思います。

 

✅ 全体の中での立ち位置が分かり、スタートの指針となる。

 

塾の中の組み分けテストはあくまでも塾の中での順位。もちろん、これはこれで重要な指標ではあるのですが、当然受験は他塾のお子さんとも交えての戦いとなります。1回でも他流試合を経験することで、よりお子さんの立ち位置が客観的に把握することができ、6年生のスタートを切る際の指針となります。

 

✅ 問題傾向に慣れておく

 

過去、日能研生で安定的に偏差値50後半をマークしていたお子さんが初めて合不合判定を受けた際の偏差値が30台後半だったケースがありました。2回目以降の合不合判定では50後半にV字回復。初めて解いた過去問は安全校でも取れないように、戦うフィールドが変わるだけで、同じ問題でも別の問題に見えてしまうものなのです。6年生になると自塾のテストのみならず、他塾のテストを受けるというケースも多いでしょう。そうした際に、あらかじめ他塾のテストの傾向や雰囲気に慣れておくということは意味があります。

 

✅ モチベーションアップにつながる

 

いい意味でも悪い意味でも自塾のテストのみだけだと、「井の中の蛙」になります。

日頃成績の良いお子さんは「まだまだ上には上がいるのだな」と感じるきっかけになると思いますし、現在自信を失っているお子さんは「あれ、意外と私できるじゃん」という具合にモチベーションの起爆剤になるかもしれません。いろいろ書きましたが、これが最も重要かもしれません。

 

まとめ:5年生の冬は首都圏模試も2回ありますし、志望校判定テストもあります。もちろん、すべてを受ける必要はありません。ただ、6年生になったときに合不合や首都圏模試の受験を検討されている他塾の方は受ける価値があると思いますし、今自信を失っているお子さんはこれら他流試合がモチベーションアップの起爆剤になればいいなと思います。とにかく、5年生は冬休みと入試休みの使い方が非常に重要。残り1か月で冬休みなので、テストも含めて今のうちから計画を練っていきましょう。

 

※中立的な立場から、セカンドオピニオンとして無料相談可能です。お気軽にお申し込みください。

2025年11月21日 09:02

読むスピードの遅いお子さんが無意識にやっていること

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

国語の制限時間が無限であれば、大きく差はつかないでしょう。

国語で差がつく原因の一番大きなポイントは「制限時間」があること。

そこで、読むスピードの遅いお子さんが無意識にやっていることを明示しますので、これを行わないという視点で日頃の学習にいかしていただければと思います。

 

✅ 意味の分からない言葉が出てきたときにフリーズ

 

文を読み進めていく中で、意味の分からない言葉が出てきたときにフリーズをするお子さんがいます。経験上、まじめなお子さんほど見受けられる傾向です。考えても答えは出てこないのと、聞かれないことの方が多いので、スキップしましょう。

 

✅ 無意識のうちに返り読みをしている

 

大前提として、どんなに国語力の高いお子さんでも試験問題を2回読むことは時間的に不可能です。1回で決めなければなりません。音読トレーニングをやらせるとわかるのが、同じ行を繰り返し読んでしまっているお子さんが6年生でも散見されます。であるからこそ、音読トレーニングは重要なのです。

 

✅ 主語と述語に注目していない

 

世界各地で大きな影響を及ぼしている地球温暖化は二酸化炭素(CO2)やメタン(CH4)など人間の活動によって増加する温室効果ガスによって引き起こされる。

 

たとえば、こんな文章があったとします。

 

要は、「地球温暖化は温室効果ガスによって引き起こされる」が言いたいわけですね。

修飾語はあくまでも飾り付け。文の骨格は主語と述語です。

 

✅ キーワードに注目していない

 

論説文は特に、タイトルに目を通してから解くとよいでしょう。筆者が主張したいことがタイトルになっている可能性が非常に高いです。そして、文中に繰り返し出てくる言葉はキーワード。キーワードに注目をして読み進めていくと、その段落で言いたいことがクリアになります。

 

✅ 本文の肝を押さえていない

 

物語文であれば、行動・表情・情景描写などによって描かれる心情。

論説文であれば、接続語・指示語・問題提起・主張。

国語の先生が聞きたいポイントは大抵同じです。聞き方が記述なのか選択肢なのか抜き出しなのかの違いです。

本文で大切なポイントを可視化できていれば、問題を解くときの時間短縮につながります。

 

✅ 文を塊としてとらえていない

 

スピードの遅いお子さんや苦手なお子さんは、文を1文1文でとらえて読もうとします。

これを段落ごと・場面ごとにとらえる練習をしていきましょう。段落ごとに小見出しをつけてみるとか、場面ごとに心情を要約してみるとか。国語こそ、家庭学習のやり方がもろ点数に直結します。

 

ご参考になりましたら幸いです。

 

2025年11月20日 09:21

本番で力を発揮できないお子さんにかける言葉がけ

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

スポーツの世界でも、

相手をリスペクトしすぎると負ける。

天候などの不測の事態で、心の準備が整わずに負ける。

練習でうまくいっていない不安がもろ出て、負ける。

監督からのプレッシャーがきつすぎて萎縮して、負ける。

相手を軽視して油断をして負ける。

 

このようなことはプロの世界でも往々にしてあるかと思います。

これで生活をしているプロの世界でもあるわけですから、小学生が行う中学受験では当たり前のように同じことが起きるわけです。

 

そんな時に、ぜひこのような言葉がけをしてみてください。

 

✅ テストは4科目で決まるものだよ

 

ピッチャーはマウンド上で孤独。だから女房役のキャッチャーが声掛けをする。ベンチはタイムを要求する。

しかし、受験の世界では本番でも模試でも親御さんは横についてあげることができません。

直前の送り出しの言葉がすべてを握ります。

そんな時にまず声掛けをしてもらいたいのが、「テストは4科目で決まるものだよ」

算数で力を発揮できなかった。正しい答えが分かっていたのに最後の1問、消せなかった。

切り替えが要求されます。2回の裏で試合は決まりません。9回までで試合は決まります。

 

✅ ルーティーンを入れなさい

 

ピッチャーも永遠にマウンドに立っているわけではありません。

守備が終われば、一息つく時間はあります。肩をアイシングするとか、なにかつまむとか。

算数が終わった後に、顔を洗いにいく。深呼吸をする。

科目と科目の間にルーティーンをいれると、気持ちの切り替えにもなります。

 

✅ 結果じゃないよ

 

試合前にピッチャーに「絶対勝ちなさい」と送り出す指導者はおそらくいないでしょう。

なぜなら、優秀な指導者ほどそんなことを言っても逆効果であることを理解しているからです。

「今回こそクラス上げられるといいね」

「絶対大問1を落としちゃだめだよ」

「問題よく読むのだよ」

 

すべてNG。テストはテスト前日までの準備と当日の心身のコンディションで決まるという視点を持ちましょう。

 

まとめ:本番に弱いお子さんほど、親御さんの腕が試されます。

練習でできないことは本番ではできない。

結果よりプロセスの積み重ねこそが、より大きな結果につながるのです。

 

※無料面談受付可能です。最短で12月~のご対応となります。お申し込み順の対応になりますので、ご理解いただけますと幸いです。

2025年11月19日 09:24

6年生やることリスト

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

入試本番まで約75日。10週間あまりとなってきました。

過去問の消化が大切なように思われるかもしれませんが、今の時期でも勇気をもって苦手分野かつ頻出分野の原理・原則に立ち返っても問題ありません。

そこで、ここでは6年生が残りの期間でやることリストを箇条書き形式にて記してみたいと思います。

 

・過去問の分析(直近5年程度で頻出分野かつ弱点単元のあぶり出し)

・上記単元の原理・原則

・□の計算

・分配法則

・単位換算

・約束記号

・割合・平面図形・速さの弱点補強(大半の学校で出題)

・数の性質・規則性・場合の数の補強(差が付きやすい)

・大問2のトレーニング(基礎トレや下剋上)

・漢字の同音異義語・送り仮名を中心に

・語句文法の積み上げ(敬語・慣用句・ことわざ・四字熟語中心に)

・語彙の積み上げ

・随筆文対策

・自由記述対策

・読むスピードの意識(緩急をつけて読むことをお勧め。返り読みはNG)

・理科の表とグラフ対策

・理科の記述対策

・生物・地学・化学の計算以外の範囲の積み上げ

・力学・電気・光と音の弱点補強

・天体の原理原則(天体は知識ではありません)

・地震の計算(意外と仕上がっていない子多いです)

・時事問題

・統計

・年表

・憲法

・社会の記述対策

・社会の表とグラフ対策

・農業・昭和時代・国際社会・三権分立(ニュースと絡む単元は狙われます)

 

まとめ:もちろん上記すべてをこなす必要はありません。まずは志望校での頻出範囲かつ

    弱点補強を最優先に。そして、次に上記の中でやりこみが甘い部分を1つ1つ

    つぶしこんでいきましょう。

 

2025年11月18日 20:13

成績を上げるために必要なエッセンス

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

本日は成績を伸ばすために必要なエッセンスということで、重要なものを中心に列挙していきたいと思います。

 

①    直しの精度

 

・ただ直しをしておしまいにせず、ちゃんと理解したかどうかの解法説明を行わせる。

 

・間違えた問題には赤丸をつけておき、解法説明があいまいな問題は青丸をつけ、再度聞くか動画を視聴する。

 

・1週間後に先週の青丸・赤丸が解けるかどうかをもう一度行う。青丸→赤丸の順番で。

 

・サピックスで言えば、基礎力定着テストとデイリーチェック。早稲アカで言えば、カリテ。四谷で言えば、週テ。日能研で言えば、育成テストの直しを都度だけでなく、大きなテスト直前にも行う。組み分けやマンスリーなどの大きなテストの結果は、小さなテストの結果の積み上げで決まるということを意識する。

 

②    科目の優先順位

 

・短期的な成績を伸ばすだけならば、理科と社会の優先順位を上げればよいのだが、これだと間違いなく壁にぶち当たる。算数が苦手で国語が得意ならば、算数>>理科>社会>国語。

算数が得意で国語が苦手ならば、算数>国語>理科>社会が長期的に見て、吉。

 

・1日の科目の優先順位も上記の順番で行う。しかし、毎日同じ順番で行うと、いつになっても社会ができませんでした状態に陥る。なので、週に1日は予備日を設けて、その予備日は社会を優先順位の筆頭にもってくる。

 

③    生活リズム

 

・朝の時間の使い方が命。6年生は学校に行く前に1時間は勉強の時間を確保したい。当然、基礎学習(計算・漢字・語彙・理社知識)をこの時間帯に進めていく。過去、受け持った生徒は朝に7点セットを行う猛者もいた。

 

・平日はどんなに遅くとも23時には就寝。小学生は8時間の睡眠時間が絶対的にマスト。

睡眠時間を1時間けずったことで、翌日集中できませんでした状態だと本末転倒。できなかったものは週末に余白を残して、そこで行うなどの調整を加えたい。

 

・50分やって10分休憩のサイクルに慣らしたい。テストは50分集中することが要求される。したがって、50分サイクルを作ることが本番の練習にもなる。

 

④    モチベーション

 

・しっかりと勉強をしているのに本番に弱い子は一定数存在する。これは知らず知らずのうちにプレッシャーになっていることが。本番はクラスを意識させた声かけではなく、手を止めずに100%の力を出してきてくれるのがうれしいのだよと伝える。

 

・日頃から結果ではなく、プロセスをほめてあげる。昨日より成長できたところを評価してあげる。そういう視点で見てあげる。そして、やりなさいという口調をやろうに変えてみる。

 

・モチベーション低下の原因は学校生活に潜んでいることも往々にしてある。学校での出来事を短時間でもよいので、共有したい。

 

・目標設定を行う。1日の目標1つ。1週間の目標を1科目1つずつプロセスで。テストの目標をずばり1つ。(ひっ算をかならず行ってくるなど)

 

書ききれないので、重要なところのみを抽出しました。

ご参考までに。

 

※無料面談受付可能です。最短で12月~のご対応となります。お申し込み順の対応になりますので、ご理解いただけますと幸いです。

2025年11月17日 18:52

逆転を呼ぶ過去問の進め方

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

本日はこれから始まる過去問のやりかたマニュアルをご紹介します。

 

タカベルでは模試の結果を踏まえ、面談にて受験校の第一案を固め、過去問に取り組んでいただきます。

この過去問の取り組み次第では、良い意味でも悪い意味でも最終盤の逆転が起こる最重要タスクであると位置づけています。私どもは下記のように進めておりますので、ご参考になりましたら幸いです。

 

①    分量

 

・第一志望        約10回分

・第二志望・第三志望   約5回分

・第四志望・第五志望   約3回分

 

②    順番

 

・第二志望→第三志望→第一志望→第四志望→第五志望の順番に最新年度から実施。

 

③    ペース

 

・9月末から12月末までの13週間で上記の計26回分。1週間で2回分。

 

④    行う日

 

・水曜日など学校が早く終わる平日1日+土曜日の半日。

 

⑤    時程

 

・4科目制限時間を遵守し、休憩時間も本番と同様の間隔で行う。

 

~解き終わった後の手順~

 

1、〇付けをする。

 

2、解説を見て、その場で直しを行う。

 

3、分からない問題は家庭教師や個別指導に聞く。

 

4、3番についてここまでやってもらえたらベター。

  合格平均点と実際に取った点数の乖離を見て、

  ・基礎的で確実にとらなければならないレベルA問題

  ・差がつきやすいが、手が届かない問題ではないB問題を中心に解説してもらう。

  ・そこが取れても二度と同じ問題は出ないので、触らなくてよい難問のC問題はカット。

  要は、合格平均点に乗ればよい。

  そして、A問題やB問題をとるための今後の学習計画が示されたら最高。

 

5、1週間の中で、過去問間違えた問題DAYを設け、その週で間違えたA・B問題を再度解く。

 

6、解きなおしは各科目・各学校1冊ずつ直しノートを作成。問題を貼っておけるとなおよし。

 

7、解きなおしノートに反省点と次回同じ学校の過去問を解く際に気をつけるポイントをまとめておく。

 

8、次回同じ学校の過去問を解く前に、前回の反省点を見返してから解く。

 

9、1月に志望度の高い学校の過去問を制限時間を厳しくして再度解く。

 

タカベルでは4・5年生でも志望校の相談は随時受け付けております。相談ご希望の方はお気軽にお申し込みください。

2025年11月15日 14:12

5年生転塾・退塾・撤退について

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

毎年5年生の後半はこのあたりの相談がピークに達します。

大半は成績に関する理由です。

しかし、このフェーズになると、一筋縄では成績は上がりません。

再三申し上げてきた通り、今までの積み上げやそれを利用したカリキュラムが組まれているからです。

ここで大切なのは「今」を見るのではなく、「過去」を振り返り、「未来」を歩むという視点です。

そこで、転塾・退塾・撤退についての考え方について記しておきたいと思います。

 

✅ 一番はお子さんの意思を大切に

 

お子さんが転塾したくないと言っているのに、成績を理由に親御さん主導で検討するのは考え物です。中学受験を戦うのも中学に通うのもお子さんです。

「未来」を見るという視点では、お子さんの意思を無視するのは厳禁です。

大切なのは、「過去」を振り返ること。過去の単元を復習するとか、今のペースを落とすとか、できることはたくさんあります。

 

✅ 次はカリキュラム

 

これは「未来」を見る視点になります。塾から塾の転塾で考えなければならないのは習っていないところを転塾先では学習済みというケース。先ほど申し上げたように、5年の後半のフェーズに入ると、既習事項の積み上げが必要となります。転塾するタイミングを誤ると、積み上げがない状態で新たにカリキュラムに乗らなければならないことになるので、より厳しさを増します。夏休み明け、学年替わりなど、切りのよいタイミングで実行することと転塾先のカリキュラムは要確認です。

 

✅ 撤退は心の傷に

 

まれに親御さん主導での撤退ケースもあります。中学受験を親の意思でやらせ、中学受験を親の意思でやめさせる。これは「過去」にも「未来」にもよい選択とは言えません。ポジショントークと誤解されないようにいうと、お子さん意思の撤退は問題ございません。今頑張りたいことは人それぞれです。

しかし、親御さん主導のケースは、子どもの過去の頑張りを否定し、子どもの未来に向けて自己肯定感を下げてしまう。大切なことは受験における目先の結果よりも、一生ものの自信やあきらめないという姿勢です。

 

まとめ:今は苦しいと思います。しかし、卒業生の保護者の方に「中学受験で一番しんどかったのはいつですか?」と質問をすると、半分は5年生の後半だったと仰ります。

「過去」の積み上げと「今」のキツさがふってかかり、「未来」を絶望するからだと思います。

しかし、「過去」は変えられませんが、「未来」は変えられます。そして、それは「今」なにをするかがそれを決めます。お子さんの意思を大切に、踏ん張りましょう。正念場です。

 

 

※中立的な立場から、セカンドオピニオンとして無料相談可能です。お気軽にお申し込みください。

2025年11月13日 20:51