中学受験コンサルティング タカベル

家庭教師 × コンサルティング 学習指導と効果的家庭学習で成績アップ!!

2023年の記事:ブログ

2024年度メニュー公開について

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

気が付けば、2月の中学受験まで50日余り。

タカベルでも今月下旬から受験がスタートいたします。

 

スタッフ総出で過去問分析・志望理由書の添削・面接対策の準備など、いよいよ佳境を迎えてきました。

 

ここから親御さんに意識してもらいたいことは、

 

・本番までプレッシャーやマイナス言葉はかけないこと。

・お子さんの体調管理とメンタルケア。

・願書などの期日管理。

 

この3つが特に重要かと思います。

 

今、最も不安な心境なのはお子さんです。

 

昨年、反抗期真っただ中のお子さんが埼玉入試の前日に「お母さん、今日は一緒に寝てもいい?」と仰ったというエピソードがありました。

 

模試で結果が出なかったり、過去問でも合格最低点との乖離が大きいと、メンタル的に落ち込んでしまうものです。

 

それはやっている本人が一番分かるものです。そんな時はとことん寄り添い、前向きな気持ちにさせてあげましょう。

 

「今まで頑張ってきた姿をお母さんはずっと見てきてたよ。大切なことは後悔しないこと。中学生になって、もっと頑張っておけばよかったなという気持ちで入学してほしくない。だから、残り50日走り切ろうね」

 

もうこれに尽きます。

 

私共も最後まで伴走をいたします。

 

さて、本日HP上にて来年度のメニューを公開しました。

 

下記が主な変更点となります。

 

①テスト分析プランの追加

 

テストは健康診断。

良くも悪くも現状の課題はテストに表れ、次のテストに向けた指針を示してくれます。

例えば、筆算を怠ったがためにミスをしてしまった場合は、日ごろの家庭学習でも知らず知らずのうちに暗算をしてしまっている可能性があります。

読解の選択肢。全く違う選択肢を回答していたら、時間配分のミスや根本的な読解力の解決が必要になります。

一方、2択までは絞れていたのだけど外してしまった場合は、語彙力不足の可能性や選択肢の切り方を学ぶ必要があります。

 

このように、テストを見させていただくことで、課題感や次なるテストに向けた家庭学習の取り組みをアドバイスするプランとなります。

 

②コンサルティング2回・4回プランのサービス内容変更

 

2024年からコンサルティングプラン月2回・4回お申込みのご家庭は家庭学習によりコミットをしていきます。

私共が作成したスケジュールを実行していただき、その日行ったタスクを毎日画像にてご提出いただく。(任意)

そこで感じた課題を面談にてフィードバックを行う。

従来のコンサルティングプランでは、スケジュールの作成とその勉強法伝授に留まっていましたが、よりサービス内容を深化していきます。

 

③家庭教師プランのセットメニュー化

 

家庭教師単品での販売は行いません。なぜなら、指導を行って終了では学習効果は高まらないからです。

やはりそこには、確かな学習計画やテスト分析での課題感のあぶり出しが必要になってきます。

そこで、今年度からは家庭教師+コンサル、家庭教師+コーチングなど、ご家庭の状況によって柔軟にカスタマイズができるように改訂をおこないました。

 

この他にも、5月~新たなサービス導入を予定しており、2024年も中学受験でお悩みのご家庭にとことんコミットをしていきます。

 

来年度も一組でも多くのご家庭とお目に書かれます事を心待ちにしております。

2023年12月09日 17:00

来年度のメニューについて

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

過去問学習が始まり、2か月が経過しました。

ちょうど9月~入試本番まで折り返し地点に差し掛かったかと思います。

 

タカベルも全てのご家庭で10~15回分終了しました。

 

模試では取れるのに合格最低点になかなか達しない…

うちの子にはこの学校は向いていないのではなかろうか…

 

過去問を解くと、そのハードルの高さについつい弱気になってしまいがちですが、まだ2か月半の期間を残しています。

あきらめるにはまだまだ早いです。

 

そもそも模試が取れるのは、長くその塾に在籍しているがために傾向や捨て問の見極めが知らず知らずのうちに身についてしまっている側面があるからであります。

 

この流れを過去問にもつなげていくことが重要です。

 

ただし、闇雲に何の戦略もなしに行っていては進歩がありません。

苦手単元をつぶすだけでは過去問は取れるようにはなりません。

 

私共は面談の中で、お子さんの今までの得意分野・不得意分野を踏まえて、「この単元は(1)までに留めておきましょう」という提案や「各大問ごとの時間配分」、「解く順番」などをお話しています。

 

これを机の前に貼って過去問学習に取り組むのか、取り組まないのかでは大違いです。

 

このようなことを言ったら身も蓋もありませんが、過去問で一度出た問題がその学校でそのまま聞かれることは稀です。

 

過去問学習で重要なことは、

 

・毎年の傾向をつかみ、残りの期間の学習計画を策定すること。

・合格最低点から逆算して、どの単元は深追いをする必要はないのか見極めること。

・トータルの時間配分やどこから着手していくか、どの問題は捨てるのかを考えること。

 

これを体にしみこませるために過去問学習は極めて重要であると考えています。

 

入試は1点に泣き、笑う世界です。

 

言い換えれば、たった1問がとれたかどうかで決まる世界です。

 

そこには当然、落としてはいけない問題を落としてしまったという側面も含まれます。

 

特に男の子にありがちですが、難問を解けるまで深追いをしてしまったがために、落としてはいけない前半部で失点してしまった。

 

これはものすごく残念である一方、戦略ミスとも言えます。

 

残りの期間、各学校の戦術をまとめておき、机の前に貼って意識しながら取り組んでいきましょう。

 

さて、来年度2月~のメニューを12月9日の夕刻に公開いたします。

 

すでに曜日が限られているプランもあります。

ご興味のあるプランがありましたら、11月30日(木)までが第二次優先申し込み期間となりますため、お気軽にお問い合わせください。

 

2023年11月18日 11:50

5年生のご家庭へ

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

リセマムさんの「Editors’choice 2023」を先日受賞させていただき、お問い合わせを多く頂戴するようになりました。

特に5年生からのお問い合わせが多いように感じます。

 

そこで、今回は成績不振に苦しむ5年生のご家庭に向けたテーマでブログを執筆させていただきます。

 

現在、このような負のスパイラルに陥ってはいませんでしょうか。

 

学習が難しくなる→それをカバーするために、量を増やす→それでも成績が上がらない→本人のモチベーションが下がる→喧嘩が増える→転塾などを検討

 

このような循環になることは5年生の後半にありがちなことです。

5年生の後半がある意味で中学受験における高い高い第一関門といってもよいでしょう。

 

そこで、あえてお伝えをします。

 

「この段階において、成績は簡単には上がりません。現状維持だけでも難しいことです。」

 

実は、この視点を持つことが5年の後半においては重要なのです。

 

下記に簡単に成績が上がらない外的要因をお示しいたします。

 

①5年夏までの既習内容を応用した単元が集中するから。

 

「比」が学習のメインになってきます。

比は最も抽象的単元で、小学生が使いこなせるようになるには一朝一夕にはいきません。

それも、割合と絡めてきたり、速さと絡めてきたり、図形と絡めてきたりと、既習事項と連結させた内容になってきますため、当然ながら既習事項の理解がおぼついていない場合は、その時点でハンデとなるわけです。

 

②成績下位層が抜けているため。

 

5年の夏から後半がもっとも転塾の多い時期となります。転塾は成績上位層ではなく、成績下位層が中心となるため、当たり前ですが全体的に底上げがなされます。この環境下において、大手塾の中で、成績を向上させるだけでも難しいことなのです。

 

③受験まで1年余りある。

 

大人にとっての1年と子どもにとっての1年は大きく違います。

6年生のコーチングで「あと3か月になったね」というと、皆が口をそろえて、「まだ3か月もありますよ~」と口にします。

このことからも、大人の時間軸と子どもの時間軸は大きく異なることが分かります。

それが5年生ならばなおさら。まだまだ遊びたい盛り。誘惑も多い昨今のプラットフォーム。

モチベーションが出ないことも理解ができます。

 

重要なことは、これら外的要因があることで、「成績は簡単に上がるものではない」と親御さんが胸にとどめていくことです。

 

しかし、やはり我が子。成績が上がらないとついつい、感情的に動いてしまう気持ちも一定程度は理解できます。

 

ところが、感情的にぶつかっても、行う当人に問題意識がなければ、どこ吹く風。

 

そして、感情的な判断は怖いもので、その先にまで影響を及ぼします。

 

成績が下がった→無理やりやらせる→勉強が嫌になる→中学受験撤退

 

中学受験をやる・やらないことについては、私共はどちらでもよいという立場ですが、「一度やると決めたものをやめる」ということは今後の長い人生においてもそれは大きなマイナスであると考えます。ましてや、「一度やると決めたものをやめさせる」ということはもっとマイナスです。

 

そこで重要な視点は「お子さんとの対話」です。

 

毎日のように降ってくる新出単元や毎週のようにやってくるテストに追われる忙しい毎日を過ごしていたら、なかなか対話の機会も取れないことかと思います。

 

こうした負のスパイラルから脱却するポイントの一丁目一番地は「対話」です。

 

まずは、お子さんの気持ちを受け止めてあげましょう。お子さんもお子さんで辛いはずです。

 

そして、どうしていきたいのかを同じ目線で考えてあげましょう。

 

「環境を変えたいのか、今の環境でやりきりたいのか。」

「中学受験はやりたいのか、そうでないのか。」

 

そして、環境を変えずに中学受験をやりきりたいと言った場合。

 

6年生になって理解できとかなければいけない内容だけに絞って、無理のない範囲で学習を進めていきましょう。

 

どうしても目先の成績から逆算して考えると、あれもこれもという視点になりがちです。

 

しかし、「この子がこの先やると決めた受験をやりきらせるためには」という点から逆算して考えれば、学習計画の緩和から着手すべきでしょう。

 

すべては「後悔しない中学受験を」

 

5年生の今の時期はどちらにも転ぶ分水嶺のため、一筆記させていただきました。

2023年11月11日 12:30

過去問実施時のチェックポイント

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

気が付けば、11月。入試本番まで2桁の日数となりました。

早いですね…

 

1年前にコーチングで話していた頃と比べ、6年生は本当にしっかりとしてきました。

「お休みはいりません、余暇も勉強します。」「苦手分野を補強するための教材を教えてください。」

「自由記述の課題もしっかりやります。」「この記述がなぜ4点引かれるのか教えてください」など…

 

1年前はお休みと余暇の交渉に明け暮れていましたが、逞しいものです。

大人の1年と子どもの1年は本当に違うのだなあと思わせられるとともに、私自身もそんな6年生たちから日々刺激をもらっています。

 

さて、過去問学習も中盤に差し掛かってきた頃かと思います。

 

解いたら直しを行うことは言わずもがなですが、意外と見落としがちな振り返りポイントを下記にまとめておきます。

過去問学習の参考になりましたら、幸いです。

 

①時間配分は適切か。

 

 

解かせているときの様子もたまには観察するようにしましょう。

特に国語では、お子さんが解いているときの時間配分への意識を注視してください。

片方の読解に時間を使いすぎてはいないか。

抜き出し問題を探すのに時間をとられてはいないか等…

 

元来の実力であれば合格点をとれるのに、時間配分を誤ったために大失点したということは往々にしてあります。

 

②解く順番を意識しているか。

 

私は中学受験~入社してからの試験に至るまで、苦手単元は後回しにするということを徹底して行ってきました。

こんなことを言ったら身も蓋もありませんが、苦手なものは苦手あるいは嫌いなまま本番を迎えることが多いです。

最後まで中受の立体図形や高校の物理計算、FPだと不動産関連は好きになれませんでした。

 

時間配分とも関連しますが、解く順番(あるいは後回しにする単元)をあらかじめ約束事として決めておくと、得意な単元に時間を回せることができ、過去問演習の最適解を得ることができます。

 

③記述や漢字の採点は心を鬼にして。

 

入試は1点の中に何人もいる世界です。きっと、漢字の誤字脱字で涙を呑んできた先輩たちも少なくないでしょう。

とにかく性格が悪いと思われても良いくらい、厳しくシビアに採点をしていきましょう。

これは本番で涙しないための練習だと思ってください。

記述の中で漢字で書けるものをひらがなで書いていないか、字数指定は8割(字数指定のないものも回答欄の8割)を埋めることができているか。

自信を付けさせるために甘くすることも手なのかもしれませんが、それは虚像です。

本番でどうかという視点で行っていきましょう。

 

④単元丸ごと副教材で。

 

その学校で毎年狙われ、毎年得点できていない単元。

その学校でしか出ない主題形式があり、得点できていない場合。

 

この2つは副教材を用いて、丸ごと復習が必要な単元となります。

レベルや単元によってどの副教材が良いかはまちまちなので、詳しくは記しませんが、その学校が求める人物像に近づいていく以上、その学校で毎年狙われる単元や独自の出題形式に対応を打つ練習は必要不可欠です。

 

⑤最後に

 

④が必要な場合、塾の講座受講については慎重に検討しましょう。

そして、一喜一憂し、時の感情に任せて大きな判断を下すことはやめましょう。

 

全受験生に幸あれ。

2023年11月03日 15:47

リセマム Editors’ choice 2023」に選出されました

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

受験まで残り2桁の日数となりました。

模試や過去問が続き、一喜一憂しがちかと思いますが、このフェーズで大切なことは常に冷静を保つこと。

 

よくよく考えてみてください。

模試は学校別模試を除き、様々な志望校を持つ受験生が集まるので、点数が悪かったと言っても、合否に直結するわけではありません。

過去問は過去の受験生が3か月後に解いたデータです。ここから上がればよいだけです。

 

大切なことは出た結果を受けて、悲観的になったり、志望校変更を安易に考えないこと。

やるのは大人ではなく、お子さんです。悲観的な状況ばかりを語ってもやる気はあがりませんし、無理に志望校をとりあげることは何よりもモチベーションの低下を招きます。

 

志望校の変更はご本人が「変えたい」と申し出たときのみ。

 

お子さんのモチベーションと体調を最優先に考え、大人は冷静な分析とその手立ての考察に徹すること。

これのみです。

 

さて、この度タカベルは毎年10社(団体)が選出される「リセマム Editors’ choice 2023」の学びサポート賞に選出されました。

一重に、日頃よりご愛顧いたただいておりますご家庭の皆様のご尽力あってのものであると思っております。

 

創業から3年が経過をしようとしております。

これまで、子どもの心に寄り添い、後悔のしない中学受験をモットーに運営しておりました。

 

この受賞を励みに、気は抜かず、受験ご家庭にとってのさらなる最適解を探るべく、スタッフ一同、また心をあらたに精進してまいります。

 

全受験生に幸あれ。

https://resemom.jp/article/2023/10/20/74284.html

2023年10月25日 21:05

来年度の申し込みスケジュールについて

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

受験まで残すところ、100日余りとなりました。

タカベルでも全ご家庭で過去問学習が始まり、日夜添削と面談を行っております。

 

大切なことは後悔しない形で中学受験を終えることです。

 

熱望校を受けられずに終わった。

併願校選びを誤った。

1回も見ていない学校に通うことになった。

時間配分や捨て問の戦略・対策が甘かった。

志望理由書の精度が甘かった。などなど…

 

どれも避けたい話です。

 

中学受験はゴールではありません。

子どもたちの人生は中学受験の先もまだまだ長く続きます。

 

合否ももちろんそうですが、「100%を出し切れなかった」「あれをやっておけばよかった」という感情を残したまま進学をしてしまうと、その先の長い人生に影響を及ぼします。

 

残り100日、親御さんのマネジメントが全てを握るといっても過言ではありません。

タカベルも1問1問に拘り、分析と提案に尽力していきます。

 

さて、来年度のお問い合わせも多く頂戴しております。

5年生以下の新年度お申込みスケジュールは下記の通りです。

 

来年度のお申込みについては、下記のようなスケジュールで実施となります。

・一次募集→対象:現在タカベルに在籍中の小学1~5年生

現在在籍中のご家庭には来年度のメニューを公表し、来年度優先申し込みを受付中です。

・二次募集→対象:11月末までに無料面談をお申込みのご家庭

11月末までに無料面談をお申込みのご家庭には、三次募集に先駆け、優先枠を確保できます。

・三次募集→対象:全ご家庭

12月中旬にHP上で2024年2月~のメニューを公表いたします。

興味のあるプランがある場合、お早めに無料面談をお申込みいただくことをお勧めいたします。
 

2023年10月20日 17:07

過去問を行う上の心構え

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

タカベル在籍中のご家庭でも過去問がスタートし、昼夜その分析に明け暮れています。

 

本日はこれから残り4か月の過去問学習での心構えをまとめておきます。

 

①満点を目指す戦い方・家庭学習はやめましょう。

 

多くの学校で合格最低点は6~7割に設定されています。

これは裏を返せば、3~4割は落としてもよいということです。

この視点にたてば、例えば苦手分野は(1)までで打ち止めにし、得意分野は全部解く。

余った時間は自信がない問題の見直しに充てる。

こうした満点ではなく、合格のための戦術を取っていきましょう。

満点を目指す戦い方をすると、すべてを解こうとします。苦手分野を一生懸命考えていても、点数と時間を失うだけです。

意中の学校で毎年出る速さの単元が苦手。でも毎年(1)は取れる。

のであれば、得意分野をさらに強化したり、他の科目に家庭学習の時間を回すほうが吉の場合もあります。

残り4か月、最適な学習を模索していきましょう。

 

②配点の高い問題はしっかりと対策をとる。

 

当然、配点の高い問題に時間をかけることがコスパ的には良いわけです。

 

例えば、昨今増えてきつつある自由記述問題。

いわゆる「あなたの体験談を交えて、書きなさい。」問題ですね。

これは配点が高い問題となります。

 

昨今の大学入試制度改訂に伴い、思考力・表現力が一層重視されるようになりました。

また、この問題を出してくる意図としては、受験生の人となりを知りたいという点もあります。

面接を課さない学校にとっては、ペーパーだけでは人物を探ることはできません。

 

こうした問題は私共はある意味で「サービス問題」であると位置づけています。読解力が多少秀でていなくても、自己開示をするだけで得点がもらえる。そして、何よりも書き方に型がある。加えて、配点が高い。

 

こういう類の問題は模範解答を読んでも通用しないので、積極的に添削を受けにいきましょう。私共は面接の想定問答集のみならず、自由記述の予想題材を受験生にお配りしております。

 

③理社を国語で解く学校なのか、否か。

 

理科・社会の問題でその学校の求めている人物像がある程度読み取れます。

 

知識を多く知っている子を欲しいと思っている学校は、知識や言葉を多く聞いてきます。

ロジックだった子を欲しいと思っている学校は、グラフや表の読み取り問題を多く聞いてきます。

受験以外の知識を知っている子(興味関心の幅が広い子)を欲しいと思っている学校は、日本の伝統行事や料理を置く配置などのテキスト外の知識や時事問題を多く聞いていきます。

 

しかし、読解力を理科や社会で聞いてくる学校も増えています。

 

長文のリード文を読ませ、その中に問題を解く上でのヒントを仕込んでいる。これは読解力で対応をさせようというタイプの問題です。

知識を多く聞いてくる学校にはまずない傾向です。なぜなら問題数が多く、処理能力を求めてくる学校の場合はリード文をいちいち読んでいたら、時間がとてもではないが足りないからです。

 

その学校を攻略する上で、何を意識して勉強していかなければならないのか。

それは学校によってさまざまなわけです。これが偏差値では測れない逆転が起きる要因なのです。

 

残り4か月となりました。

家庭学習も過去問も時間配分が肝です。

 

頑張りましょう。私共にも追い込みの時期がやってまいりました。

 

※本年度は既存のご家庭へのサービス維持の観点から、募集を停止いたしました。2024年2月~はプランによって予約を開始しております。無料面談フォームよりお申込みいただけます。

2023年09月30日 13:49

受験もアレの精神で

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

来年度のメニュー策定や6年生をはじめとした既存のご家庭の対応等に注力を行うため、今年度は新規入会を停止いたしました。

 

2024年2月~のお申込みに先立った無料面談は随時受け付けております。

今年度は5月でスーパー家庭教師、6月で過去問分析プランとコーチングサービスが埋まりましたので、この3つのプランをご希望の方はお早めのお申込みを推奨しております。

 

さて、9月も中盤に差し掛かりましたが、暑さが一向に収まる気配がなく、運動会練習などで勉強のリズムが崩れてきたご家庭も散見されます。最も大切なことは体調管理ですので、根詰めすぎずに体と相談しながら、無理のない学習計画を組んでいきましょう。

 

9月も中盤に差し掛かったということは、プロ野球のシーズンも終盤戦を迎えました。

阪神の優勝で世の中は沸いておりますが、G党の私としては大変悔しいシーズンとなりました。

 

しかし、原監督も認めていたように監督のマネジメントが物を言ったシーズンと言えると思います。

優勝を過度に意識させないように「アレ」とあえてぼかし、ここまでのチーム作りを行った岡田監督の手腕は見事と言わざるを得ません。

 

中学受験でもこの話は通ずるものが多々あると思います。

もちろん目標設定は大切ですが、それがプレッシャーになってしまっては本末転倒です。

6年生のこの時期ですと、子どもなりに意中の中学校はあり、それに向かって日夜勉強に邁進していることかと思います。

 

しかし、過度にその学校を意識させる発言をすることは禁物です。

「このままだと、意中の学校に受からないよ?」や「合格最低点と30点足りないから、その30点分を埋めて絶対に第一志望合格を目指そう」などなど…

 

これで奮起を促そうという手法は昭和の教育です。

 

令和の子たちはこれでは動かないどころか、逆にやる気を失います。

 

声かけの原則は「前向きかつ具体的に、目標を意識させすぎないこと」です。

 

「大丈夫、大丈夫。これから速さを特訓していけばより高みを目指せるよ。」

「次に過去問を解くときに悔しい思いをしないように、振り返りノートを作ろう。」

 

などなど…

 

過去問で点数がとれなかったり、模試で結果が奮わなかったときの親御さんの不安な胸中は理解できます。

しかし、それをぶつけても何の解決策にもつながりません。

 

昨年、反抗期真っただ中のお子さんを持つご家庭を担当させていただきました。

入試本番の直前、「お母さん、今日は一緒に寝てもいい?」と言ってきたそうです。

 

それくらい不安なのはお子さん自身です。

 

親御さんや私たち指導者は入試本番に試験会場に座ることは叶いません。

戦ってくるのはお子さんです。

 

そのお子さんが本番で100%の力を発揮するためにどう4か月半を導いていくのかという視点を忘れることなく、第4コーナーを走り切りましょう。求められるは「アレ」の精神です。

 

※5年生以下のお子さんは、「アレ」を見つけるために、多少組み分けやマンスリーを犠牲にしてでも、学校をたくさん回りましょう。目先の結果よりも、長期のモチベーションを得る方が中学受験はうまくいきます。

2023年09月16日 12:34

残り5か月…

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

今年の2月に2期生の合格を見届けたばかりと思っておりましたら、気が付けば3期生の受験まで残すところ5か月となりました。

本当に時の流れは早いものです…

 

前ブログで記したように、ここから先は積み上げられることは積み上げ、あとは志望校の求める人物像にいかに近づいていけるかの戦いとなります。

 

根本的に理解が不足している単元の見極めと、学校に応じたテスト戦術を身につけることでクリアできる問題に選別を行い、1点でも多く獲得できるように近づけていくフェーズです。

 

平日2日~3日+土日の通塾に加えて、最も重要な上記作業を並行して行っていかなければならないので、時間管理とスケジューリングも極めて重要な要素となります。モチベーション維持もそこに加わるので親御さんのかじ取りの難しさは想像に難くありません。

 

そこで、効果的なテスト分析→家庭学習のやり方についてご紹介いたします。

毎月50枚以上×4科目の分析を行っている手法の一端をお示しします。

 

①まず解答用紙を見て、間違えた問題に着目をします。

②該当の問題の正答率を確認します。

③正答率40%以上の問題(偏差値60をターゲットにする場合)を中心に深堀をします。

④問題用紙を確認します。

⑤解いている形跡を見て、算数ならば、ケアレスミスなのか単元の理解不足なのか時間が足りなかったのかを一問一問メモします。

 ケアレスミスにもさまざまな種類があります。

 例:最後の最後で計算ミス。問題を読まなかったことによるミス。誤った情報を線分図に記録してしまったなど…

 

 国語ならば、2択まではしぼれていたのか。語彙力が不足していて、選択肢の絞り込みができなかったのか。傍線部前後の読み込みが甘かったからなのか。

 心情を説明する問題では、その心情に至った理由が要素として不足していたのかなど…

 

 このように成績向上の打開策は解答用紙だけではなく、お子様の問題用紙にヒントが隠されています。

 

⑥間違い直しノートを間違えた理由と共に作成をしておくと良いですね。

⑦単元理解が不足しているところはマルっと復習。ケアレスや時間不足に伴うミスは時間配分や余白の使い方など、戦い方の再考。

 

この一連の作業を過去問学習が終了する入試直前まで繰り返し繰り返しトレーニングを重ねていくことです。

過去問は正答率が不明なため、そこの選別がむずかしいところですが、大問の応用問題で無理な深追いはやめましょう。

6年生はテスト中だけでなく、家庭学習においても時間との戦いです。

 

 

5年生以下もこの作業は重要です。毎回のように目まぐるしく新出単元を学ぶことになりますが、単元こそ変われど、テストへの取り組み方は毎度毎度、そう大差はありません。ケアレスミスをしがちなお子さんはテストが変わってもケアレスミスをします。

語彙力が不足しているお子さんは次のテストでも語彙力が関わる読解の選択問題に躓きます。

 

重要なことは健康診断であるテストのデータをしっかりと分析し、次のテストで改善できるようにするために、その方策を家庭学習に落とし込むこと。

 

今年度からタカベルでは過去問分析サービスを開始しますが、毎年のその学校の傾向はスタッフが綿密に分析を行い、上記一連の作業を私が行うという具合に役割分担をして、受験生の第4コーナーに対応いたします。

 

暑い日が続くとともに、またコロナなども流行り始めたようです。

体が資本ですので、体調優先で走り切りましょう。

2023年09月01日 14:59

今年も過去問シーズン到来

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

長きにわたった夏期講習、大変お疲れさまでした。

早速、その効果測定の場である組み分けテスト、首都圏模試、SO、合不合が来月初頭から中旬に続々と開催されます。

 

ここで思うような結果が出ないと落ち込む気持ちは大変よく理解できますが、特に6年生は周りも勉強量を多く積みあげてきているので、致し方ありません。

その時に、親御さんが平常心でいることがこの先の戦いにおいては最も重要です。

 

一番不安なのは戦っているお子さん本人であるという視点、5か月後に自信とやりきった感を胸に試験会場に座らせるという視点。この視点をもって、第4コーナーを伴走してあげましょう。毎年記していますが、親御さんのメンタルマネジメントがここからの成否を左右すると言っても過言ではありません。

 

さて、これら模試の結果を踏まえ、受験校ラインナップ第一案がかたまり、いよいよ過去問シーズンへと突入します。

タカベルでも分析班を入れ、今年から過去問分析サービスを展開してまいります。

余談ですが、年末年始までノンストップで活動を行うためこの夏休みは人生至上最もリフレッシュを行いました。

 

この過去問は受験業界に身を置く方々で様々な意見があることは承知しております。

「1回出た問題だから、2度と出ない」という意見。

「その学校で出た問題だから、とことんやりこむべき」という意見。

 

どれも傾聴に値するご意見であると思います。

 

私どもタカベルは、この過去問トレーニングを「その学校の求める人物像に近づくためのトレーニング」と位置付けています。

平たく言うと、「どれだけその学校が求めていることを知ることができるか」ということです。

 

私の母校で言えば、一見国語の記述が書けなければいけないというところに目が行きがちですが、国語の合格者平均点と受験者平均点に大きな乖離はないので、実は算数が合否を分ける科目であるということが伺えます。

 

また、女子学院さんや慶應中等部さんなどの学校はスピード勝負、白百合さんや鴎友さんなどの学校は理系科目でも表現力を求めてくるなど。

 

学校が求めてくる能力は何で、何の科目が特に合否を決定づける科目なのか。

これをじっくりと見定め、それに向かってトレーニングしていくこと。

 

モチベーションとともに、この作業が残り5か月は大変重要な要素となります。

なので、過去問は各学校の時間配分や頻出範囲が言えるようになるくらいやりこむことが重要と考えています。

 

最後に過去問学習において、オススメの勉強法の一端をお示しいたします。

 

①間違い直しノートを学校ごとに作成する。

→問題も貼りましょう。

 

②課題を書かせる。

→大問1で失点してしまった。全体的な時間配分を間違えた。電気と抵抗の単元は太刀打ちできるレベルにない等…

 

③課題に対する解決策を書かせる。

→大問1で失点しないために、余白の使い方に気をつける。物語22分以上解かない。電気と抵抗はシリーズで解きなおす等…

 

④次の過去問学習の直前に前回の課題を見てから、解く。

→必ず③の振り返りを行ってから、着手しましょう。

 

過去問学習は就職活動でいうところの「企業研究」と「自己分析」に非常に近しいものがあると感じています。

入社したい企業を徹底的に研究し、今の自分のパーソナリティーと照らし合わせる。

もちろん、そこに合う合わないがあるから、ミスマッチもおきます。

 

過去問を解く中でも、求めてくる人物像(問題傾向)に合わないということも多々あるでしょう。

そうした時に大切なことは素早く判断をすること。学校を差し替えるのか、そのまま挑むのか。

 

こうした判断も含め、9月以降は親御さんの双肩にかかっていると言っても過言ではありません。

2023年08月26日 09:09