夏休みで差がつく要素
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
ものすごい暑さですね…
先日、オンラインコンサル中にクラっと来てしまいました。
冷房をつけた室内でも油断禁物。
我がタカベル担当のご家庭も、熱中症気味になったお子さんや室内との温度差で風邪を召されたなどのご報告を頂きます。
特に6年生は尋常ではない勉強量を重ねる毎日だと思いますので、くれぐれもご自愛ください。
さて、夏休みは時間の使い方がカギを握るというのは再三記してまいりました。
本日は夏休みで差がつく要素をまとめてみたいと思いますので、受験生やカリキュラムが厳しさを増す5年生の参考になりましたら幸いです。
①生活面
・起床時間と就寝時間を決めましょう。毎日がバラバラだとなし崩し的に生活リズムが乱れてきます。
・自由時間を決めましょう。6年生は言わずもがなですが、5年生といえども一部の塾では半端ない拘束時間です。
勉強漬けの毎日を過ごしていると気が滅入ってしまいます。親御さんや塾の干渉を受けない時間の確保はモチベーションアップに必要不可欠な要素です。
私共のコーチングではこの3つの時間に加え、タスクとタスクの間の休憩時間は約束事として定めています。
②勉強面
・6年生は帰宅後の理数科目の復習と基礎知識の上積みがポイント。
6年生は朝から夕方まで、もしくは昼から夜までなど、半日以上の拘束時間になっているかと思います。
疲れて帰ってきたあとに自宅学習に充てられる時間はわずか。そして、脳の回転もよくない状況下での勉強です。
やることを絞りましょうという提案です。
算数の宿題・国語の読解の解きなおし・理科の苦手分野の補強・コアプラス…タスクを書きだせばきりがありません。
個々人によっては全科目の底上げが必要なこともあるでしょう。
しかし、私共は6年生といえども夏はまだ基礎固めの重要な時期と位置付けています。
そして、各塾さんとも講習の前半は実践問題ではなく、各単元の総おさらいの時期かと思います。
したがって、帰宅後は算数と物理・化学の授業内で扱って間違えた問題とそのお子さんに応じたレベル感の理数問題(授業では扱っていない問題)と漢字・語句・語彙・社会・生物・地学の副教材で1日を終わらせています。
あれ、結構多いじゃんと思うかもしれませんが、時間がないご家庭は社会・生物・地学の副教材(4まとやメモチェやコアプラス)は口頭の確認でよいですよと伝えております。
算数と理科の復習で約2時間~2時間30分。漢字・語句・語彙・社会・生物・地学で合計1時間30分(朝も含む)を目安に学習スケジュールを組んでいます。
・5年生は新出単元の腹落ちがポイント。
ほとんどの大手塾で「比」を学習すると思います。5年生の夏以降で差がつく超重要単元となります。
いままで割合・図形・速さの入試頻出7分野の3つを苦としていなかったお子さんもつまずきを見せる領域です。
2学期のスタートダッシュを図るためにも、復習単元よりも新出単元の復習に特に注力していきましょう。
(こんな提案をするのは本当につい最近からです…従来は復習単元寄りのスタンスでしたが情勢が変わってきました涙)
また、サピックス生をはじめとして、先取り学習を進めるご家庭も増えてきましたね。
昨今のカリキュラム情勢をみると致し方ない動きですが、これは慎重に検討しましょう。
先取りは良い面・悪い面があるだけでなく、まずは今の消化不良がほとんどないお子さんであることが前提となります。
また、他科目に課題を抱えている場合は、そちらを最優先にすべきです。(特に読解の精読)
まずは習ったことを遅くとも次の日の通塾日までにキャッチアップすること。これが至上命題となります。
長くなりましたが、まず体調管理と時間管理があってのスケジュールの落とし込み。
長い夏休み。1分1秒を大切に駆け抜けましょう。
追伸…先日クイックティーチャーの代表と5時間にわたり、はしご会食を行ってきました。教育にテクノロジーを駆使した革新的なサービスを打ち出されており、「こんなサービスもあったらよい」「ここをこうしたらどうか」などと話していたら、あっという間に時間が経過していました。タカベルの方でも導入できそうなサービスがありましたので、進展がありましたらリリースを行います。