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組み分けと合不合では勉強法が全く異なる

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

1月4日~ほぼノンストップで活動をしていたため、本日は午後休・明日は終日お休みをいただき、鈴木とリフレッシュをしてまいります。

 

お問い合わせやお申し込みに対する返信は14日以降になりますこと、ご了承ください。

 

さて、6年生は合不合判定が返却されました。

 

タカベルに在籍していて、合不合判定を受けた6年生15名の3月組み分け平均と合不合の平均を比較したら、4科偏差値で約4ポイント上昇することができました。

 

もちろん、組み分けは内部生が中心。合不合は外部生の受験者もいることから一概には言えませんが、合不合を見据えて宿題を間引き、副教材を導入してきた成果が出て安心したとともに、お子さんたちの成長には関心させられるばかりです。そもそも4年生から見てきた子が合不合を受けるだけでも、感慨深いものがあります。。。

 

組み分けテストはご存じの通り、範囲が定められたテスト。

合不合判定テストは、範囲無制限のテスト。実力が試されるテストになります。

 

この2つテストに向けた勉強法の最も大きな違いは何か。

それは各科目の「基礎学習」の積み上げと「苦手分野」の克服です。

 

特に、「基礎学習」。

 

合不合は実力テストですから、特定の範囲に偏るわけではありません。

したがって、各科目の基礎学習をどれだけ積み上げてこられたかが、ポイントになります。

下記をチェックリスト代わりに、次回の合不合のご参考にしてみてください。

 

 

・□の計算や単位換算や分配法則など、トリッキー計算問題を家庭学習に盛り込む。

・GWなどを活用し、算数の重要問題チェックなどの1行問題を1周。(苦手分野は除く)

・漢字と語句文法は基軸となる教材を決めて、それを繰り返す。

・読解に必要な語彙教材を1日5~10個盛り込む。

・マスターテキストなどを活用し、理科は生物・地学から積み上げを図っていく。

・(昨今無視できない、実験考察系の副教材もできるとなおよい。)

・社会は4まと。地理・歴史基礎編を8割こたえられるように。

・(統計や年表トレーニングもできるとなおよい。)

 

組み分けテストでは取れるのだが、合不合になると落ち込んでしまう原因は基礎学習の徹底にあります。

それは単純に実力テストであるためです。

 

また、実力テストであるという観点で見ると、「苦手分野」の克服も見逃せません。

 

理数科目が圧倒的だと思いますが、苦手分野の克服を行うためには教材レベルを下げなければなりません。

 

5年生などの教材を活用し、まずは「割合・平面図形・速さ」等重点補強分野に苦手を抱えている場合は重点的に行っていきましょう。

 

合不合で点を取るための勉強に徐々にシフトチェンジを図ることが最終的には究極の実力テストである入試につながってきます。

そのためには、全員一律で出される宿題を闇雲に行うだけでは、得点向上にはつながってきません。

 

テストの終わりは次なるテストの始まり。

解答用紙の分析を行い、出た課題を改善するための学習計画を策定。そして、実行。

 

来週から始まる合不合フィードバック面談にそなえ、束の間の休息をいたします。。。

 

 

2024年04月12日 10:05

Youtubeチャンネル公開について

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

テスト後のお子さんに対して使うべきコーチングテクニックについてご紹介いたします。

 

①バックトラッキング(オウム返し)

 

NG例

 

お子さん:「今回のテスト難しかった…」

親御さん:「社会の詰めが甘かったからね。」

 

OK例

 

お子さん:「今回のテスト難しかった…」

親御さん:「今回のテスト難しかったんだね」

 

②暗示スキル

 

NG例

 

お子さん:「もうだめかも…」

親御さん:「勉強量増やさないとね。」

 

OK例

 

お子さん:「もうだめかも…」

親御さん:「これから積み上げていけば、全部の学校合格できると思うよ。」

 

 

コーチングで大切なことは、褒めることでもけなすことでもありません。

今後どうしていかなければならないのか、本人が気づくように促すことです。

 

親御さんや指導者が、「勉強量増やさないとね」と正解を与えては決していけません。

 

大切なことはこどもの発言を承認し、未来に向けた暗示を与えること。

 

ぜひご活用ください。

 

これは授業でも同様。

 

お子さんが「あっ、そういうことか!!」「なるほど!!」と思った瞬間こそが成績が向上するその時です。

 

これを実現するためには、教え込みではいけません。コミュニケーションの中から、この瞬間に至るプロセスこそが最高の授業です。

 

保護者の方に音声のご了解をいただき、タカベルの授業風景をyoutube上にアップいたしました。

 

今後も動画の数を増やしていきますので、ぜひともご視聴いただけますと幸いです。



https://youtu.be/8KPT_XDvkVQ?si=CYBqRl25dJS3_Abi
2024年04月08日 09:33

ご家庭でもできるテスト分析(テスト前編)

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

初めての合不合判定テストお疲れさまでした。

ダイレクトに合格確率〇%と出されてしまうので、一喜一憂しがちですが、大切なことはテスト後の動きです。

 

水曜日の夕方に採点済み解答用紙・正答率・成績表がアップされることでしょう。

 

さて、ご家庭が注目すべきは、「成績表」ではなく、「問題用紙と解答用紙」です。

 

下記に私が面談で実践しているテスト分析のやり方をお示しいたします。

 

 

①本番前に、ご家庭もしくはお子さんに誤っていると思った選択肢は消してくることを指南。(国・理・社)

 

②本番前に、必ず途中式は残してくることを指南。(算)

 

③本番前に、必ず読解で重要だと思う箇所に線を引いてくることを指南。(国)※子どもによるので、説明は割愛します。

 

この3つを本番前に行っていただいている意図をご説明いたします。

 

まず、①。

 

これは、「真の理解」を計測するためであります。

 

例えば、国語の読解。

 

アが正解。

イが正解に近いダミー選択肢。

ウとエは的外れな選択肢。

 

イを選んで間違えたのか、ウとエを選んで間違えたのかでは、それを改善するためのアプローチが全く異なってきます。

 

イを選んで間違えたのであれば、要旨は捉えられているが、語彙力不足が想定されます。

ウとエを選んで間違えたのであれば、要旨をつかむトレーニングが不足しているのかもしれません。

もしくはブランクであった場合、読むスピードや時間配分がまずいのかもしれません。

 

このように、同じ間違いでもどの選択肢を選んで間違えたのかによって、今後の学習計画は大きく変わってくるわけです。

 

次に、②。

 

途中式と筆算を残してくる。

 

これも①に近いアプローチです。

 

筆算を省略しての計算ミスなのか。

筆算は書いての計算ミスなのか。

 

これだけでも大きく性質は異なります。

 

筆算を省略しての計算ミスの場合は、日ごろから省略している可能性が高いため、これが改善ポイントになります。

一方、筆算をしていたのに計算ミスをしていた場合、そもそもの計算力に課題があるという話になります。

 

もう少し踏み込みます。

 

例えば、場合の数の問題。

 

1・2・3・4・5の5枚のカードから3の倍数になる3ケタの数字を作りなさいという問題。

 

(1・2・3)→6通り

(1・3・5)→6通り

(2・3・4)→6通り

(3・4・5)→6通り

 

と解いていればよいのですが、

 

(1・2・3)

(2・1・3)

 

とダブりを書き出してしまうケースや、

 

(2・3・4)

(3・4・5)

(1・2・3)

 

など書き洩らしてしまうケースなど。

 

ダブりを書き出した場合は、解法が不十分。

書き洩らすケースは、書き出すときの規則が定まっていない(小さいほうから?大きい方から?)。など…

 

 

テスト分析とはここまで行ってのテスト分析であると考えます。

 

 

成績表を眺めているだけでは、成績は上がりません。

正答率と自分の答案だけを比較しているだけでは、真の原因を探ることはできません。

 

 

であるからこそ、我々は問題用紙の証跡には一番注目をしています。

 

(続く…)

 

※公式LINEにメッセージかスタンプを送信いただいた方には、間違い直しのやり方を配信しております。

メッセージかスタンプを送信いただかないと届きませんので、ご注意ください。

 

https://lin.ee/QENmJgG

2024年04月07日 14:15

成績を上げるたった1つの重要なこと

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

新生活🌸

来週から学校も本格始動し、心機一転がんばるぞというお子さんも多いかと思います。

 

しかし、受験界に身を置く6年生に目を移せば、明日は第1回合不合。

来週はサピックスマンスリーテスト。その3日後に第1回SO、第1回首都圏模試。

 

4月は初めての模試と塾内テストのラッシュ。

学校では新学年なので、「気持ち新たに」といきたいところですが、受験界ではリアルな数字を突き付けられる。

 

様々な感情渦巻くのが毎年6年生の4月という時期です。

 

さて、学年を問わず、成績を上げたくないというご家庭はないのではないでしょうか。

 

どうすれば成績が上がるのか。日夜、私達にはそんな相談が寄せられます。

 

成績とは周りとの比較、相対評価。自分でいくら頑張ったという絶対評価があったとしても、成績にはつながりません。

 

当たり前ですが、周りに差をつけることができなければ成績向上は見込めないわけです。

 

そして、学年が上がれば上がるにつれ消化不良が重なった状態での戦いになるので、頑張ったとしても伸び率は限られてくるのが現状です。

 

しかし、今からでもたった1つのことを意識すれば、成績は上がっていくことでしょう。

 

それは、「間違えた問題」に対する向き合い方です。

 

できる問題ばかりを繰り返していても成績向上にはつながりません。

極端な例ですが、中学受験に臨む新4年生が、2けたの足し算ばかりを解いていても、成績にはつながらないわけです。

 

間違えた問題こそが、その子にとっての最良かつオリジナル教材になるわけです。

 

しかし、毎週基礎を強化するだけの宿題が大量に出され、提出を義務付けられる。

そして、間違えた問題へのアプローチまで手が回らない。

 

これでは当然成績にはつながってきません。

 

なぜなら、「こなす」だけになっているからです。

 

そして、こうした状態になると心配なのはお子さんのメンタル面です。

 

「自分では頑張って宿題を一生懸命取り組んでいるのに、成績につながらない。。。」

「どうせやっても、無理だ。。。」

 

このような思考になってしまったら、元も子もありません。

そもそも中学受験がゴールではなく、人生はその先も長く続きます。

 

私も少なからず中学受験で心に傷を負った一人です。

 

こうした負のスパイラルに苦しんでいるお子さんを一人でも多く救いたいがためにタカベルを創業しました。

 

創業3年間で約2000枚の週間学習スケジュールの作成と効果測定をする中で、「間違った問題」に対する向き合い方のメソッドを確立しました。

 

重要なことは、

 

①間違った問題の管理。

②間違った問題の直しの仕方。

③間違った問題の直しをいつやるのか。

 

宿題よりもこれを優先して取り組んだ方は、圧倒的な結果で羽ばたいていきました。

 

オススメの副教材や過去問をいつ解くのか等は単なる小手先の手段に過ぎません。

それをこなしているだけでは、差をつけるまでには至りません。

 

そして、モチベーション自体も上記の3つをクリアにしていければ「できなかった問題が解けるようになった」と自然と上向いていくものです。

 

であるからこそ、コーチングや家庭教師を導入するよりもまず、ご家庭が勉強法について学び、落とし込む。

その土壌を整えたうえで、コーチングや家庭教師・個別指導でダメ押しをする。

 

これが私の考える必勝パターンとなります。

 

長々となりましたが、情報が氾濫している中学受験界。

 

「間違えた問題」に真摯に向き合うことが何よりの近道であることを忘れず、そしてテストの結果に一喜一憂するとなく、本当に大切なことに目を向けて、一日一日の学習を丁寧に取り組んでいきましょう。

 

 

2024年04月06日 13:14

スーパー家庭教師の定義

GKADORkaAAArSip

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

昨日、スーパー家庭教師 鈴木 大介による「理数オンライン集団授業 ベルスク」の開講をアナウンスいたしました。

早速、4月21日(日)の無料体験をお申込みいただきまして、誠にありがとうございました。

 

「1人1人に手厚く」をモットーのしていますため、各学年10名と定員を絞らせていただいております。

まだお済でない方は、HPより無料面談をお早目にお申し込みください。

 

さて、私共は昨年度から3段階に分けて家庭教師をランク付けし、サービスをご提供させていただいております。

 

一般的にランク分けと言いますと、「○○中学に〇名合格実績あり」などの成果でランク分けと思われるかもしれませんが、私共は全く異なる観点で家庭教師をランク分けしております。

 

それは、子どもの「モチベーション」をどこまで高められるかどうかで判断をしております。

 

どんなに良い授業かつ分かりやすい授業であったとしても、効果的な家庭学習計画や本人のモチベーションがベースになければ、十分な効果を発揮できないという考え方を出発点にしています。

 

であるからこそ、私たちは家庭教師ではなく、コンサルティングを創業の出発点にし、まずは効果的なスケジューリングと勉強法を提供してまいりました。

 

そして、その学習計画をモチベーション高く行ってもらうため、「コーチング」でお子さんに働きかけをしてまいりました。

 

ここまでの環境整備を行い、最後に家庭教師の利用をお勧めしております。

 

いきなり家庭教師を営業することはありません。

 

それほど、学習には確かな計画と学習者のやる気が重要であるというスタンスです。

 

さて、ここまで長くなりましたが、この理念を十分に理解した講師が「スーパー家庭教師」ということになります。

 

体験授業からの非継続率は0%。今年度残り1枠。

 

授業が終わった後の親御さんの感想は、

 

「今まで一人で勉強なんてしたことなかったのですが、早速嬉しそうに復習をしていました。」

「授業を前のめりに受けているのを見て、こういう授業を受けさせたかったんだなと思い、見ていました。」

 

上記のようなありがたいお言葉を数多く頂戴しております。

 

オンライン家庭教師は親御さんも常に見る(聞く)ことができるので、ブラックボックスにはなりませんし、上記のご感想は親御さんにも見学いただいた感想になります。

 

鈴木 大介が講師として行う、「予習型オンライン集団授業 ベルスク」の詳細は下記の通りになります。

 

塾よりも先行して予習を行い、成績とモチベーションアップの春にしていきましょう。

 

 

<以下HP引用>

 

4月21日(日)に4~5年生限定で集団授業無料CPを実施いたします。 5月の正式開講前にオンライン集団授業とは何たるかを体験できる貴重な機会となっております。
各学年先着10名までお申し込みを受け付けます。
お気軽によりお申し込みください。

<日付>
4月21日(日)

<時程>

時間 学年・科目
 9時00分~10時30分 4年算数
10時40分~11時40分 4年理科
13時00分~14時30分 5年算数
14時40分~16時00分 5年理科


<内容>
4、5年生ともに予習シリーズ上巻 第11回

<持ち物>
筆記用具、該当学年の予習シリーズ上巻、ノート

<料金>
無料

<定員>
各学年10名まで(上限に達しましたら、募集を締め切ります)

<お申込み方法>
無料面談よりお申し込みください。

2024年04月02日 18:16

【重大告知】スーパー家庭教師によるオンライン集団授業開講

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

本日は4月1日。タカベルも創業4期目に突入しました。

 

ここに至るまで数多くのご家庭と出会い、支えて頂いたことに御礼申し上げます。

 

創業4期目も1組1つのご家庭に対して全力投球することをお約束するとともに、4期目もより発展していけるよう、スタッフ一同一層の研鑽を積んでまいります。

 

在籍中のご家庭におかれましては、4期目もタカベルの教育活動にご理解賜れますと幸甚です。

 

さて、創業4期目を記念して、タカベルのスーパー家庭教師 鈴木 大介による新サービスをお届けいたします。

 

 

その名も通称「ベルスク」

 

 

一言でいえば、4・5年生向け理数オンライン集団授業になります。

 

1クラス10名に定員をしぼり、予習シリーズを活用し、大手塾に先んじたカリキュラムで運営してまいります。

 

なぜ、この講座を開設するに至ったか。

 

理由は大きく3つあります。

 

一つ目は、昨今の予習シリーズの難化があげられます。

 

個人的な体験談となりますが、私は中学受験時代、サピックスに通っていました。

 

サピックスは授業当日に教材が配付されるため、予習を行うことができません。

 

しかし、私みたいな人一倍理解力に乏しい子どもは授業を初めて受けても、家に帰っての理解度は30%程度であったと思います。

 

授業に先んじて予習を行うことで、塾での理解度を向上できると考えたからです。

 

二つ目は、1wayではなく、2wayであること。

 

昨今は大変便利な時代になりました。

予習自体も多くの動画配信サイトで視聴をすることができます。

しかし、1wayでは集中力を持続することが難しいというお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

 

本講座はリアルタイムの2wayでの集団授業となります。

当然発問も行い、指名をされるので、程よい緊張感も生まれます。オンラインを感じさせない空間をお届けできるかと思います。

 

そして、最後はこの講座を担当する人間の圧倒的授業力。

 

体験授業からの非継続率は0%。

塾講師・小学校教員として約20年中学受験界に身を置き、その圧倒的なキャリアに裏打ちされた高品質の授業でご提供します。

 

タカベルのスーパー家庭教師の定義は後日ブログにて詳しく記させていただければと思います。

 

創業4期目。

新サービスを仲間に入れ、タカベルをより発展できるように尽力してまいります。

 

ベルスクについての詳細は、HPをご確認ください。

なお、4月21日に無料体験講座を開講します。

こちらも4年・5年各10名と定員に限りがありますので、お早めに無料面談のお申込みをよろしくお願いいたします。

 

・塾の先取りを行いたい方。

・2wayを利用し、集中力が高い状態で予習の精度を上げたい方。

・スーパー家庭教師の授業をお手頃価格で受けたい方。

 

上記に当てはまる方はぴったりの講座であると、自信をもってご案内いたします。

 

2024年04月01日 15:58

合不合判定に向けて

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

組み分けテストも終わり、気が付けば春休みのシーズンに突入しました。

春休みが明けると、いよいよ第1回の合不合判定テスト。

 

6年生になって初めて〇〇学校、〇%とシビアに数字が出ることになります。

一喜一憂は禁物ですが、学習のモチベーションを左右することは事実なので、日ごろ面談でお話をしていることの一端をまとめておきます。

 

【全体観】

 

・合不合のオマケに目を通しておきましょう。(可能なら、1回解く)

 

6上予習シリーズの最終ページに合不合判定の過去問がオマケとしてついています。

こちらに目を通しておきましょう。

日ごろの組み分けテストよりも算数は大問が多く、国語は漢字と言葉が大問3と4にセットされているなど、若干出題形式に変更点が加わっています。ぶっつけ本番で面食らわないよう、形式に目は通しておきましょう。

 

【算数】

 

・しばらくご無沙汰の単元にふれておきましょう。

 

組み分け対策に終始してきた1か月であったかと思います。

しかし、立体図形や場合の数などは組み分けまでで出てきていませんでした。

こうした単元の着手はマストでしょう。

 

・シリーズ重要問題チェックのつぶしこみ。

 

組み分けまでに解けなかった重要問題のチェックのつぶしこみは行っておきたいところです。

 

今回の組み分けテストはかなり簡単であったと分析しております。

大問7~8ですら、(1)は簡単でした。

しかし、合不合は今回の通りにはいかないでしょう。真の実力が試されます。

 

【国語】

 

・時間配分と塊を意識したトレーニングを。

 

今回の組み分けの平均点は70点台と低調な水準に留まりました。

理由は2つに大別されます。

物語文が長すぎたことと説明文が馴染まないお堅い題材であったこと。

国語は1題まるまる解けないと、約60点をすべて持っていかれてしまいます。

今一度、時間配分の確認と読みづらい題材であるからこそ、意味段落を意識したトレーニングが必須となります。

 

【理科】

 

・基礎知識の積み上げ

・実験・考察系の問題への着手

 

理科を安定させるためには、生物・地学・化学の計算が絡まない領域を積み上げること。

マスターテキスト知識・メモチェなどで、積み上げていきましょう。

また、昨今無視できないのが前提知識不要な実験・考察系への問題への対応。

そろそろ慣れてきてもよい頃です。(サピ生は特に。組み分けでの出題が目立つ)

1冊副教材を導入するのも一考の余地あり。

 

【社会】

 

・地歴の総復習。

・グラフやデータの確認。

 

今回の組み分けに向けて準備するにあたり、公民を中心に学習したことでしょう。

そして、今もなお公民が進んできます。

しかし、合不合1回は地歴がメイン。4まとや過去の要点チェックで確認。

 

また、グラフやデータ関係も拾っておきたいところです。

特産物であれば2位まで、漁業や工業地帯などの折れ線グラフや棒グラフは特徴をつかみながら。(暗記はだめ)

 

以上、簡単にではありますが、今回の合不合に向けた指針をお示ししました。

充実した春休みになるよう、今から計画していきましょう。

 

※残席情報

 

・6年生は現在無料面談をお申込みの方で今年度の募集は締め切りとさせていただきます。申し訳ありません。

 

・4~5年生はスーパー家庭教師(理・数)残席が残りわずかとなっております。コンサルティングプランは回数によってはお引き受けが難しい場合もあります。お問い合わせください。

 

・4月1日に4~5年生向けに新サービスを公表いたします。X(旧Twitter)の「タカベル スーパー家庭教師アカウント」をフォローいただいた方限定で優先案内をおこないますので、ぜひ遊びに来てください。

 

 

2024年03月20日 13:58

【4・5年生向け】Y偏差値45を切るお子さん向け勉強法

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

組み分けテスト終了から4~5日が経過をしました。

テストまでの行動の振り返り・次のテストに向けた目標設定・直しの3つはお済みでしょうか。

 

テストは健康診断です。そして、ピンチはチャンスです。

私も先日、右足関節の激痛から改めて健康の大切さを気づかされました。

 

テストの結果が芳しくなくても、入試で不合格になるわけではありません。

大切なことはテストまでの過ごし方やテスト中の行動を反省し、未来に向かって目標設定すること。

 

落ち込んでいても時は待ってくれませんので、早速一歩一歩次なる歩みを進めていきましょう。

 

さて、本日はAからBの壁に向かって奮闘されるご家庭向けに勉強法の一端をお示しします。

 

このゾーンの特徴は「基礎の徹底の不足」と「演習量の不足」が主要因に挙げられます。

また、トータルバランスも算数と国語に傾けなければなりません。

配点の高い科目でまずは平均水準を目指した勉強をしていくこと。それができて、1科目増やし、さらに1科目増やす。

こうしたステップを刻む必要があります。

 

下記にまとめて記しますので、ご参考になりましたら幸いです。

 

【全体観】

 

・4・5年それぞれ、夏までに2科目偏差値50を目標にしていく。

・算数4.5、国語4、理社1.5の割合で。

・朝学習を必ず習慣化する

 

【算数】

 

・単位換算と□の計算は後回しにし、まずは四則計算の精度向上を目指す。

・基本問題の左ページを1周目はじっくりと。

・基本問題の左ページを何周も繰り返す。

・4単元のうち、得意な3単元は右ページも着手し、苦手な1単元の深追いは避ける。

・演問のトレーニングも着手できると望ましい。

 

【国語】

 

・漢字と言葉(大問1と2)で8割を目標にする。

・物語文と説明文の得意な方を極める。片方は家庭学習でも一旦は捨てる。

・本番の時間配分も漢字と言葉5分、得意な読解30分、苦手な読解15分と、得意な方にたっぷり時間をかけた戦い方をしていく。

・毎日必ず音読(可能であれば、線引き・小見出し)を取り入れる。

 

【理社】

 

・要点チェックのみで構わないので、用語の意味と用語を答えられるように完璧に仕上げる。

・テキストの音読と太字部分のマーカーづけの作業を塾なし日に毎日小分けにして取り組む。

 

以上が、全科目45をきっていると仮定した勉強法の一端となります。

しかし、この成績帯は科目によっては副教材の導入の方が有効な場合が往々にしてあります。

 

とにかく、4・5年生は夏までが勝負。

夏を越すと、毎週の学習内容の密度が増し、成績アップは容易な作業でなくなってきます。

上記がご参考になりましたら、幸いです。

 

※組みわけ終了後から、学年問わずお問い合わせを多く頂戴しております。近々、各プランの残席情報をHP上にアップいたしますので、ご確認ください。なお。6年生は3月31日をもって締め切りとさせていただきます。

2024年03月14日 21:27

【4・5年生向け】Y偏差値50~55のお子さん向け勉強法

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

昨日に引き続き、本日は偏差値別勉強法をご紹介いたします。

本日はY偏差値50~55向け。(全科目同様の偏差値と仮定します)

 

このゾーンはCの壁にぶち当たっている層かと思います。

 

AからBの壁よりも、かなり高い壁と認識しておいた方が親子ともにストレスなく進められるかと思います。

 

このゾーンのポイントはずばり2つ。

 

1つは、「得意科目を作る」

2つは、「前単元の復習」

 

一つ目の「得意科目を作る」はできれば配点の高い算数が望ましいのですが、何でも構いません。

というのは、モチベーション面が大きく左右するからです。

 

壁が高く、なかなか乗り越えられない→勉強のやる気が上向かない→どうせ、無理だ。→遊ぼう

 

このような層も一定数いるのも特徴。そこで重要なことはやれば返ってくるという成功体験。

何か得意科目を見つけ、次は別の科目にもチャレンジしていこうという原動力を生み出すことが重要となります。

 

二つ目は「前単元の復習」

組み分けは、70%が今回の4回分。30%が前回の4回分という形で前単元の内容も問われます。

このゾーンは今回の単元に注力しすぎ、忘れている前単元での失点が目立つことも事実。

したがって、効果的なスケジューリングを組み、記憶を想起させることが重要となります。

 

いずれにしても大切なことは一喜一憂せず、次のテストに向けて振り返りと戦略を練ること。

これに尽きます。

 

下記にCの壁を乗り越える勉強法の一例をご紹介します。

 

①全体観

 

・得意科目を作る。(算数が望ましいが、何でもよい)

・前単元の復習も学習計画に盛り込む。(そのためには、今回でいうと春休みが重要)

 

②算数

 

・練習問題左ページ・総合回の練習問題はマスト。

・正答率の低い□の計算や単位換算を毎日の計算に盛り込む。

・線分図・情景図・長さの条件の書き込みなどのディテールをさぼらない。

・少々やりかたが分からなくても、手を動かして解くクセをつける。

 

③国語

 

・言葉の学習では例文を作り、真の言葉の意味の理解を。

・選択肢問題はフィーリングで解かない。傍線部の前後に特に注目し、選択肢の後半で切って、前半で釣る。

・要約の副教材を導入していく。

・時間配分と解く順番に意識し、制限時間付きトレーニングも適宜実施。

 

④理社

 

・白地図を導入。サロマ湖だけでは点がとれない。サロマ湖・ホタテ・北海道・場所の4点セットでないと点が取れないテストになっている。

・グラフやデータには要注意。昨今の入試や模試では無視できない。

・理科は4単元のうち、点の取りやすい2単元の学習比率を高める。(生物・地学がおすすめ)

・百聞は一見にしかず。理科実験教室やnhk for school など生の教材を副教材に。

 

 

以上となります。

前回ご紹介したゾーンよりも求められることのハードルがかなり高まったかと思います。

それほど、偏差値56の壁は高いということです。

 

やれることからコツコツと頑張っていきましょう。

次回は45以下向けの学習法をご紹介します。

 

2024年03月12日 11:36

【4・5年生向け】Y偏差値45~50向けの勉強法

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

昨日は組み分けテスト、大変お疲れさまでした。

新年度最初の効果測定の場であった昨日。大切なことは一喜一憂せず、振り返りです。

 

 

チェックポイントは下記の通り。

 

~テスト前まで~

 

・学習スケジュールの組み方(特に直しのタイミングや科目間のバランス)は適切であったか。

・お子さんのモチベーションはしっかりと維持できたか。

・計算や漢字などの基礎学習の徹底は毎日図れたか。

・勉強時間以外の自由時間のタイムマネジメントは行えたか。

・テスト前とレギュラー週の学習スケジュールの使い分けはできたか。

・インプット作業ではなく、アウトプット作業を重視したか。

・算数と国語を最優先に取り組めたか。

・プレッシャーをかける言葉やマイナス言葉を使わなかったか。

 

~テスト中~

 

・各科目、時間配分や捨て問などの戦略をもって臨めたか。

・余った時間の使い方は適切か。

・解く順番を意識できたか。

 

などなど…

 

このいずれかができたらよいのではなく、成績アップにはどれも必要という認識を持ちましょう。

返却されたら、結果に喜び、悲しむのではなく、次に向けてどのように策を講じていく必要があるのか。

これを考えなければ、また同様の事象が発生します。上記チェックポイントでできていなかった点を重点強化し、次につなげていきましょう。

 

さて、偏差値45~50のゾーンのお子さんの効果的勉強法は下記の通りです。

全科目45~50であることを仮定して、記します。

 

①全体観

 

・算数4国語3理社3のバランスで。

・直し専門日を作る。

・アウトプット学習を取り入れる。

・週テストのための勉強にならない。(前週の学習内容もスケジュールに一定、落とし込む)

 

②算数

 

・1日0計算ミスを目標設定に。

・基本問題までは全て解けるように。(偏差値50の目安)

・練習問題左ページに着手できると望ましい。

・間違えた問題は解説を読んで終わりではなく、解法説明をさせる。

 

③国語

 

・漢字のとめはね払いに気をつける。

・言葉は穴抜きになっていないところも答えられるか、勉強法を工夫する。

・1週間に1題(1日15分、4日分け勉強をタカベルは推奨)は読解問題の精読を取り入れる。(設問よりも音読と線引き、要約が重要)

 

④理社

 

・いきなり問題から解かない。テキストの音読が一番重要な勉強。

・要点チェックとまとめてみようは完璧に。

・組み分け1週間前までは漢字は捨てる。

 

以上が45~50の偏差値帯のお子さんが取り組むリストになります。

次回は50~55の偏差値帯向けに。

 

※6年生のお申し込みは3月31日で全プラン締め切りとさせていただきます。4月~の新サービス(未発表)はお申込み可能となっております。

2024年03月11日 10:43

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