今年度残席情報について
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
本日は今年度の残席情報についてお知らせいたします。
法人設立キャンペーンに多くの応募を頂き、誠にありがとうございました。
9月6日時点での残席情報は下記の通りとなります。
朝コーチング残席1
夜コーチング残席なし
スーパー家庭教師残席なし
その他のプラン残席あり
1月末までは上記のようになりますので、ご了承ください。
法人設立キャンペーンは9月8日で締切となります。
家庭教師 × コンサルティング 学習指導と効果的家庭学習で成績アップ!!
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
本日は今年度の残席情報についてお知らせいたします。
法人設立キャンペーンに多くの応募を頂き、誠にありがとうございました。
9月6日時点での残席情報は下記の通りとなります。
朝コーチング残席1
夜コーチング残席なし
スーパー家庭教師残席なし
その他のプラン残席あり
1月末までは上記のようになりますので、ご了承ください。
法人設立キャンペーンは9月8日で締切となります。
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
4年生・5年生の組み分けやマンスリーフィードバックが始まり、各ご家庭、夏の範囲無制限のテストで出た課題のあぶり出しと学習計画への落とし込みを行っております。
表題の通り、特に5年生の後期は中学受験の「正念場」です。
卒業生のご家庭とコミュニケーションをとる機会があるのですが、どのご家庭も5年生の後期が一番きつかったというお話を伺います。
一般的に考えれば、受験が近づく6年生になるにつれてきつくなると思われがちですし、そう捉えるのが普通でしょう。
では、なぜ5年生後期が最もきついと感じるのか。
私は、3つの要素が起因していると考えます。
①モチベーションの低下
②成績が上がりづらい
③難易度の高い新出単元が続く
この3つが原因としてあるように感じます。
3つと記しましたが、すべてがリンクしているように感じます。
それは、大手塾5年生の後期が下記のような構図をもっているからであるです。
✅算数を中心に今までの学力がものを言う単元になる。
✅社会を除き、5年生で概ねの新出単元が終了するスピーディーなカリキュラムである。
5年生の後期はとにかくカリキュラムの質と量が厳しさを増してきます。
それも、算数を中心に5年生前期までの学力がものをいってくるので、なかなか成績の向上につなげづらい。
食塩水の原理原則が分からなければ、食塩水と比は解けません。
比の原理原則が分からなければ、平面図形や速さに応用できません。
力学も、前期の学習したことをベースに授業が進む。
国語は「読み方」が定まっていないと、抽象度が増す文章に太刀打ちができない。
このように前期の学習がベース・前提に後期は進むので、「毎週の新出単元を頑張っているのに成績があがらない」→「モチベーションの低下」という負のサイクルを招きます。
6年生は既習事項を教わる分、5年生の後期の方がきついと言われる所以はこれにあります。
創業4期目ですが、過去の3年で我々が最も忙しくなるのが、「10・11月」頃。
6年生の過去問対応に加え、5年生の転塾等の相談が後を絶ちません。
このようにならないためにも、下記の3点を着手したいところです。
・文化祭に足しげく通い、何のために受験をしているのか目標に立ち返る。
・算数のみ、前期の穴(後期につながる単元)を復習する時間を担保する。
・目先のテストで点を取る学習計画ではなく、理解度重視で本人のペースで学習を進める。
この3点は特に意識したいところです。
5年生の後期を制する者が中学受験を制する。
大袈裟な言い方ですが、これを意識し、1日1日を大切に5か月を乗り切りましょう。
4年生は理社が簡単なので、算数中心に。
〜算数のざっとの雑感〜
・大問1全て
・大問2の1〜5
・大問3
・大問4
・大問5の1
・大問6の1
ここまでの130点分で落とした単元はしっかりと復習をしておきたい。
その上で差がつくのが、
・大問2の6
・大問2の7
・大問2の8
・大問5の2
・大問6の2
・大問7の1
大問2の6の弁償型つるかめ算は要確認。32回全て成功したら何点だったのか。実際の点数との乖離は何によって発生したのか。元々の持ち点にも要注意。
大問2の7は十の位を四捨五入することがポイント。
大問2の8、図形内の角度の問題はまず長さの情報を書き込むことがセオリー。
ACとBCが等しいから、ACとCEも等しくなることに気がつけたかが全て。長さと角度をとにかくゴリゴリ書き込む。
大問5の2はアルファベットEFGHをふれれば最高。立方体の見取り図は描けるようにしたい。
大問6の2は習ったことのない形の図形。習ったことのない形の図形は、
①全体から知っている形を引く
②補助線
③移動させる
のいずれか。
①でダメなら、②を使う。
EI4センチに気づけば補助線がひらめくはず。
大問7の1はまず書き出す。
A1回目→1
B1回目→2
A2回目→3
1.3.5‥の等差数列
4年生で算数が足を引っ張っている場合、極端な話、7割算数でも良い位。
✅️□の計算
✅️頭で考えず、手を動かす
✅️一つ一つの解法を理解しながらゆっくり進める
✅️解法説明をさせてアウトプットを図る
✅️情景図、線分図を怠らない
これに注力して、頑張りましょう。
〜理社ざっとの雑感〜
4年生の理社は割と手加減をしてくれているので、簡単に。
社会は、
✅️シリーズの音読マスト
今回出ていた沖縄県の特色など、シレッとテキストに書いてある箇所が差がつく問題。問題を解くだけでは解けるようにならないので、音読をしっかりと。
✅️都道府県と川や山地のリンク
これを行っておくと、5年が楽になる。
4年生は素直に都道府県をリード文に書いてくれているので解きやすいが、5年生は問題を解く上で都道府県名を出してくれず、中部地方の各都道府県のデータだけが記載され、それを紐解かなければならないと、二段階負荷がかかる。今のうちに出てきた山地や川を都道府県とリンクさせておきたい。
✅️写真やグラフ・データも注目
これは上2つをやってからなので、優先順位としては後回しになるが、産地はとりあえず2位まで押さえておくだとか、どれがトラクターの絵なのかなど、余力があれば触れておきたい。
✅️理科の実験問題は体験か動画で
今回の熱伝導と対流の実験問題や、光の投影問題は動画を見たり、実験教室で体験を行う。時には実際に行ってみる。
NHK for school はオススメ。地理も「見えるぞニッポン」は最高の動画教材。
✅️因果関係をつかむ
理科は因果関係が大切です。
これもテキストの太字になっていないところに書かれていることが多いので、音読はやはりマスト。
温められた水はなぜ上に行くのか。
単純に暗記をするのではなく、因果関係をつかむことが重要。「ふしぎ大調査」なども見てみる価値大。
と、ざっと記しましたが、4年生で算数が奮わないお子さんはとにかく算数をたっぷりやりましょう。
〜算数のざっとの雑感〜
落としてはいけない問題が、
・大問1全て
・大問2全て
・大問3の1と2
・大問4の1
・大問5の1
・大問6の1
平均点のノルマは14問。上記だけで15問になるので、落とした問題は復習しておきたい。SAPIXは難しいように思われがちだが、大問1と2の失点を防ぎ、各大問の1番が取れれば平均点になるようにできている。であるからこそ、KTTとDCの直しと、もはや基礎とは呼べない基礎トレの学習比率は担保したい。(5年生以下も)
この中で差が付きそうなのは大問2の6と7。中でも大問2の6の景品交換は苦手なお子さんが多いので、解法暗記ではなく、解法説明をさせる。
差がつくのが、
・大問3の3
・大問3の4
・大問4の2
・大問5の2
・大問7の1の1と2
特に、大問3の3は150度を見た瞬間に、30・60・90の直角三角形をイメージしたい。
大問4の2は何でもない問題だが、食塩水のやり取りを行う問題で、しっかりとビーカー図の書き方が定まっているかの確認をしたい。(AはA、BはBだけでまとめて考える子がいるが、ABC横並びで状況を追って書くことを推奨)
大問7の1の1と2は良問なので、要復習。奇数×奇数以外は絶対に偶数。3の倍数以外×3の倍数以外は3の倍数にならないことに注目。
〜理科のざっとの雑感〜
・大問1の1、2、3(2の3は除く)
・大問2の2の3以外全て
・大問3の1〜5
・大問4の1と2
これらを確実に拾いつつ、
・大問3の6
・大問4の4の1と2
・大問4の5の1
これらを積み上げられればなおよし。上位層は精緻なグラフの読み取りを要求される大問3の6や大問4の4をしっかりと押さえていきたい。
大問3の6は液体Cが10増えるごとに、発生する気体量が36減ることに注目。大問4の4は数字で答えてしまった子が多発。Xが枯れるのはエまでのゾーン。Yが枯れずに成長するのはイからのゾーン。よって、イ〜エ。などと、グラフの中の重要な指標にチェックをつけながら解いていく。手を動かすことがポイント。
〜社会ざっとの雑感〜
・大問1の1〜3、6〜8、10〜12、15、16、18
・大問2の1〜3、5、7
・大問3の1〜2、3の2、3の3、3の4の1、3の4の3、3の4の4、3の5の2このあたりはおさえたい。
上位層は、大問1の4や大問3の4の2など、文章のわずかなところで引っ掛けてくるのが常套手段なので、注意深く読む。特に大問1の4は年代を聞いている問題と思いこみがちだが、実は文章の正誤問題であるので、油断できない。
SAPIXのテストは他塾以上に国語以外でも国語力と、知識と知識のリンクが問われるので、自信を失いがち。奮わなかったお子さんは他塾の模試を受けてみると、理社は特に簡単に感じることも往々にしてあるので、めげずに切り替えて、怒涛の後期を乗り切りましょう。
〜5年算数 組み分けざっとの雑感〜
・比は3問の出題のみ。それもかなり簡単。次回以降の組み分けは覚悟が必要か。
・大問1すべて
・大問2の6
・大問3両方と4両方
・大問5の1
・大問6の1と2
まではしっかりとおさえたい。
これだけで128点。
・128点を切るか切らないかの要素は、計算ミスと大問2の通過算「トンネルに隠れている時間」、大問3の「利益」を読んだか。そして、大問6の情景図をしっかりとかけたかどうかでわかれる。特に大問6。
・序盤で差がつく問題は、大問2の7と8。大問5の2あたり。
特に大問2の8の円の半径×半径で正方形の面積を導く考え方を身につける。
大問5の2みたく、先生以外の生徒7人を残った2人の小部屋に泊まらせる考え方、そして最後に2をかけなければならないとトラップが多いので気を付ける。
〜5年社会 組み分けざっとの雑感〜
・大問1の1、2、4、5、7
・大問2の1、2、3、5、6、7の2
・大問3の1~10の1まで。13の1と14の1
・大問4の1、2、4、6
このあたりをおさえたいが、全体的に大問3以外は難しい印象。
ワードを知っていることは大前提で、
・都道府県と地形がしっかりとリンクしている
・大問4の白地図と表の都道府県を見抜けたか否か
この2点で差がつく印象。
〜5年理科 組み分けざっとの雑感〜
・大問1すべて
・大問2の1、2、4、5
・大問3の1~3、5、6
・大問4の1~5
・大問5の1・2・3の1と2
このあたりをおさえたい。全体的に多いことから、今回の組み分けはさほどひねって出してきてはいない印象。比較的簡単にしてくれたか。
・植物は図鑑を用いる。シリーズで太字になっていないものや、まとめてみようで空欄になっていないものにもこだわる。
・天体は原理原則の理解。(新月の位置を軸に、反時計回りにそれぞれの位置で形はどうなるのか)
・表の読み取り問題は、必ず解法説明をさせる。丁寧に計算すると時間がとられるので、大問4の問5みたいな問題は、計算する際に20パーセントを超えたなと思ったら、計算を即座にやめるなど、テクニカル的な要素も身につける必要があるが、6年でも間に合うので、こういう解き方をするとよいという引き出しを増やしたい。
4年、首都模試、マンスリー等も続々届いているので、国語はまた後日。
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
前号に引き続き、「円満な中学受験のために」シリーズをお送りいたします。
④タスクの後出しはしない
今日は予定よりも進みが早く、1日のタスクが全て終了した。よし、過去のデイチェの見直しを追加でさせよう。これは勉強への目的意識がしっかりしているお子さん以外はやめましょう。組み込むならば、1日の勉強が始まる前にタスクとして設定しておきます。これもダブルスタンダードに繋がってしまいます。
⑤叱る時は1対1で、理由付けと事後フォローを
叱るな叱るなと言われていても、実のお子さんだったら叱りたくなる時もあることでしょう。そもそもご家庭の教育方針で、中学受験以外の部分でも叱らなければならない局面は必ずあると思います。その際は1対1で、理由付けと事後フォローを忘れずに。例えば、家族会議なるものを開き、家族で非難をしてしまうことはオススメできません。(事の程度にもよりますが)極力1対1の中で、なぜあなたのとった行動は望ましくないのかを理由を添えて説明をし、事後フォローを大切に。叱りっぱなしで終わってすぐに切り替えられる子はそうそういません。叱ったら、それ以上にほめるか前向きになるセリフで終わらせることが重要です。
⑥ほめることはハイリターン
自らを発信をする時代に生きている今の子達は特に、認められたいという願望が渦巻いています。そこで大切なことは、プロセスでほめてあげることです。結果でほめることも悪くはありませんが、良かった時はほめられるけど、悪かった時はほめてあげられないということに陥ります。したがって、結果でほめる場合もあくまでも視点はプロセスで。「毎日計算ミスをしないように意識して取り組んでいたから、良かったんだと思うよ」ほめると、やる気が上がったり、リラックス効果が得られることは証明されているようです。ほめることはハイリターンという意識で接すると、活路を見出だせるかと思います。2回に渡って記してまいりましたが、・ルールを共同で作る・後出しとダブルスタンダードをやめる・コミュニケーションはほめと疑問形で・子どものプライベートタイムは尊重・叱った後の対応これらが極力円満に中学受験を乗り切る処方箋かなと。
①ルールの後出しをやめる
例えば、「計算を朝やらなかったら、その日にタブレットは触れない」というルールを話し合いで策定したとします。
これを最初から決めておけば全く問題ありませんが、後出しで「今日は計算をやらなかったら、タブレットなしね」と場当たり的に言ってしまうと、子どもの不満は高まり、やる気に影響を及ぼします。
そして、場当たり的にルールを次々に発すると、「あれ、前に何と言ったっけ」となってしまい、この前は許されたのに、今回は許されなかった。と、子どもの最も嫌うダブルスタンダード状態に陥ります。ルールは最初に立てておき、納得した状態で常にそこに立ち返らせることが重要です。
②「〜しなさい」をやめる
中学受験は考えることをとにかく要求されます。考えることは何も勉強からしか学べないわけではありません。料理等の家事のお手伝いや整理整頓一つをとっても、考えることを人間は常にやっていて、考えることで効率的な進め方が編み出されるはずです。なので、勉強でもお手伝いでもトップダウン型で接してしまうと、子どもは思考停止状態に陥ります。「〜しなさい」ではなく、「〜をしたら、もっとうまくできると思う?」「今何の時間だっけ?」等と発問の仕方を変えてみましょう。命令形ではなく、疑問形のコミュニケーションを心がけます。
③1分1秒を大切に
これは受験までの1分1秒を大切にしましょうという意味ではありません。休憩時間を10時10分までと決めたら、10時9分に「そろそろ終わりだよ」と言ってはならないということです。子どもにとって貴重な1分1秒を大切にしましょうという意味です。40年生きてきた大人と10年しか生きていない子どもでは時間の感覚が全く異なります。1分1秒まで余暇を楽しむ、時間を大切にするという姿勢を我々は子どもから学ばなければいけないのかもしれません。
その代わり、10時10分になった時のメリハリは大切です。これを3分延長、5分延長と許してしまうと、先程のダブルスタンダードになってしまうからです。前は3分延長で許されたのに、、となってしまうと、休憩をあげたのに不満は高まるという事態になってしまいます。長くなりましたが、常に立ち返られるルール策定を話し合いでしておけば、「〜しなさい」の削減に繋がり、ダブルスタンダードも防げます。そして、このルール策定は時期の変わり目がうってつけです。子どもも心機一転頑張ろうとなっているタイミングを狙います。その点で、間もなく学校が始まるこの時期に新学期に向けたルール策定を話し合ってみてはいかがでしょうか。
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
さて、複数回にわたり中学受験「個別最適化」を考えています。
私共は8月8日に法人設立を行いましたが、一番の想いである「後悔しないために、個別最適化」という理念を皆さんに広げていきたいからであります。
第1回は宿題について、第2回は科目の優先順位について記してまいりました。
第3回はモチベーションについて。
これが究極の個別最適化であると考えています。
私共が今まで担当してきたケースでは、モチベーションが高いお子さんならば、家庭学習のやり方を変えれば自ずとコンサルティングのみで成績アップにつなげることができました。
しかし、モチベーションが低いお子さんはいくら家庭学習のやり方を変えても現状打破が難しいケースが多いので、2期前からコーチングを導入し、お子さんが納得した状態で目標に向かって努力することを促すサービスを展開しています。
結局、やるのはお子さんです。
やるお子さんのパワーがないと、いくら大人が手を回しても、現状打破には繋がってきません。
お子さんのモチベーションを高めることこそが、究極の個別最適化であり、糸口になる。
しかし、物事はそう単純ではありません。
なぜなら、お子さんの深層心理まで踏み込み、お子さんの行動を促していかなければならないので、ものすごく粘り強い対応が必要になってきます。
折角やる気になっていても、「なんでまだやってないの!?」の一言で、カムバックにさらなる時間を要する。こんな経験も多いかと思います。
親御さんの悩みが十人十色であれば、お子さんの悩みも十人十色です。
「周りの子は遊んでるのに…」
「頑張ってるのに、成績が上がらない…」
「学校で嫌なことがある…」
「塾の雰囲気が怖い…」
「明日から頑張るから、今日は休みたい…」
「合格に向けて自信が持てない…」
「兄弟に勉強を邪魔される…」
「ほめてもらえない…」
「直したいのだけど、すぐ気が散ってしまう…」
「習い事をやめたくない…」
十人十色と書いたので、10個ほど挙げましたが、本当はもっともっとあるはずです。
こういう多くの悩みがある状態で「やりなさい」と言ってしまうと、中学受験どころか、親子関係にも影響することになります。
そこで、「ある程度」の決定権をお子さんに持たせるというスタンスは重要です。
かなり極端な例ですが、目標設定一つをとっても、
「あなたは絶対に〇〇中学進学だからね」と、与えられた目標よりも、「あの先輩のようになりたいから、〇〇中学に行きたい」と自分で設定した目標の方が当然頑張れるわけです。
家庭学習一つをとっても、工夫はできます。
一部のお子さんを除き、今日やるべきことを可視化することは難しいです。
したがって、やるべきことはある程度示す。
一方でやる順番については、国語優先であとは好きにカスタマイズしてよいよ。
等と、裁量を持たせることは重要かもしれません。
そして、1日の目標設定をお子さんに立てさせて、宣言させる。そのフィードバックを1日1ほめを意識して、行ってあげる。
今日の目標は「筆算をサボらないこと」とお子さんが立てた場合、少々気になる他の要素(字が汚い等)は排除して考えてあげる。
宿題も優先順位付けも目標設定も、あれもこれも状態から脱却することが大切です。
長くなりましたが、成績不振に苦しむお子さんのキーワードはとにかく「個別最適化」です。
宿題もお子さんのペースで、クラスもお子さんのペースで、1日の優先順位はお子さんの成績で、接し方もお子さんの性格や状態を見て進めていくこと。もしくは、親御さんや指導者がそういう視点を常に持っておくことが「個別最適化」につながると信じて、毎日の業務を遂行しています。
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
さて、前回から複数回にわたり、中学受験「個別最適化」を考えています。
私共は8月8日に法人設立を行いましたが、一番の想いである「後悔しないために、個別最適化」という理念を皆さんに広げていきたいからであります。
第2回は科目の優先順位について。
昨今の中学受験を過ごすご家庭はあれもこれもとまさにお腹いっぱいの状態に陥っています。
これを改善するために、私共は学年・成績を踏まえて、1日のタスクの優先順位をつけて、ご提案をしています。
前回の宿題号でも記しましたが、算数偏差値60国語偏差値40のお子さんと、算数偏差値40国語偏差値60のお子さんが同じ宿題・同じ優先順位で良いわけがないからです。
しかし、何が何でも算数が重要という情報が出回り、まずは算数をやらせようとするケースも少なくありません。
誤解のないように記すと、算数が重要であることに全く異論はありません。
ところが、入試の配点は算数も国語も同様。
2科目受験の場合、算数がいくら得意でも国語がかなり足を引っ張るようでは、事実上諦めなければなりません。
したがって、算数偏差値60国語偏差値40のお子さんが取るべき戦略は、算数の応用問題を優先順位1位にもってくるのではなく、国語の読解に対する家庭学習を1日15分でも行うことの方が喫緊の課題なわけです。(算数1科目受験の場合は、ご放念ください。)
もちろん得意なことを極めるという視点を否定しているわけではありません。どんどんと取り組むべきでしょう。しかし、全てのタスクが終わった後のご褒美的な位置づけにしておかなければ、成績アップに寄与する度合いは下がりますということです。
なぜなら、シンプルに偏差値60の科目を上げるよりも、40の科目を上げる方が簡単だからです。
1日のタスクを行う順番にまで拘る。
やや暑苦しい提案ですが、これも「個別最適化」につながると信じ、今日もコンサルティング・コーチングに邁進してまいります。
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
さて、本日から複数回にわたり、中学受験「個別最適化」を考えていきたいと思います。
私共は8月8日に法人設立を行いましたが、一番の想いである「後悔しないために、個別最適化」という理念を皆さんに広げていきたいからであります。
第1回は塾の宿題について。
現在、大手塾で成績低迷に苦しんでいるご家庭は、この宿題について少し疑問を持つ必要があるという視点を投げかけます。
クラスの中には国語は得意だが算数を苦手とするお子さんもいれば、その逆も然り。
そして、志望校は十人十色。
偏差値幅10弱の子たちが混在する。
こうした中で、全員一律の宿題で良いわけはないという考えです。
日ごろのコンサルティングの中でよく聞くお悩みは、クラスが上がった瞬間に基本を飛ばされ、応用を扱うようになった。
算数に支えられてのクラスアップではなかったので、ついていくのが大変で、行き渋りを起こすようになってきた。
こうしたお声をよく耳にします。
勉強は建築と同じであると常々考えます。
土台や地盤がしっかりとしていない状態で、上物を立ててもすぐに崩れます。
それと同様で、基礎なくして応用はなしです。
理解するのに時間がかかるお子さんは、例題・類題の理解をしっかりと行い、基本問題を反復して腹落ちさせてから、練習問題に移行する形が大切です。
しかし、上のクラスの宿題では練習問題を中心に行うように指示が出る。
これこそがまさに個別最適化が必要なケースです。
無理についていかせようという視点ではなく、長期的にそういう問題ができるようになればよいという視点をもつことが極めて大切です。
そこで、私共をご活用いただいているご家庭には、塾に宿題は勘弁してほしいと申し出ていただき、その子に合った課題を私から提示をさせていただいています。
しかし、4・5年生で副教材を提案することはほとんどなく、予習シリーズの1週間の内容とやり方を抜本的に見直していただいております。
このやり方で成績アップを数多く実現してまいりました。
誤解のないように記すと、成績も安定して良く、親御さんもお子さんも前向きに取り組めている方は通われている塾の方針に従って全く問題ありません。
しかし、成績低迷が続いているということは何かを見直さなければなりません。
塾を変えることも手段なのでしょうが、お子さんが塾に通いたいと言っているのに無理に取り上げてしまうことは、逆にモチベーションの低下を招きます。
したがって、今通っている塾の「宿題」を見直すという視点が突破口の第一歩かもしれません。
明日8月12日、「法人設立キャンペーン」を実施いたします。過去最大級のプレゼント企画となっておりますので、奮ってご参加ください。
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