【動画あり】金沢シーサイドFM出演動画公開について
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
昨日出演させていただきました金沢シーサイドFMさんの番組のyoutubeリンクが公開となりましたので、ご報告させていただきます。
普段あまり露出をしないので、貴重な動画となっています。
今月は他にもメディア出演が予定されておりますので、本ブログでも引き続き、ご報告をさせていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
動画につきましては、トップページをご確認ください。
家庭教師 × コンサルティング 学習指導と効果的家庭学習で成績アップ!!
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
昨日出演させていただきました金沢シーサイドFMさんの番組のyoutubeリンクが公開となりましたので、ご報告させていただきます。
普段あまり露出をしないので、貴重な動画となっています。
今月は他にもメディア出演が予定されておりますので、本ブログでも引き続き、ご報告をさせていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
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こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
繰り返し説いていますが、テストは終わった後の処理が極めて重要です。
これをしっかりとしなければ、塾に通っている意味がないと言っても過言ではありません。
✅直し
✅間違えたところの分析
✅次回の目標設定
✅スケジュールの見直し
✅接し方
この5段階が非常に重要になります。
まず、直し。
4冊ノートを用意し、
100-取った偏差値-10%=直す問題の正答率
取った偏差値が50なら、40%以上の正答率が解き直しの目安になります。
これらの問題をノートに貼り付け、直しをしましょう。自分だけのオリジナル教材になります。
次に、テスト分析。
・計算ミス
・転記ミス
・問題読んでいない
・2択までは切れていたが、語彙力不足
・記述の主述関係がまずい
・実験考察、グラフの読み取りの練習不足
・単元の根本理解
などなど…
どれに該当するのかによって、今後のアプローチが大きく異なります。1問1問分析を入れる。
次に目標設定。
間違えた問題で失点が多かった要素に着目し、家庭学習での目標設定を行います。
問題の読み違いがあった場合には、聞かれていることに線を引く。
実験・考察で課題が見られた場合は魔法技等の副教材を行っていく。
これも対話で決めていく。
受けたテストの直し・分析・目標設定ができなければ、また次のテストで同じことの繰り返しになってしまいます。
そして、スケジュールの見直し。
クラスが上がった場合に注意しなければならないのが、求められるタスクの質と量が高まること。特に理系科目がそこまで得意ではなく上がってしまった場合、無理にクラスのペースに合わせたタスクを行ってしまうと、次に転落の危険性大。段階的に増やしていくことを意識。
一方、クラスが下がった場合は、取れなかった科目の学習計画の見直しから着手。算数が下がった場合は、解法説明などのアウトプット学習を増やす。社会が下がった場合は、言葉だけでなく言葉の意味を理解する練習を行うなど、、、
最後に接し方。
テストで短兵急に出来ていないことを責めると、かわいそうです。
基本は前向きに。
テストの返却は次なるテストの始まりと捉えます。
しかし、特に5年生のご家庭は壁にぶち当たっているケースも少なくないでしょう。
特に算数は累積の科目なので、今回の単元の内容をしっかりと進めていても、前単元の内容が入っていなければ、思うように得点化することはできません。
目安は2回続けて入念に準備したのに振るわなかった場合は、学習計画に問題があるケースがほとんどです。
間違えた問題を精査し、次なるテストに向けて、学習環境を含めての見直しを行いましょう。
テストは健康診断というのは、本当の健康と一緒で、生活習慣を見直そうというシグナルと捉えることが大切です。
親御さんはテスト前よりもテスト後こそ、一番忙しくあるべきです。
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
塾なし中学受験というコンセプトに変更し、4ヶ月が経過しました。そして、創業5期の間で中学受験コンサルティングというサービスを信じ、まずは親御さんの安心こそが主役であるお子さんの安心につながるという点を大切に、走りきってまいりました。
ありがたいことに取材の依頼を多くいただくようになり、タカベルは今月から7月初旬にかけて、各メディアの出演・掲載が予定されています。
随時、このブログでも出演・掲載情報をアナウンスしてまいります。
〜本日6月6日(金)朝刊・日経電子版 『日本経済新聞』 〜
本日の日本経済新聞さんの朝刊に高畑の寄稿記事が掲載されました。
閲覧には下記より会員登録(初月無料)か紙面の購読が必要となります。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD085XQ0Y5A500C2000000/
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
本日は家庭教師の採用で大切にしていることという普段とは異なる切り口で執筆をしていきたいと思います。
私どもの家庭教師はまず、
・学生以外
・自身が中学受験を経験しているか中学受験の指導経験がある
この両方に該当する方しか、採用を行っていません。
この両方に該当する求職者の方とのみ、面接を行っています。
次に面接を行います。
この面接では特に人柄を重視しています。なぜ教育業界に興味を持ったのか、指導観はいかほどのものなのかなどなど、、
○○中学に何人入学させたという実績よりも人柄を大変重視しています。
なぜ、人柄が大切なのか。
私どもは授業は指導者と生徒で作り上げていくものであると考えています。
一方通行の教え込みであったり、理解できたかどうかの確認なしに進んでしまっては絶対にいけないわけです。
大切なことは、目の前の子は今何に苦しんでいて、何につまずいているのかを把握し、それを落とし込むこと。
それには双方向のコミュニケーションが必要不可欠ですし、1授業につき、100の発問を行うことを目指すように徹底しています。
また、1授業につき、100の発問を目指すということは、徹底した教材研究が必要になってくるわけです。
現在勤務いただいている家庭教師の方々にはハードルの高いことを要求し、申し訳ない気持ちではございますが、授業は究極のコミュニケーションの場であると考えています。
その分、私どもはコンサルティング部門が学習計画の策定や最新の受験トレンドや志望校相談は一手に引き受け、お子さんへ厳しいことを伝えるのはコーチング部門で行うという、確固たるすみわけを行っています。
最後に、中学受験で最も大切な要素はモチベーション。人生で最も大切な要素は自己肯定感。
つまり、主役である子どもがどういう状態であるかということが最も大切なわけです。
この理念を絶対に忘れることなく、今日も1日頑張っていきたいと思います。
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
早いもので5月も残すところわずか。6年生は4か月が経過し、受験に向けて3分の1が終わろうとしています。
今月の初頭に「GW後は様々な面でモチベーションが落ちやすい」と記させていただきました。
実際、無料面談でもこのような相談が増えてきたなという印象です。
私どもの週1回のコーチングでは、
①タスク提出
②1週間の振り返り(生徒から見てできたところとそうでないところ)
③コーチからのフィードバック(コーチから見てできたところとそうでないところ)
④次週の目標設定の4本柱で実施しています。
そんな中でも、大切にしていることが初回面談での「約束とルールの徹底」です。
例えば、21時30分までにタスクを提出し、22時までにはベッドに入る。
50分勉強し、5分休憩する。
などなど…
こうした約束事を最初の段階でしっかりと定め、できたらほめる。できていなかったら、何がまずかったのかとどうすればできるようになるのかを一緒に考える。これを重視しています。
子どもというのは基本的に大人よりも真面目で、臨機応変さがないと思っています。
それは、学校という「ルール」を必要とされる枠組みで育っているからだと考えています。
つまり、明確なルール(前述のように時間に関する側面やタスクの消化率など)を最初にしっかりと定め、そこに立ち返らせることが極めて重要なのです。そして、それができていなかった時に頭ごなしに叱るのではなく、質問対話形式で「何がいけなかったのか」「今後どうしていくのか」をしっかりと話し合うことが重要であると言えます。
そして、忘れてはならない視点が親御さんも約束を守るということ。
例えば、1時間の余暇の時間は干渉しないだとか、勉強時間を延長しないなど、、、
ルールを課した以上は親御さんもルールを守るという姿勢が極めて重要です。
チャイムを守りなさいと言っている教師が、自分は守らずに授業を延長していたら、学級崩壊を招きます。
それは、教師の言葉の重みがそこには全くなく、子どもと信頼関係が一瞬のうちに崩れてしまうからです。
これは親子関係も同様ですし、コーチと子どもとて同じことです。要は人間関係ですから、約束というのは非常に重要なわけです。
大変残酷な話ではありますが、小学生が「なんとしても○○中学に受かるために、一生懸命勉強して、やりたいことも我慢して走り抜けよう」とできるお子さんは本当に本当に一握りです。
もちろんこれが理想なのでしょうが、皆さんや私も含めて、小学生時代にこのような高い意識を持ててたかと言えば、全くそんなことはないでしょう。少なくとも、私はやらされ勉強一辺倒でした。
であるからこそ、まずは「中学受験をやりたいなら、最低限のルールを守りなさい」という基準を明示し、それを評価もしくは対話でフィードバック。親御さんもルールを守る。これしかないのです。
地道ではありますが、モチベーションとはこうした細かいことの積み上げの先に上がってくるものですし、最終的に合格と自己肯定感という最高の結果を手にできるのだと、過去の指導を通して改めて感じさせられる、今日この頃です。
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
本日は埼玉・千葉入試の位置づけについて、記していきたいと思います。
なお、本記事は合格をもらっても、埼玉や千葉に通えない方向けに執筆いたします。
通えないのならば、受ける必要はないのでは?と思うかもしれません。
いいえ、絶対に「受けるべきです」というのが私どものスタンスです。
実際、神奈川や東京南部にお住いの方も最初は受験することに消極的でしたが、2月入試が終わったあとに「この埼玉入試が非常に効きました」と卒業生の保護者の方々から多く、コメントをいただいております。
では、どういう目的で埼玉を受験することが大切なのか。3つの理由があります。
①午前受験・午後受験の練習
②どちらかで合格をつけて自信をつける
③駅周辺からの独特の雰囲気を経験する
この3つが大きな理由として挙げられます。
まず①について。
模試と入試は全く別のテストと考えた方がよいと思います。
模試は「合格率〇%」というフィードバック。入試は「合格か不合格」かの世界。
全く別物です。別物であるからこそ、緊張しますし、大変疲れます。
そして、2月1日は午前・午後両方を受験される方が多いわけです。(1日午前の結果がまだ分からないため)
中には1時間の移動を強いられるご家庭もいるでしょう。
そうした際に、埼玉受験・千葉受験を活用し、午前受験と午後受験の経験はしておいた方がよいと思います。
次に②について。
必ず合格をつかむという視点も大切にしてほしいと思います。
入試は残酷なもので、「合格か不合格か」でしか、尺度はありません。
全くそういうわけではないのですが、子どもにとって合格は今までの努力が認められた気になる一方で、不合格を突き付けられると今までの努力が否定された気になってしまいます。
通わない埼玉受験でさえ、仮に2連敗でスタートしてしまうと、2月1日に子どもは不安な状態で臨まなければならなくなります。子どもの気持ちを第一に考えるという視点に立てば、第一志望校と同じ偏差値帯の学校と絶対に合格がつかめる安全校の2つを埼玉・千葉入試で受験することが大切です。1つでも合格をもらえる受験プランを組み立てましょう。
最後に③について。
埼玉入試はある意味で2月1日よりも独特な雰囲気かもしれません。東京北部や埼玉にお住いの方はもちろん、前述のような練習受験として、神奈川・千葉・東京南部の方も一斉に集結します。2月1日は各駅に分散されることを踏まえると、ある意味で1月10日前後の大宮付近が最も独特の雰囲気と言えるかもしれません。
特に緊張するタイプのお子さんは、本番を見据えた練習の場として活用した方がよいと強くお勧めいたします。
受験で最も大切なことは、お子さんの「メンタリティー」。
親御さんの安心がお子さんの安心につながるという視点から、私どもはコンサルティングをメインサービスに据えているのですが、お子さんの気持ちを第一に考えた受験戦略というのが、昨今の中学受験では特に大切になっています。
毎年、大宮近辺のホテルは埋まるのが早いですから、ぜひ前向きに検討いただき、予約を行っておくことをおすすめいたします。
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
私事ですが、ダイエットを始めてちょうど2か月が経過し、約12kgの減量に成功しました。
ずいぶんと体も軽くなり、仕事のパフォーマンスも心なしか上がってきたように思えます。
今後は普通の食生活をしながら、体型維持に努めること。これにフォーカスをあてて頑張っていきたいと思います。
さて、本日は主に6年生の保護者の方に向けたテーマで執筆していきたいと思います。
6年生9月以降は親御さんもお子さんも大変忙しくなります。
まず、生活の中心になるのが過去問演習。
タカベルが毎年毎年、超重要視しているのがこの過去問演習。肌感覚ですが、この過去問演習のやりこみ具合によっては偏差値5程度の差は簡単にひっくり返るだけでなく、ひっくり返せることを確信しています。(7月頃に毎年大好評の「過去問分析サービス」の先行案内を予定しています)
では、どのくらいの分量を解いていただいているのか。
あくまでも目安ですが、タカベルでは
第一志望10年
第二・第三志望5年
第四・第五志望3年
合計26年分を9月下旬から12月下旬までの13週間で実施いただいています。
つまり、週2年分のペースで解いていきます。
普通じゃない?と思うかもしれませんが、過去問は1年分4科目を解くだけで3時間を要します。
そして、当然ここでも大切なのが「直し」
解説を見ても理解できないので、家庭教師陣にはこの「直し」に全ぶりをしてもらい、家庭学習ではできなかった問題の課題感をつぶす。(生物分野での失点が目立つ場合、それに対応する教材を高畑が学習計画に盛り込む)
最後に、家庭教師に習った「直し」を自力で解けるかどうかをもう一度自分で解く。
この徹底した過去問学習を行うことで、手前味噌ではありますが、第一志望53.3%・第二志望まで86・6%という合格率を達成してきました。
なにが言いたいのかというと、かなりの時間が過去問学習にとられるということです。解くだけで週6時間、家庭教師に直しを実施してもらうのに約週3時間+家庭教師の指導しない科目3時間、習ったところをもう一度解く2時間。週14時間程度は過去問に費やすことになります。
それに集団塾の宿題や授業の受講が重なると、とてもではありませんが、回りません。
したがって、この怒涛の9月以降を迎える前に下記のことを行ってもらいたいと切に願います。
①基礎学習の積み上げ
算数であれば、重要単元(割合・速さ・平面図形)の基本問題や下剋上算数・重要問題チェック・基礎トレなどの1行問題。
国語であれば、漢字・語句文法・語彙の3点セットに加え、記述を除く物語文・論説文の読み方・解き方の定着。
理科であれば、コアプラやメモチェなどの8割の知識習得に加え、物理化学の5年の内容の定着。
社会であれば、コアプラやメモチェなどの8割の知識習得に加え、年表・統計・憲法等の積み上げ。
②学校見学
6年生9月以降はモチベーション向上と目標の再認識のため、志望度の高い文化祭は連れていくべきですが、それ以外はお子さんは勉強にフォーカスをあてさせたいところです。したがって、この春のシーズンに受ける可能性のある学校は積極的に回っていくようにしましょう。特に、今はモチベーションが落ちやすい時期なので、より有効です。
私の性格もあるのかもしれませんが、先の見通しが立たないとイライラするタイプです。
今後これが待っているというのが分かれば、前倒しで手が打てます。
その一端を本日はお示しいたしましたので、今一度学習計画の再考をしてみましょう。
受験はまだここからが勝負です。
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
先日、高畑・鈴木は国語の『文章読解の鉄則』や『塾技』を出版されている井上 秀和先生とともに焼肉ランチをご一緒させていただきました。
定期的に業界の方とお話をする機会があるのですが、私も常々国語の重要性をコンサルティングの中で説いているので、大変有意義な情報交換の場となりました。
今後も積極的に交流の場を設け、私どもも研鑽に努めてまいりたいと思います。
さて、本日は2月1日午後の考え方について記します。
今まで再三説いてまいりましたが、学校の良し悪しは偏差値では決まりません。
偏差値ありきで学校選びを行ったがために、合格をもらっても不登校やメンタルに影響してしまった例は存在します。
本人の性格に合った雰囲気の学校かつ問題傾向の合う学校が実は中に入ってから、如何なく能力を発揮することができるのだと、中学生以降も関わらせていただいている中で強く感じるところであります。
しかし、2月1日午後の考え方は上記とは異なる視点でチョイスすることが重要になります。
それは、「受験本番のお子さんのメンタリティー」という視点。
2月1日午前を第一志望とするご家庭が圧倒的に多いでしょう。しかし、この第一志望の合格率は約3割の世界。
つまり、2月2日以降も受験が続くパターンの方が多いわけです。
この視点に立てば、2月1日午前・午後の連敗は絶対に避けなければなりません。
親御さんのメンタルはもちろん、お子さんにかかるプレッシャーが半端ないからです。
そして、2月1日午前で不合格であったとしても、2月2日以降に2次試験を実施する学校の方が多いわけです。
2月1日午後の合格を手にして自信をつけて、2月2日以降に臨んでいくことが受験のトータル戦略的に極めて重要なのです。
子どもにとって、「不合格」という3文字は今までの自分の努力を否定された気になります。そして、この3文字を見たときに、感情が爆発する子さえいます。受験とは本当にシビアかつ子どもにとってはプレッシャーなのです。
裏を返せば、どこの学校であれ、「合格」という2文字ほどお子さんにとってうれしいものはないのです。その自信と自己肯定感を以て、2日以降に臨んでいくことがいかに重要か。
親御さんの受験ではなく、お子さんの受験。そして、子どもにとっては中学受験はあくまでも通過点にすぎません。
就活でいうところの「大手病」であってはいけません。お子さんのメンタリティーと2日以降に影響を大きく及ぼすという視点をもって、特に1日の午後は幅広く学校を見るようにしましょう。
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
おかげさまで胃腸炎も無事に快方に向かってまいりました。
以後、体調に留意をして運営を進めていきます。
さて、本日は理科の学習で意識してほしいポイントを段階別に記していきたいと思います。
社会と似ているポイントが多くありますので、ご了承ください。
第一段階…生物・地学分野と化学の基礎知識についてはテーマの音読と図鑑を併用。
第二段階…上記分野についての要点チェックやまとめてみようを解く。
第三段階…上記問題の聞かれていないところも答えられるかを確認する。(陽性植物:桜・□・ナラ・栗とあったら、桜・ナラ・栗も答えられるかどうかを確認する)
第四段階…化学の計算分野と物理分野は算数と同様、例題・類題等の原理原則の理解を重視し、実験動画と併用。
第五段階…上記分野の基本問題(サピックス生は確認問題半分を目安)を解く。
第六段階…上記問題で間違えた問題の解法説明をさせる。
第七段階…表とグラフの読み取り方を学ぶ
推奨…理科実験教室に通う
こんなところでしょうか。
タカベルは4月下旬から週3コマの授業+月1回の自走コーチングを行うスペシャルブランを導入しました。この狙いの1つがまさしく理科の強化。
昨今の受験生の傾向として、理科に苦手を抱えているお子さんが非常に多くなっております。
それは、第七段階のような問題傾向が増えたということもありますが、理科が苦手なお子さんの共通点として、「学習が座学にとどまっていること」が挙げられます。
ここで気になるのが、社会は苦手なお子さんが少ないのに、なぜ理科は多いのか。
社会は「行ったことがある」「歴史漫画を読んだことがある」など、具体的なイメージがわきます。
しかし、公民や理科は最近の子は特に、なかなか実体験と結びつきません。
なので、学習が座学にとどまってしまうと、イメージがわかないのです。
これを払しょくするための処方箋を上記のようにまとめました。
まず、図鑑と実験動画は必ず副教材として準備しましょう。
図鑑はなるほど理科図録、実験動画はNHK for schoolがもっともおススメです。
そして、実体験に勝るものはありませんので、理科実験教室やプラネタリウムや科学館などに積極的に連れて行ってあげましょう。
好奇心の刺激こそが成績アップの一番の近道です。
さて、勉強面に話を戻します。
理科の難しいところは算数的な学習と社会的な学習が混在しているところです。これは単元によってアプローチを変更しなければなりません。
暗記系が多い生物分野と天体を除く地学分野と水溶液・気体・金属の性質などの化学知識分野は「社会型勉強」で。
計算が多い化学分野(燃焼・飽和水溶液・中和・気体)と物理分野は「算数型勉強」で。
このメリハリをつけるとともに、「社会型勉強」分野では図鑑を見せながら。「算数型勉強」分野では動画を見せながら。
これが重要です。分野を問わず、重要なのはとにかくイメージです。
そして、最後の難関が表とグラフの読み取り問題。
学力の高いお子さんでもこれに苦しむお子さんが続出です。
5年生前半までは、グラフに印をつけさせることが重要です。横軸の単位、縦軸の単位にチェックをつけ、まずは縦横が何を示しているのかを可視化させることが重要です。一番良いのが、「状態変化のグラフ」や「湿球温度計と乾球温度計」で練習することが有効です。どこからどこまでが氷で、どこからが氷+水の状態なのか。縦軸と横軸で確認しながら、練習してみましょう。
5年生後半からは、積極的に「比」を使って解くようにしましょう。中学受験の理科のグラフの問題は「比」を使えば対応できるものが多くあります。もちろん、算数の「比」がしっかりと頭に入っていて、比例式を使いこなせることが大前提ではありますが…
最近の傾向を見ていると、理科で差が生まれている傾向もあります。理系に力を入れている女子校ではこの特色が顕著です。
無視できなくなりつつあるので、「副教材」と「勉強法の使い分け」と「グラフ」と「体験」
この4つをキーワードに頑張りましょう。
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
1週間ブログの更新が滞っておりました。
実はこの間、胃腸炎を発症しておりまして、ダウンしておりました。
この間、面談の予定をずらしていただいたご家庭は本当に申し訳ございませんでした。
受験も仕事も体あってのことと、思い知らされました。
仕事のコントロールと食べ物には一層気をつけていきたいと思います。
さて、今回は社会の学習で意識してほしいポイントを段階別に記していきたいと思います。
第一ステップ…音読と重要単語のマーカー暗記
第二ステップ…要点チェックやまとめてみようを答えられるようにする(言葉を答えられるようにする)
第三ステップ…要点チェックやまとめてみようで聞かれた単語の意味を答えられるようにする。
第四ステップ…漢字
第五ステップ…今回の単元で出てきたグラフや写真(史料)の1位や2位、折れ線グラフの傾きが急なところ等をおさえる。
第六ステップ…練習問題等で演習する
第七ステップ…演習の時に正しい答えを書くだけでなく、なぜその答えになるのかにこだわる
昨今の中学受験の社会は「グラフ」「データ」「写真」「記述」が大きなテーマとなっています。
しかし、当たり前ですが、算数の計算と同様で基礎ができていなければ、これらの問題に太刀打ちはできません。
例えば、遠洋漁業と沖合漁業の言葉の意味が分からなければ、あるいは言葉自体を知らなければ、どの漁業がどのグラフを指しているのかという問題に当然答えられるはずはありません。
なので、基本はまず「言葉を答えられるようにする」「言葉の意味を答えられるようにする」
これらが最初の段階となります。
ここでやってはならないのは、いきなり問題(要点チェックやまとめてみようやデイリーステップや学び直し)を解くことです。
必ず、本単元のテーマや説明ページを音読することから入りましょう。
問題を解くだけでは因果関係がつかめません。しかし、テーマや説明ページには必ず「オイルショックがあったから、遠洋漁業が減少した」という因果関係が説明されています。
先ほど示した昨今の中学受験のトレンドである「グラフ」や「記述」はこの因果関係をつかむことこそが、得点のカギを握ります。
もちろん、算数と国語が優先ではあるので、あまり社会に時間を注げないというご家庭も多いでしょう。
そんな時は、週次の学習は第三ステップまでにとどめておき、その代わり、第三ステップまでは丁寧に行う。
この流れでやっていきましょう。
そして、次なる関門は「漢字」です。
もちろん、すべてをこなせるに越したことはないのですが、時間的制約や定着度で難しい局面もあると思います。
そんな時は欲張らずに、「地名」「人名」「建物」に絞って、こなしていくようにしましょう。
他の科目に余力があって、まだ社会の学習に注力できそうなら、第五ステップ以降を実践していきます。
その時に注目してほしいのは説明ページやテーマ記載の「グラフ」等の資料関係。
生産地ランキング1位・2位、他の工業地帯(域)よりも秀でている特色、折れ線グラフが急激に変化している箇所。
これらをインプットする作業を取り入れます。
最後に、練習問題等の演習を行って仕上げていきます。
ここで注意するべきポイントは、他の科目にも通ずることなのですが、「アではなくて、イなのね」で終わらせないこと。
他のウやエはどこが違うのか、ここまでこだわれると最高ですね。正しいものを選びなさいという問題は3つうそが書かれているわけです。勉強の仕方によっては、1つの問題で3倍知識を吸収できます。
と、記してまいりましたが、あくまでもまずは算数と国語です。算国に支えられた4科目偏差値が理想的ですし、学年が低くなればなるほど、理社に支えられた4科目偏差値は危険な兆候です。
できる範囲で実践してみてください。
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