中学受験コンサルティング タカベル

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2025年の記事:ブログ

組み分け偏差値40台からの逆転術

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

今回は私たちが多く導いてきた「組み分け偏差値40台からの逆転術」をテーマに執筆したいと思います。

 

まず、この成績帯のお子さんに多く見られる課題についてまとめてみます。

 

①算数と国語のいずれかが毎回、足を引っ張っている。

②勉強が理科と社会によっている。

③モチベーションが低い。

④やりっぱなしになっている。

⑤前週単元の振り返りをしていない。

⑥知識を入れることや問題が解けることのみにフォーカスがあたっている。

 

今までのお申込み時の状態を見てみると、この6点が大きな原因となっていることが多いように思います。

 

一番重要な③のモチベーション面についてはまた違う回で紹介していきたいと思いますが、③以外については今すぐにでも改善が図れる事項かと思います。

 

このようなことを言ってしまうと身も蓋もありませんが、「週テスト」の成績と「組み分け」の成績には全く相関関係がありません。

なぜなら、「週テスト」は1週間の決められた範囲を素直に聞いてきてくれます。

一方、「組み分けテスト」は1か月の決められた範囲を少しひねって聞いてきます。

 

そして、成績帯によってテスト問題が違う「週テスト」は当然母体の関係で偏差値が高く出ますが、全成績帯が参加する「組み分けテスト」はそうではありません。

 

よって、「週テスト」が良くて安心しても、それが「組み分け」では全く歯が立たない。という悩みが出るのです。

 

それは、求められている能力と準備のやり方が全く異なるからです。

 

「週テスト」で点をとろうと思えば、理社もひたすら知識のインプットで問題ないでしょう。そして、算数のA問題も素直な問題が多いので、基本問題を何周もすれば点数がとれます。

 

しかし、「組み分けテスト」の理社は知識を知っているだけでは太刀打ちができません。そして、算数も真の理解が必要な問題も大問2から出題されます。

 

そこで、現在偏差値40台のお子さんが特に大切にしてほしいのが、「週テスト」のための勉強に終始しないという点です。

 

具体的には、

 

①算数は解法説明をさせる、理社は言葉の意味を説明させるなどのアウトプットを重視する。

②スケジュールをスモールステップで組み、間違えた問題をもう一度解く専門日を設ける。

③前週の単元の学習を1週間の学習計画に盛り込む。

 

この3つを重視してほしいなと思います。

 

しかし、これを行うためには冒頭記したモチベーションアップが不可欠です。

 

そのあたりは追って記してまいります。

2025年02月17日 18:55

第一志望校合格者から見る6年生理科の必勝法

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

本日はこの2025年入試で第一志望校合格者がどのようなスケジュール感で学習を進めていたのかシリーズ。

理科編です。

 

まず、理科は「物理」「化学」「生物」「地学」の4分野に大別されます。

 

比較的暗記が多いのが「生物」

半分暗記、半分理解位の配分なのが「地学」

2割暗記、8割理解位の配分なのが「化学」

ほぼすべてが理解なのが「物理」

 

まず、夏休みまでに8割の内容をキャッチアップすべき事項は上記各単元の「暗記」の部分です。

 

生物であれば、「植物」「人体」「昆虫」「動物」

地学であれば、「星」「岩石」「地層(一部)」

化学であれば、「気体」「水溶液」「金属」の計算を除く部分

 

これらをメモチェやコアプラを使用し、8割の完成度を目指していきます。

 

次に、理解を必要とする単元。苦手なお子さんは、5年生のテキストを使用し、夏までは原理・原則の理解に徹しました。

 

「力学」「電気」「中和」「気体」「溶解度」「燃焼」「太陽と月」

 

家庭教師を利用し、上記分野の原理・原則を徹底的に入れなおしました。

 

まとめると、夏までは暗記の8割整備と、5年教材での弱点補強に徹しました。

 

次に、夏休み以降。

 

夏休み以降は上記のベースが整っているので、6年生の演習問題集に切り替え、上記理解の単元を実践的問題で行うと共に、後回しにした「音」「光」「電磁石」「地震」「地層」等の範囲を5年生のテキストで原理・原則を入れ直していきました。

 

最後に、「実験・考察系」に対する対応。

 

これは塾のテキストだけでは補いづらい部分があるので、過去問と並行して、副教材を活用して経験値を増やしていきました。

 

昨今の中学受験。

 

実は、理科がかなり重要な科目となりつつあると個人的には位置付けています。

 

まず、苦手とするお子さんが多い。(4・5年のうちから座学に終始してしまっているため、イメージがつかめない)

次に、理科に強い個別講師が少ない。(計算問題等の分からない問題への指導はできるが、原理・原則の指導が手薄なケースが多い)

そして、知識だけで太刀打ちできない問題が増えている。(実験・考察系への対応が無視できなくなっている)

 

配点こそ少ないものの、男子でも理科を苦手とするお子さんが増えていると実感しています。

なので、私共の理科講師の採用は厳選に厳選を重ね、行っています。

 

そして、ご家庭でできることは、とにかく画像・動画・体験の3点セット。

4・5年生のうちから具体的イメージをもって学習に取り組めたかどうかは極めて重要です。

 

6年生で理科に苦しんでいるお子さんは単元を絞って、4・5年生はテストに向けた勉強に終始しすぎないように。

頑張っていきましょう。

 

2025年02月15日 17:50

合格体験記①(続き)

今回は合格体験記①をご記入いただいたご主人の奥様と娘さんから、合格体験記が届きましたので、公表いたします。

私共がまさしくフルコミットを行い、入会当初から偏差値15上の学校に入学されました。

 

~お母様より~

 

新4年生スタート時から大手集団塾に通っていましたが入塾時のクラスから下がり、思う様な結果が出ずに居た時にタカベルを知り(夫がタカベルの理念に共感)、ご相談したのがきっかけで受験終了まで2年4ヶ月間お世話になりました。

タカベルの最大の魅力は「親子に寄り添った本気のサポート」です
どんな状況下でも生徒だけではなく、親の気持ちにも寄り添って応えてくれます。
入塾から受験本番まで本当に沢山ご相談に乗って頂き、親子共々ご迷惑をお掛けしましたが、適度で均一的な優しさではなく、愛情と熱意の込もった対応にいつも助けられました。私自身も受験を通して多くのことを学ばせて頂きました。

豊富な経験とデータにも基づいた先生方のアドバイスや指導に親子で絶大な信頼をしていた為、娘も退塾の決断をすんなりと出来た様でした。
受験まで残り数ヶ月での退塾は不安と期待が入り混じる大きな決断でしたが、何より本人が第一志望への合格に必要な事だと自身で判断した事が分岐点だった様に思います。
娘が初めて自ら重要な決断をしたあの瞬間と、その決断に思わず私の涙が溢れた事は忘れられない思い出の1ページとなりました。

その後の模試では過去最低値で思う様な結果を出せなかったり、決して順調ではなかったですが、何とか第一志望校に合格する事が出来ました。
本人の努力は勿論ですが、タカベル無しではこの合格はなかった、と心から感謝しています。
本当に本当にありがとうございました。

多くの経験談で中学受験を通して大きく成長すると見聞きしていましたが、例に漏れず私達も様々な経験が今後の財産になる事は間違いありません。

タカベルとのご縁に感謝しつつ、今後もより多くのお子様がタカベルで合格を掴み夢を実現出来る様に願っています。

~娘さんより~

先生たちがとても優しくてフレンドリーでした。
教え方も上手で解けなかった所も解ける様になっていきました。
お話を聞いてくれたりしたので、少し辛さが軽くなりました。
ありがとうございました。

 

~高畑より~

 

約2年4か月にわたり、ご利用いただきまして、誠にありがとうございました。

第一志望に合格されたことも勿論ですが、2年4か月にわたって、本当に本当にご家庭に深くコミットさせていただき、様々な紆余曲折を経て、ご家族が大きく飛躍を遂げられたことがうれしくてうれしくてたまりませんし、この仕事をしてよかったなと心底思わせてくれた伴走期間でした。

また、講師陣へのお褒めの言葉も預かり、経営者としては感無量でございます。

算数を担当した鈴木専務、文系を担当した鈴木講師、理科を担当した佐藤講師にも大変喜んでおります。

受験当初から意中にしてきた中学校でのさらなる飛躍を心からお祈りしております。

 

~追記~

 

合格体験記①との関連記事なので、合格体験記①も併せて再アップいたします。

2025年02月15日 17:01

第一志望合格者から見る6年生社会の勉強法

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

先日、視察もかねて、オンライン自習室の監督を1日体験してみました。

今の子たちはすごいなと感心させられました。周りの目があっても概ね集中して取り組むことができていました。

 

せっかくやる中学受験ですから、自らやることを考え、それを実行に移すPDCAサイクルを回せたら、より意義深いですね。

親御さんがお仕事で不在な中でも、皆さん大変立派でした。

 

ちなみに、当オンライン自習室は金曜日には質問対応しているのが売りです。本日は当該日。積極的な質問を期待しております。

 

さて、本日は今回の入試で第一志望校に合格された子がどのような勉強をしていたのかシリーズ。

6年生社会編です。

 

まず、社会が他の科目と違う特性があることを記したいと思います。

他の3科目は概ね中学受験に必要な新出単元を5年の段階で終えています。しかし、社会だけは新出単元がまだ進みます。

 

なので、公民の学習をメインに進める必要があるのですが、4月の合不合や首都圏模試では地理や歴史も当然、出題があります。

そして、6年生後半からでもまだまだ新しくやることがあるのが社会の特性です。

 

そこで、しっかりとした学習計画が求められます。

 

6月頃まで→毎週の新出単元のキャッチアップ+4まとやコアプラなどの1問1答を5割の精度を目指す。

 

7月・8月→4まとやコアプラなどの1問1答を8割の精度で。

 

9月→統計資料や年表や史料などの細かい部分を5割の精度を目指す。

 

10月・11月→過去問演習+グラフの読み取り・記述・地形図対策を同時並行で。

 

12月・1月→過去問演習+時事問題

 

社会は9月以降にも行うことがまだまだあります。そして、9月以降で最も伸びを見せるのが社会です。

 

したがって、8月までは欲張らずに新出単元のキャッチアップと1問1答を8割の精度に仕上げることを第一目標に頑張っていきましょう。

 

そして、9月以降に志望校に応じて、統計・年表・史料・グラフ・記述・地形図などの1問1答以外を進めていく。

 

大切な視点は模試の結果を気にしすぎ、前期の学習比率のバランスを崩さないこと。

 

前期は算数と国語です。

 

後期は徐々に社会の比率を増やしていきます。

 

上記の見通しに基づいて、計画的に学習を進めていきましょう。

 

※「社長の履歴書」さんより、取材を受けました。ぜひご覧ください。

2025年02月14日 13:00

合格体験記⑧

本日は大手塾さん通いながら、コンサルティングを行わせていただいた娘さんのお母様より温かいメッセージを頂戴しましたので、公開いたします。

 

現在中学3年生の上の子も中学受験の際に利用させて頂いていた事もあり、大変になるとわかっていた小5になる時にまたお願いする事になりました。


姉妹で通っている塾も異なっていたため、受験経験があるとはいえ、膨大なテキストを前にどのように学習を進めていいか悩んでいました。


高畑さん自身が娘と同じ塾ご出身でもあり、私たち以上に教材を熟知されていたように思えます。


長女と全く違うプランニングを見て本当に個人にあったスケジュールを立てられるプロだと思いました。


マンスリーなどの月例テストの勉強の行い方を教えていただきそれに沿って勉強することで成績をキープすることができました。
受験が近づいた際に特に助かったのは過去問分析です。


塾では過去問の点数を伸ばすために何をすればいいかまでは教えてもらえませんでしたが、一方タカベルさんからは苦手を伸ばすための具体策を教えていただけ少しずつ点数が伸びていきました。


受験本番では、緊張もあったのか、苦戦を強いられましたがそんな中でもとても親身に受験校のご提案を頂き大変心強かったです。
ありがとうございました。

 

~高畑より~

 

約2年間にわたりご利用いただき、誠にありがとうございました。

終始安定した成績で、ほとんど最上位クラスを保ったまま、受験を終えることができました。

合格された学校も最難関校ですので、自信をもって進学してくださいませ。

お母様も娘さんの中学受験にフルコミットされたことかと思いますので、今は一息ついて、来る新生活に備えてくださいね。

本当にお疲れさまでした。

充実した中学校生活を送れます事、心より祈念しております。

2025年02月14日 12:35

合格体験記⑦

今回は地域塾さんとの併用で、コーチング(コーチング内でコンサルティング・国語の指導あり)をご利用いただいたご家庭のお母様と娘さんより温かいメッセージをいただきましたので、公表いたします。

 

~お母様~

 

娘は5年生の6月からタカベルさんにお世話になりました。その頃の娘と私の関係は最悪で、お互いに精神的に疲れていました。通っていた塾を辞めよう、受験はあきらめようと考えていた時に、タカベルさんに出会い、コーチングをお願いしました。日々のスケジュールを始め、テストの講評、私たち親へのアドバイス等をいただき、娘との関係も改善できました。また受験校のこと、志望校対策、弱点補強などはもちろん、集団塾ではなかなか聞けないことや、得られないこともアドバイスしていただきました。受験直前期はストレスから娘の体調に不安が見られ、高畑先生に相談したところ、1回のコーチングで元気になりました。私たち親が娘に聞けないことや、娘が私たちに言えないことも、高畑先生を通して解決できることも良かったと思います。本当にありがとうございました。

 

~娘さん~

苦手だった国語を、わかりやすく丁寧に指導してもらえて、一番点数が取れる科目になった。苦手科目が得意科目になって嬉しい。家でのスケジュールや、スマホの付き合い方、受験に向けての心構えを一緒に考えて、自分のこととして考えられるようになった。先生はいつも明るくて楽しかったです。ありがとうございました。

 

~高畑より~

 

約1年7か月にわたり、ご利用いただきまして、誠にありがとうございました。

最初の頃はモチベーションがどん底で、ルール策定やタスク管理に苦慮した記憶がございます。

しかし、6年生の最終盤はすっかりたくましくなったかと思います。モチベーションが上がってからは、完全に国語の指導に切り替えを行いましたが、成績向上に寄与出来たようでしたら、大変うれしく思います。

持ち前の明るさと活発さで、中学校でのさらなる飛躍を祈念しております。

2025年02月13日 20:01

合格体験記⑥

今回は第一志望校に合格された娘さんのお母様より温かいメッセージを頂戴しましたので、公表いたします。こちらのご家庭はコンサルティングを基軸に、国語の家庭教師とスポットでコーチングをご利用いただきました。

 


中学受験を親が経験していないので、塾の情報だけでは全く足りずコンサルに頼らないとダメだと思い依頼しました。タカベルさんを検索して、需要にマッチしていると思った。
他の個人でコンサルを実施している方とも面談しましたが、情報を小出しにされて、それについては別の面談で教えますとのばされて信用できず、タカベルさんに決めました。
中学受験全般の情報と、勉強のスケジュールはもちろん、子供の好みに合わせた参考書の提案をしてくださったところがすごいと思った。子供にも合っていた。
実は、中には中身を見て子供がやらなそうな参考書だなと感じたものもあったが、1月中に苦手分野や理解不足を補う際に、その参考書がとても役に立って、試験当日も持っていきました。素晴らしい、の一言です!娘の中学受験には、タカベルさんはなくてはならないものでした。

また、塾で褒められなかったところを先生方に褒めていただき、自信につながったと思う。
塾では問題集やプリントを与えられるだけで、なぜそれが必要なのかまでの説明がないから、必要性がわからず課題をやらなかったりする。コーチングや家庭教師の先生からの指導でそれがなぜ必要かわかってからは学習を意欲的に継続できた。

 

~高畑より~

 

約2年間にわたり、ご利用いただきまして誠にありがとうございます。

副教材のご提案が奏功したこと、石坂講師の授業が自信につながったこと、大変うれしく思います。

国語に苦戦傾向はあったものの、得意の算数はぶれず、国語の伸びが最終盤の逆転につながったと思います。

なるべくしてなった5戦全勝だったかと思います。

中学校でのますますのご活躍をお祈り申し上げております。

2025年02月13日 19:43

合格体験記⑤

本日は大手塾に通いながら、私たちのコンサルティングと家庭教師をご利用いただいた娘さんのお父様より温かいメッセージを頂戴しましたので、公開いたします。

 

長女はもともと算数が得意ではありませんでした。4年秋に算数嫌いが顕著になり、本やSNSで対応方法を模索していましたが、上手くいかず苦慮していました。集団塾に通っていましたので塾に相談する方法もありましたが、過去の面談の経験から期待できないので、他に相談できるところを探すことにしました。当時、首都圏ではタカベルさんだけが公式にコンサルティングを専門に行っていることを知り、また、担当者(高畑先生)が集団塾の指導経験だけでなく私立小学校教員の経験があることから、新たな見解が得られるかもしれないことを期待し、相談を決めました。その後の相談により、その時期では長女の算数嫌いの改善策はひとつしかないことがわかり、家庭や塾では改善は困難と考え、タカベルさんにコンサルティングの他に家庭教師を依頼しました。
新5年生の2月から家庭教師とコンサルティングの組み合わせを開始しました。

 

コンサルティングは組分けテストの結果をもとに、学力の成長と志望校のレベルを考慮して無理のない週単位のスケジュールを組んでもらいました。その他にも、塾の宿題の選択、組分テストによるクラス変更の相談(算数のレベルに合わせてコースを下げる)、弱点補強のための副教材の紹介、併願校の選択と紹介、子供のメンタルなど、詳細のことを質疑応答させていただきました。お蔭様で、SNSのブログ情報に不安や焦りを感じて振り回されることなく、子供に過剰な負担を掛けることなく準備を進めることができました。


家庭教師の授業は、塾の教材でわからないところを復習する方法で行いました。塾の授業で行っていたレベルの高い問題は保留し、塾の教材の基本を徹底することに重点を置きました。オンラインではなく対面式でも対応してくれる先生でしたので、対面式でお願いすることにしました。先生との相性が非常に良く、私の言うことは実施してくれませんでしたが、先生の言うことは実施してくれて、徐々に算数が出来るようになりました。5年生後半になると、毎週の家庭教師の授業を待ち遠しく感じるようになり、学力は安定しながら上昇するようになりました。


6年8月に併願校を相談させていただき、9月から塾の志望校別コースと合わせて併願校の準備を始めました。塾の併願校の対応が遅く準備が遅くなりがちな状況でしたので、タカベルさんで早めに併願校対策し、足固めする方法(全落ち防止)は助かりました。早めの併願対策で、埼玉受験の出願は会場締め切り前に出願でき、合格を確保することできました。東京受験の第1志望校は物理の問題との相性悪く、残念な結果になりましたが、他校は全部合格して第2志望の学校に進学することになりました。ここまでやり切った後の結果ですので、第1志望校とはご縁がなかったと思い、後悔なく次のステップに進めます。
余談
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5年秋に国語の偏差値が1カ月で約10下がり、塾の担当の先生も驚くような状況で私は焦燥感が募ることがありました。そこで国語専門の高畑先生と相談し、スランプに入り復活に時間を要することを伝えられ、塾の教材以外の副教材を薦められました。その提案で慌てることなく、粛々と実施することで約1年後の6年12月には元に戻り、更に第1志望の合格ラインを超えるまでになりました。
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家庭教師の先生と算数の勉強を楽しんでくれたこともよかったです。そのせいもあってか、6年最後の受験の追い込み時期は、1日の勉強時間の半分は算数でしたが、ひたすら自分の苦手項目に取り組むようになりました。第1志望校の算数最後の難問を解きたいと思えるぐらいの状態になっていました。
私自身、タカベルさんとの2年間の面談を通して、子供の成長を見る観点が変わったと思います。以前はどうしても主眼は学力でしたが、学力以外のことに目を向けることも多くなりました。そのためか、テストの数値だけでなく、回答のプロセスを見て、出来るようになったところを確認するようになりました。6年生後半になると、子供自らが勉強の時間を考え、受験のときは服装や昼食のことを自分で考えるようになり、テストの数値では現れない部分(非認知能力)の成長が多く見られるようになりました。受験が終了した後は、学校の宿題や中学の勉強のスケジュールを自分でアレンジするようになりました。恐らく、タカベルさんと出会う機会がなかったら、今でも受験結果に対してもんもんとし、子供の非認知能力の成長に気が付かずにいたと思います。短い2年間ではありましたが、親子共々成長しました。そしてタカベルさんとは良い出会いになり、そして本当に大変にお世話になりました。


ありがとうございました。

 

~高畑より~

 

約2年間にわたり、ご利用いただきまして誠にありがとうございました。

非常に論理的なお考えのお父様で、毎回の面談が楽しく、私もお父様から多くのことを学ばせていただきました。

また、佐藤講師のこともお褒めに預かり、光栄です。最初苦手だった算数も最終盤は飛躍的な伸びを見せ、少しでも貢献できたようでしたら、大変うれしく思います。

進学される学校もハイレベルな環境にありますが、切磋琢磨しながら、楽しい中学校生活を送れます事をお祈り申し上げております。

 

2025年02月12日 16:58

第一志望校合格者から見る国語の必勝法

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

本日は前号に引き続き、2025年入試で第一志望合格者が6年生時にどのような勉強を行っていたのかを記したいと思います。

国語編です。

 

今回お送りする事例は、6年生3月の組み分けテストで偏差値40台前半だったお子さんが、6年生の12月の合不合判定で50台後半まで伸びたケースとなります。(もちろん塾なしです)

 

~全体観~

 

・2月   物語の読み方

・3月   物語の解き方(記述をのぞく)

・4月   論説の読み方

・5月   論説の解き方(記述をのぞく)

・6月   随筆の読み方

・7月   随筆の解き方(記述をのぞく)

・8月   第一志望校で頻出題材の強化+記述の基礎副教材

・9月以降 過去問演習+記述の強化

・毎日   漢字・語句文法・語彙の3冊を見開き1ページ毎日

 

まず、とにかく大切なのは毎日の基礎学習。漢字・語句文法・語彙の3冊を毎日繰り返し行いました。

 

特に四谷生は5年の後半から国語の成績が落ちてきたという方が多いと思います。

この原因でまず考えられるのは、「語彙力不足」です。

内容合致問題の選択肢の中に「うろたえる」や「屈辱」などの語彙が入ってきて、この言葉の意味が分からないと選択肢を切ることができません。

 

そこで、まずは大問1と2(漢字と語句文法)の得点率向上と、読むうえで大切な語彙力の強化。この3点セットを毎日やりこんでいくことが重要となります。教材は各1冊を入試終了までひたすら繰り返し行いました。

 

次に読解。

 

2か月スパンで1つの題材を集中特訓していきました。

物語の方が得意なお子さんだったので、2月と3月は手始めに物語から。8週間で計16個の文章を行うという具合です。

 

まず苦手なお子さんで着手しなければいけないのが読み方。

 

物語であれば、線引きと心情要約。論説文であれば、線引きと段落ごとのまとめ。(どういうところに線を引くかは過去記事をご参照ください)

 

なぜ、この作業が重要か。

 

国語の問題作成者の聞きたいポイントは大体決まっています。正しい箇所に線を引くことができ、本文で重要な点をまとめることができれば、そこを手掛かりにしていけばよいので、時間短縮にもつながります。

 

国語の苦手なお子さんは、答えを探すときに最初から読み返していたり、やみくもに答えを探しているケースが散見されます。

 

したがって、各題材の設問にフォーカスを与えるのではなく、まずは読み方をとことん重視して行っていきました。

 

また、特に重要なのは扱う教材です。

 

6年生で国語の苦手なお子さんが6年生の教材で読解を行っても、効果薄です。

なぜなら、題材はかたく言葉も難しく、長文の傾向があるからです。

 

まずは、1学年(場合によっては2学年)落とした教材から行うことをお勧めいたします。

現に、上記のお子さんも4年下と5年上を使って、初期はトレーニングを重ねていきました。

 

長くなりましたが、国語は短期的に大きく成績が飛躍することは稀です。

じっくりと細部を積み上げていった先に、成績向上が見えてきます。

 

したがって、教材レベルを落としたり、疎かになりがちな語彙にフォーカスをあてるなどの取り組みを地道に行っていくことが成績向上の第一歩となります。

 

最後にお勧めの副教材一覧を下記に掲載しますので、ご参考になりましたら幸いです。

 

・塾技

・読みテクトレーニング

・記述問題の徹底攻略

・完成語句文法

・漢字の要

・中学受験必須語彙2800

 

などなど…

 

 

 

 

2025年02月12日 10:33

合格体験記④

本日は第一志望に合格された娘さんのお父様より温かいメッセージをいただきましたので、公表いたします。

 

こちらのご家庭はコンサルティングで2年間携わらせていただきました。

 

うちの子供は、集団環境で競い合うことに苦手意識があるため、集団塾には行かず、最初から個別指導塾に通っておりました。私自身も、4年生のうちからテストの結果でクラスや席順が決まる環境は、なんだかなあ、という思いもありました。


個別塾では、子供と年齢の近い先生とマンツーマンで勉強でき、塾に行くのが楽しい様子でこれは良かったのですが、5年生になり、行きたい学校が決まってきた頃、いわゆる中受に特化した集団塾がやっているであろうサポートが十分には得られず、どうしたものかと思う日々が続いておりました。


そんな時、リセマムの記事でタカベルさんのことを知りました。超難関校を目指すわけではないので、受験コンサルなんて大袈裟かなとも思ったのですが、中受は親の受験、なんて言葉も聞きますし、私がやれることはなんでもやっておこうと考え、コンサルをお願いしました。


面談では、学校の選び方から、モチベーションのあげ方、おすすめの教科書や問題集、長期休みの講習の取り方、模試の対策や弱点の指摘、算数の特に大事な単元、国語の長文の線の引き方や、選択問題で選択肢を絞る実践的なやり方など、その時々に必要なことをタイムリーに教えていただきました。


最後の過去問分析では、「これからでも社会はまだ伸びる!」と、社会の苦手分野の対策ついて教えていただきましたが、これが本当に的確で、今ひとつだった社会の点数が、最後の最後で合格点に達することができました。


子供は自走できるタイプではなかったので、私が伴走することに決めて2年ほど走り続けてきましたが、タカベルさんのサポートがなかったら、まず完走できなかったと思います。


学習面だけでなく、中受全般のアドバイスや精神的なサポートをしていただいたことが、今振り返ると何よりもありがたかったです。

 

~高畑より~

 

約2年間にわたり、ご利用いただきまして誠にありがとうございました。集団塾のカリキュラムではなく、娘さん独自のカリキュラムとペースで無理なく中学受験をこなされ、最初から目指していた学校へ進学されるとのこと、大変うれしく思います。

国語で毎回安定的に稼げるお子さんであったため、非常に優位に中学受験を進めることができました。

国語は早い段階で6年生のテキストを終了し、算数は繰り返し5年生のテキストを中心に繰り返すなど、まさしくオーダーメイド型カリキュラムで大変よく頑張りました。また、お父様の多大なるサポートも十分合格に寄与したと思います。

本当にお疲れさまでした。中学校でのさらなる飛躍も楽しみにしております。

 

2025年02月11日 10:48

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