子どもの前でのNGワード②
こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。花粉が収まり、快眠生活を日々送ることができ、心が安定しております(笑)
最近、英語受験の相談を相次いでいただきます。私が受験をしたころからは考えられない、受験形態ですが、年々導入校の増加に歯止めがかからず、時代の流れを感じるなという今日この頃。私見だが、2級までを保有しておき、5年生からは4科目にフルコミット。6年生になったときに、成績等を勘案し、英語使用で行くか、4科目で行くかを選択することが最も安全策であると考える。もちろん、4年までに準1級を保有しておけばいいに越したことはないが、なかなか難しいだろう。したがって、大手塾で4科目の受験も視野に入れているのであれば、カリキュラムがきつくなるので、5年生からはいったん英語はストップし、4年生までに保有している級で臨むことが最善策であると思う。
さて、本日は子どもの前でのNGワードパート2。
前回は、「苦手」や「はるか届かない」などのマイナス言葉について紹介しました。
今回は、ある例を反面教師として、紹介していきたいと思います。
子どもと接するときに発してはいけない言葉はこのポイントを意識してみるといいと思います。
それは、
「上司から言われて嫌な言葉」を使わないこと。
あなたは、とある会社の営業マンであるとします。そこには、A課長というパワハラスレスレの上司がいます。今から記す言葉を投げかけられたら、仕事のモチベーションは上がるでしょうかという話。こうした言葉がけを子どもに発すると、子どもの学習モチベーションは下がります。なので、やめましょう。という構造であるとご理解いただければ幸いです。
① 結果至上主義
「今日の収益は?」
「100万です…」
「足りないよ。はやく、とってこい。」
(はいはい、分かりましたよ)
→「何点だった?」
「50点…」
「今日は、遅くまで勉強しないとね。」
(うるさいな…)
結果で追い詰めてはいけません。結果責任は親子で共に背負うものです。
② 比較主義
「今日の収益は?」
「100万です…」
「Bさんは300万あげてるよ?まずいとおもわないの?」
(Bさんと私では、営業エリア全然違うんだけど…)
→「何点だった?」
「50点…」
「太郎君はまた上のクラスに行ったみたいよ?」
(太郎君は太郎君、僕は僕だし…)
危機感を煽られて、冷静に行動ができる人ってほとんどいないのではないでしょうか。
ましてや、「自分だけを見てほしい」という欲求がある子どもに、他人との比較は厳禁。
③ 命令
「25日までに書類提出してよ。忙しいんだから。」
「外回りが立て続けにあるので、厳しそうです…」
「仕事なんだから、やってもらわないと困る」
(あなたが鬼のようなタスク量を課しているからでしょ…)
→「お母さんが帰ってくるまでに宿題を終わらせときなさいよ。」
「え~。苦手な単元だからむずかしいよ。」
「でも、やりなさい。」
(本当は教えてほしんだけどな…)
寄り添う姿勢ゼロ。これでは、うまくいくわけがありません。
さて、本当はまだまだあるのですが、3つに共通していることは何でしょうか。
すべて、部下の気持ちと子どもの気持ちを無視しているということです。
( )は心の声です。この心の声を読み取ることが重要なのです。
読み取ることが難しかったら、聞くのです。「何か、困ったことはない?」と。
寄り添う姿勢、これが中学受験成功の秘訣です。
2021年04月23日 09:00