中学受験コンサルティング タカベル

家庭教師 × コンサルティング 学習指導と効果的家庭学習で成績アップ!!

ホーム ≫ ブログ ≫

ブログ

わたしの中学受験⑦

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

面談をしていると、本当に家庭学習の進め方やスケジュール策定に悩んでいる方が多いのだなとつくづく感じさせられます…

大手塾って、素晴らしいです。
長年培った情報量や教材、本当に研究されつくされています。
この通りにしっかりと消化できれば、間違いなくいい成果を収められます。

ただし、それはしっかりと使いこなせる人にとってはです。
小学生って発達段階の途中なので、躓きのポイントもその子それぞれ。

そもそも、問題が読めていないのか。
計算力に課題があるのか。問題も読めていて、計算もできるけど、式と言葉が一体化していないのか。
最近ですと、ADHD傾向の子もいます。
そうした子にとって、どういう勉強法が最も効果的なのかなどなど…
集団ではどうしても限界があります。

つくづく、小学生が行う中学受験は個別対応が本当に求められているなと思います。

これからの教育者は教育心理学や発達心理学まで学ばなければ通用しないなと痛感しています。

さて、個別対応のオンパレードをされたわたしの中学受験期の続きを記したいと思います。

小学5年生の前半までは、計算・漢字・割合・社会・あきらめの悪い性格でなんとか、中上位をキープしていた私。
でも、そんな栄光とも呼べない栄光も即、崩れ落ちることになります。

まず、直面した課題。

「マンスリーはできるけど、組み分けできない」問題。

これは、結局退塾するまで引きづりましたね。
要は、「理解していない」のが原因です。

そりゃ、得意分野が計算・漢字・社会ですもん。
学問を丸暗記で臨んでいたから、理解していない状態になるのも当然です。

でも、これって幼い子あるあるなんですよ。
これね、ただの家庭教師や大人が教えてもダメなんです。
事実、家族が総動員され、半年怒られながら、消しゴム投げられながら、時には深夜まで勉強しても一向に改善されませんでしたもん。

この原因、子どものときは分からなったけど、教育業界に長く携わっていると、分かったんです。
(逆に子どものときにわかっていたら、超かわいくない子ですね…そんなこと考えている暇があるなら、勉強しろといいたくなります(笑))

ずばり、「子ども目線」の指導者が教えないとダメなんです。

学歴に苦労したことがない人や教育の素人である親が教えると、どうしても答えに誘導しようとしてしまうんです。
そして、親が教えると始末が悪いのは、「感情」が入ってしまうこと。もうお互いに冷静ではありません。

一方、学歴に苦労したことのない他人は、仕事なので感情は入らないが、「なんで分からない」かが分からない。
これでは、その場で納得させられても、理解にはつなげられません。

5年の夏だったかな、私には8つ上の兄がいるんですが、兄の友人がお試しで、家庭教師に来てくれました。
その方は中学受験苦労組。その先も、苦労して大学受験で東工大に入学された方でした。
教えてもらって1分で、子どもながらに気が付きましたね。

「あ、この人の指導が自分に1番あっている」と。

その方は、教えないんです。
こういう聞き方をします。

「これを求めるためには、なんの情報が必要だと思う?」
「うーん…」
「じゃあ、今何聞かれている?」
「時間!」
「すごいじゃん!じゃあ、時間ってどうやって求めるんだっけ?」
「距離÷速さ!」→暗記は得意だったため、即答です。
「すごいね。よく覚えているじゃん!じゃあ、距離ってこの問題はどうなる?」 …

聞かれていることから、何の条件が必要で、その数字はどこに書かれてあるか。
もう、もはやゲーム感覚でしたね。

今までの思考は、「問題文の情報→いきなり立式→答え」だった回路が、「聞かれていること→必要なもの→立式」に変わった瞬間、世界が変わりましたね。

そして、目一杯褒めてくれること。自己肯定感がマックスになりました。
もはや、恋人ですよ。
この人のために、尽くそうという(笑)

後日談ですが、この方は中学受験や大学受験で考えさせる授業を受けてこなかったとのこと。
一方的に解き方を説明される指導法に疑問を感じていたみたいです。
私の指導のルーツは間違いなくこの方の影響を強く受けています。

この方の指導を機に、算数は伸びましたね。算数「は」

今日はここまで。
次回はザ、幼い子なら誰もが苦労するあの科目の体験記を記します…

~今日のまとめ~

① 指導の時に、感情は入れないようにしましょう。

実の子に対して、教えるのだから、ついつい感情が入ってしまう。

わかります!

でも、感情が入っていいことはありません。いいのはプラスの感情の時のみです。
冷静な状態な時でも分からないのですから、感情的になって、プレッシャーを受けてもできるようにはなりません。


② 子ども目線の指導者を選びましょう

学生が悪いとは限りません。事実、私はこの学生の先生に本番までお世話になりました。
大人目線だと、どうしてもステータスで判断してしまいがちです。
〇〇大卒、○○中学校に入れた実績〇人等…

こういう実績が華々しい先生は、基礎学力の高い子向けの指導には慣れています。
しかし、私のような基礎学力や理解度の低い子には、その子の目線に立った指導がより求められます。
見極めのポイントは、授業から帰ってきて子どもが解法を説明できたら、いい先生ですね。
間違いなく。解法が説明できるってことは、100%自分のものになっている証ですから。


③ 大手塾はうまく使いましょう

繰り返しますが、大手塾はうまく使えれば、最も中学受験に優れた環境です。
当然です。歴史も伝統も情報量も群を抜いています。
大切なのは、その環境に溺れない・奢らないということです。
通っていても、アップアップで溺れている。食べ過ぎで、消化不良を起こしていたら、逆効果です。
大手塾に通っているブランドに奢り、子どもが苦しんでいたら、これまた本末転倒です。

宿題の取捨選択、本当に今必要なことを見極めて、資本と時間を最大限投入する。
これができた時、大手塾を「使いこなせた」状態と言えます。
2021年04月06日 09:00

わたしの中学受験⑥

こんばんは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

小5の前半まで苦戦に苦戦を重ねたわたしの中学受験。
散々自分を落としてきたので、今回は少し周りよりも秀でていたことも紹介させてください。笑
自慢話になるから、今回限定で。笑

ところで、皆さんは日本でいくつの都道府県へ行ったことがあるでしょうか。
わたしの答えは中学受験記と併せて、後程記します。

ちなみに、皆さんの好きな都道府県はどこでしょう?
私は食べることが大変大好きなので、ダントツ北海道です。

北海道には10回以上行ったかな。
函館の朝市なんかは最高です。
あとは敬愛するGLAYのふるさとですからね。笑

何で、こんな話をしたかと言うとわたしの中学受験記に通ずるから。中学受験には何
かと厳しかった親でしたが、旅行だけは毎休み、欠かさず連れていってくれました。
なので、社会には全く苦労しませんでした。
その興味・関心が大人になっても継続したのか、20歳の頃に全都道府県を制覇しました!
就活のネタにもなったし、社会人になってからも話のネタに最高なんですよ!(政治や野球はタブーですからね笑)

これ以外にも、幼少期の意外な興味・関心が中学受験に役立ちました。
小さい頃から私は野球やサッカーを見るのが大好きでした。
趣味が興じて、小2の頃には野球選手の打率や防御率を求めたり、対戦表や試合分析グラフ等をニヤニヤしながら作っていたり、新外国人選手の名前を誰よりも早く覚える一風変わった小学生だったのです。

こうした低学年のちょっとした体験や趣味のお陰で、割合・社会には全く苦労しませんでした。
これに計算と漢字という武器があったから、何とか戦えたかな。

あと、理解度が人よりも格段に遅かったですが、とにかく諦めの悪い子でしたね。
ほら、規則性の問題とかで200番目はいくつですか?みたいな問題。

あれなんか、問題用紙が真っ黒になるくらい200個数字を書いて、セコい点数の取り方をしてました。
でも、これ大人になって教える側になって気づいたんですが、本当に重要。

中学受験に限らず、勉強で苦戦している子って2パターン。

①授業が理解できない
②出会ったことのない問題が出ると、ペンが止まる

授業では解説に載っているようなキレイな解き方しか教えてくれません。
しかし、私のような理解度が不足している子や発達段階が遅い子はそのキレイな解き方が分からないのです。

そこで、実際に200個書いてみることにより、あれ?これって、ひょっとするととなる場合もあります。
自分で書いた数字から授業で教わる原理・原則が理解できることもあるのです。

もっとひどい場合なんか、2つの数の和が60で、差が3倍。2つの数を求めよなんていう問題。
1から全部書いて調べてましたね。

ほんと、ひどい小学生です。笑

でも、ペンが止まってしまう子には時にはあえてこういう指導をします。

すると、法則にきづいて、算数を好きになってくれる場合もあります。
あと、たまに最後の大問7位の正答率が低い問題に正解することもあります。笑

私の中学受験は、計算・漢字・割合・社会・ごり押し戦法でボリュームゾーンにいた小学5年生時代でした。

ここまでの話を整理すると、

①興味・関心の幅を広げてあげるべき

低学年の頃から自然や旅行、スポーツなんでもいいです。
どこから、中学受験に繋がるか分かりません。
だって、野球見せてたら、割合できるようになるなんて思わないでしょ、普通は。笑

②理解度の遅い子は手を動かさせる。そして、ほめる。

模範解答のやり方が理解できれば苦労しません。
理解できないから、苦労してるのです。
自分なりの不細工なやり方でもいいので、とにかく書かせましょう。
そして、書いたことを目一杯ほめてあげるのです。

私の自慢話はここまで。
次回からは苦労に苦労の中学受験奮闘期を記しますね。

今日も駄文にお付き合い、ありがとうございます。
2021年04月05日 18:00

わたしの中学受験⑤

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

銀行員時代、教員時代、そしてコンサルティングを行うときに、心掛けているのが「親身な対応」

例えば、個人面談って10分なんですよ。
10分で学校の様子を伝えて、保護者の悩みを解決できるわけがない。
ましてや、私が勤めていた学校は私立。
お金を払って、学校に通わせている。
全国に約20000校ある中で、私立小学校はわずか200校余り。
約1%しかない。そして、学校に来ていただくのに片道1時間をかけて、来ていただく。
にもかかわらず、10分の面談時間って少し不親切な気がした。
だから、私は30分から1時間面談をすることもあったし、1件1件に親身な対応をしたいという想いから、このコンサルティングサービスを立ち上げた。

世の中にあまたの勉強法が出回っているが、小学生は発達段階の差も大きく、全員がその勉強法で成功するわけではない。
成功していたら、苦労しないわけである。
大切なのはその子の特性やつまずきを把握し、それを保護者と共有し、解決策を提示して、実行してもらうこと。
たまに体がきついときもあるが、楽しいので私はこれを続ける。

さて、中学受験体験記の続きです。
計算と漢字で無双状態だった高畑少年は鼻ののびた、まさに天狗状態。
しかし、公文式のやり方が染みついていた少年は暗記算数となり、いきなり壁にぶち当たることになる。
それは、
「マンスリーテストではできるが、組み分けテストになるとできなくなる状態」

まー、最初の組み分けテストなんかは悲惨なものでしたよ。
問題も大して読まずに、解法丸暗記で算数を解いていたものだから、数違いの問題が多く出題されるマンスリーテストはそこそこ、組み分けになる度にクラスが真っ逆さま。
イメージしてください。
ジェットコースターに乗っていて、てっぺんに到達したときから、さあ今から落ちるぞという、スリル満点のあの感覚。
あれが、組み分けの1週間前という感じでしょうか。
たまったものじゃないです。カレンダーを見るたびに恐ろしくて、3日前から熱もないのに、体温計をわきに挿しまくっていましたね。

そして、何が恐ろしいって、組み分けの結果返却ですよ。
私が5年生の時は、母や塾どころか、父や兄まで総動員され、家族塾という状態でした。
そして、全員が体育会系の熱血指導。
分からなかったら、鼻に消しゴムが飛んでき、晩御飯は白米とみそ汁のみ。
しかも始末が悪いのは、塾での教え方と家族の教え方が違うこと…

ほら、サピックスの解説って不親切じゃないですか。
「その5ってどこからでてきたの?」みたいな。
中学受験を経験していない両親はこれを無視し、我流で説明する始末。
高畑少年の混乱はより深まっていくばかり。
5年の夏ぐらいまで、マンスリーだと中上位、組み分けになると下位という状態だったかな。

タカベルのサービスって、自分が親にしてほしかった指導が出発点なんです。
今回の話でいうと、こんなところですかね。

① 問題文を一文一文しっかりと読むこと。

算数って、国語です。は?
頭がおかしくなったのではありません。
算数って国語です。
一文読んだら、図を書く。
次の一文に書かれてある情報を図に書く。
この作業の繰り返しです。
要は、算数の問題ってかいてあることを図にして、あとは計
算するだけ。
だから、「国語力×計算力」なんです。
これを「暗記力」で解こうとするから、実力にならなかったのですね。

② 解法を説明すること。(子どもが)

星飛雄馬のごとく、千本ノックは計算だけでよいです。
一問解き終わったら、都度子どもに解法を説明させること。
これやってたら、理解する算数になっていただろうなぁ。
だから、私の授業は「なんでなんで星人」なのです。
だって、5年生の教材ならまだしも、6年生のデイリーサポートなんて、これがAプリントなの?(Aプリントとはその単元で最も簡単なレベルとされるサピックスの教材のこと
です)っていうレベルの問題が出てきます。
でも、これは暗記算数になっていたからでしょうね。

今日の話でいうと、親の接し方も記したいところですが、またこれは後日ということで。
そんな感じで、成績が全く安定しない5年前半を過ごしました。
つづく…
2021年04月04日 09:00

わたしの中学受験④

こんばんは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
サピックスってすごいですね。
私が通っていたのが約20年前ですが、ほとんど教材の変更がありません。
6年生の導入と基本、デイリーアプローチ、サポート、螺旋型カリキュラム…細かい教材改訂は年々行われているものの、大きな構成に変更ありません。
さすが、確固たるメソッドに絶大な自信を持っているのでしょう。
教材整理は半端なく大変ですが…笑

さて、サピックスを散々持ち上げたところで、私のサピックス時代の黒歴史を数回に渡って、ご紹介していきます。
私がサピックスに通ったのは新小5の2月。幼くミーハーだった私は、渡される教材に期待でワクワク。
もらった時はね。笑

計算も漢字も周りの子には負けないし、楽勝、楽勝!
はい、完全になめてましたね。

まず、最初の洗礼は算数。
「図のように、犬小屋に繋がれた犬がどれくらいの面積を移動することができますか?」
はぁーーー???

公文で無駄に連立方程式をやっていて完全に天狗になっていたが、手も足も出ませんでした。
大体、手先も不器用で絵を描かせたら、幼稚園児にも劣るレベル。
絵をかいて解くということが丸っきりダメでしたね。

とりあえず、今日はここまで。
反省をまとめると、

①公文はFまででよい。消去算や割合なんかは連立や正負の数を使えるが、解く頃には覚えていない。笑
というか、自分の能力では使えなかった。

②入塾前に公文と同時並行で、思考力系問題に取り組むべき。
公文をやると、間違いなく計算力は上がる。
そもそも、塾で計算は教えてくれない。
計算が遅いと、それだけで不利になる。
でも、公文だけではダメ。
脳内が暗記算数となる。
中学受験算数の適応に本当に苦労した。

③生活体験や手を動かすべき。料理や買い物の何気ない日常って実は算数で構成されてたりする。
絵を書いたり、工作すると、間違いなく図形感覚が磨かれる。
これは間違いない。
私が壊滅的でしたから…笑
6年になるまでは平面図形と立体図形は戦闘放棄してました。

こんな感じでスタートした中学受験生活。
まだまだ続きます。
今日もご一読頂きまして
ありがとうございました。
2021年04月03日 18:00

わたしの中学受験③

おはようございます。中学受験コンサルティングタカベル代表の高畑です。

世の中は「人」だなと常々思います。事業を立ち上げる際にも、数多くの人に助けられました。
web関係に弱く、ホームページ制作やwebマーケティングに困っていたら、それに明るい友人が全面的に協力してくれました。
新しいサービスの発信の仕方などのビジネスモデルについての悩みを助けてくれる友人もいました。
書籍の構成など、文章に明るい友人にも助けられました。
もちろん、私のサービスを手伝ってくれる業者さん、我々を信頼していただき、子どもの教育について一緒に真剣に考えてくれるご家庭等…

数多くの人に支えられ、今があると思います。しかし、振り返ってみると、小学生時代の私からは想像がつかない今です。
こうも社交的になれたのも、中学高校の生活がとても恵まれたものだったからだと思います。
つらかったのも中学受験、今を与えてくれたのも中学受験。
であるからこそ、中学受験という厳しい世界で、一人でも多くのご家庭を救いたい、一人でも多くの子どもが将来に希望を持てる中学受験生活を送ってもらいたいという想いから、このサービスを展開しています。

さて、本日も私の中学受験生活の続きについて記したいと思います。

漢字、計算、水泳… 本当にこの3つしか、取り柄のない幼少期でした。
しかし、この3つは周りからも一目置かれており、幼少期の心の支えでした。
自己肯定感って、本当に大切です。
この3つがなかったら、自分には全く価値のない人間という想いを抱えながら毎日を生きていたと思います。
自己肯定感がないと、行動を起こそうというエネルギー源になりません。

だって、徒競走で逆走するんですよ?周りができている作品を10回やり直しをさせられるんですよ?
人よりも遅れている、人よりも怒られる回数が多い…
そのくせ、プライドは人一倍高かったのでしょう。
できないことを「できません」「教えてください」ということが言えない子どもでした。
こうした性格が邪魔をしたのか、なにか生きづらさを抱えながらの毎日でした。

そんな私の唯一の楽しみだったのが、1~4年生まで通った公文とスイミング。
ここでは、自分の得意分野をいかんなく発揮できます。
算数は因数分解まで進んでいたのではないでしょうか。
漢字は高校生レベルのものを勉強していました。
水泳は200mメドレーをこなすくらいになっていました。
周りからすごいと思われ、先生やコーチからも目いっぱい褒められる。
私の唯一の心の居所でした。

でも、最初からできるようになったわけではありません。
他にも習っていたピアノや書道はまるっきりダメでした。
やっていくうちに、自分の得意分野を見つけていったように思います。
だから、幼少期の習い事って本当に大切です。
なんでもいいんです。
1つでも心のよりどころを見つけてあげるだけでも、やらせる価値は高いと思います。
実際、小学5年生からはサピックス一本での中学受験生活に突入します。
それまで得意分野と考えていた計算や漢字はできて当たり前、水泳もやめてしまったことから、自己肯定感が全く育まれない、私にとって人生で最悪の2年間に突入することになります。

次回は私の地獄の小学5年・6年の体験記について記したいと思います。
2021年04月03日 09:00

わたしの中学受験②

こんばんは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

独立してからというものの、経理周りや広報関係の仕事も一手に行っているため、大学時代の参考書も片手に、ビジネスのイロハを勉強し直している今日この頃です。

さて、私の中学受験体験記の続編を記したいと思います。逆走話、迷子話と何かと幼く手がかかる子でした。
しかし、そんな中でも、子どもなりの闘争心はあったようで、負けるのが大嫌いな性格でした。

今思うと、この性格が中学受験ではいい方に転んだかなとは思います。
そんな性格を見越したのか、得意分野を伸ばそうという教育方針を掲げたのが母親でした。
ところが、手先はダメ。
大人の話は理解するのに時間がかかる。
発表は支離滅裂なことをいうなど…得意分野を見いだすことすら、難しかったと思います。

ところが、こんな私でも得意分野はありました。
得意分野を見極めて伸ばしてあげることは大人にしかできません。
今振り替えると、これがなければ中学受験の過酷な勉強に耐えられたか定かではないでしょう。

のび太にもあやとり、テトリス、昼寝という得意技が3つあります。

それが、私は漢字、計算、水泳でした。
逆にこの3つしかやっていた記憶がない位、究めていたと思います。
2021年04月02日 09:00

わたしの中学受験

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。 

最近のマイブームは家系ラーメン屋で麺をご飯の上に載せて食べること。笑
友達と行ったら、暴力的食べ方だと言われてしまいました…

さて、本日から私の中学受験体験記について記してみたいと思います。
それを語る前にまず、私はどういう幼少時代を過ごしたか。なかなかの武勇伝ですが、笑わずにご確認ください。笑

代表的なエピソードが
「スーパー迷子事件」
それも、三階も四階もあるスーパーではなく、一階建て。しかも、親はその敷地内に居
たという前代未聞な迷子騒動を4年生の時におかしました。結局、呼び出しの放送が
かかって引き取られたのですが、今でも大の方向音痴!!
新しいご家庭にうかがう際には最寄り駅に30分前には必ず到着するようにしています。

次に衝撃なエピソードが、
「徒競走逆走事件」
これはさすがに1年生の頃ですよ?
中学かって?小学生だわ笑
小学1年生でも開いた口が塞がらない失態だと思いますが、周りと違うことをしてみた
かった高畑少年は(嘘です、本当に分かっていなかったのです)ご丁寧に先生があっち
に走るんだよと言ってくれたにもかかわらず、逆走する始末。これは実家でも未だに
語り草となっています。

まだまだ軽微なエピソードを語ればキリがありません。「図工作品10回やり直し事件」
や「金魚に餌をやり過ぎ事件」などなど…
こんな幼いどころか、どこかおかしい疑いのある子を中学受験という過酷な世界に解
き放った親の勇気には頭が上がりませんが、私は日本で100本の指には入るほど、
幼かった人間だったのです。

この少年にこれから待ち受ける過酷な運命はいかに。続きはまた後日。
2021年04月01日 09:00

重要な4月

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルです。
 
さて、中学受験の季節替わりは2月ですが、学校は4月から。
なぜ、このようなことを書くかというと、2月と4月はとても重要な月だからです。
この時期に家庭学習の在り方やルールを見直す絶好の機会だからです。
 
新たな節目の時期は子どもが最もモチベーションが高い時期です。
1学年上に上がったことによる自覚、新たな仲間との出会い、新学年で学ぶ学習内容…
子どもにとっても気分転換を図ることのできる絶好の機会です。
 
私立小学校の教員時代に「黄金の3日間」という言葉を学びました。これは1学期スタートの最初の3日間をどう過ごさせるかが1年間の学級の状態を左右しますという言葉です。新学年の期待に胸を膨らませている子どもたちが最も素直な3日間で、どうルールを徹底できるか。私はこの3日間を本当に大切にし、春休み中に策を練って新学期に臨んだものです。
 
それは家庭学習においてもとても大切です。今一度、ルールとやり方を見直してみましょう。そして、それを子どもと共有することです。以下の点を行ってみるとよいかもしれません。
 
① 学習計画をしっかりと策定すること
② 生活リズムを見直すこと(計算や漢字は朝に行う等、ルーティン化)
③ 叱るポイントを共有化すること→とても重要です(丁寧にタスクを行わなかった時に叱る等、ポイントを1つに絞る)
 
これを1年間、親御さんも貫きます。新学年になったということを口実に、家族会議を行ってみましょう。
 
さて、学習面も夏期講習までの期間はとても重要です。大手塾ですと、夏期講習になると講座と宿題に追われてしまいます。したがって、春までに積み残しがあると、夏の学習効果が薄れてしまいます。
 
したがって、以下のポイントを意識して、新学年を過ごしましょう。
 
・新6年生
いよいよ最高学年になりました。勝負の1年ですね。現在、成績低迷に悩んでいる方は以下に注力しましょう。
 
① 算数
「割合」「比」「平面図形」「速さ」
この4点は入試でも必須分野です。日々のタスクで、5年生に習った教材を用い、原理・原則をもう一度入れなおしましょう。
 
② 国語
「言葉・漢字」は塾の教材を毎日少しずつ。「読解」は前学年の教材を用い、説明文と物語文を1題を3日ずつ交互に行いましょう。
6年生は読解の学習速度を2倍にして行います。
 
③ 理科・社会
算数と国語が苦手なのであれば、1学期は宿題のみにとどめましょう。
ところが、理科の「水溶液」「てこ」「ばね」「振り子」「浮力」「電気」は算数と同様、原理・原則をもう一度入れなおしましょう。
 
夏までは徹底して、算数の重要分野・国語・理科の計算分野の基礎固めを徹底的に行っていきます。
 
・新5年生
受験で最も差がつく重要な学年です。6年生の今頃になったときに、積み残しをしてはいけません。
ところが、5年生は学習の内容と量が最も多く、ここから受験断念という話が聞こえ始めてきます。
各教科の前に、最も学習スケジュールの確立が重要な学年です。
すべての教科を毎日少しずつ行い、家庭内テストをしっかりと行わせる。このルーティンの確立が成否を握ります。
無理に詰め込んではいけません。ただでも、詰め込まれますので。
 
① 算数
塾にもよりますが、1学期に学習する「平面図形」「割合」「速さ」は重点的に取り組みます。
入試に頻出ということもありますが、2学期からこれらを「比」を用いて解きます。
「比」という中学受験の超抽象事項に立ち向かう前に、よりイメージしやすい1学期の原理・原則をマスターしておくことが重要です。
 
② 国語
再三、前記事にも記しましたが、5年生の前半は精読に徹するべきです。1週間に1題、小分けにして文章をじっくりと読む習慣を家庭で身に着けさせることが重要です。
 
③ 理科・社会
6年生同様、算数と国語が苦手なのであれば、後回しです。理科も1学期まではどちらかというと、暗記的要素の強い学習です。
もちろん、取り組めればベストですが、まずは算国です。知識は詰め込んでも忘れます。6年夏以降での追い込みがききますので、最低限のタスクのみで大丈夫です。(要点チェックのみ)
 
繰り返しになりますが、5年生で受験の結果の大勢が判明してしまいます。理科と社会を得点源でクラスを維持している方は危険です。算数と国語の家庭学習の戦略、これに尽きます。
 
・新4年生
 
新4年生の1学期はまず、塾のルーティンと家庭学習のルーティーンの確立です。
朝に計算、漢字。
塾のない日に宿題。
土日に家庭内テストの実施や生活体験も交えながら、アウトプット型学習で理科・社会を入れていく。(暗記にしない)を行う。
 
通塾日数もまだ2日程度と、十分に習い事も両立できます。5年生になったときに、違和感なく臨めるように生活習慣の確立が1学期はポイントでしょう。
 
塾の新学年から2か月が経とうとしています。この2か月で家庭学習の過ごし方やお子さんのモチベーションはいかがでしょうか。
4月が立て直す、最後のチャンスと言っても過言ではありません。ご参考となれば幸いです。
2021年03月29日 09:00

なんとしても成績アップしたい方へ…

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルです。

前記事で、成績が上がらない子に共通する特徴について記しました。
成績が上がらない子は、自分に自信がありません。そこで、自信をつけさせることが本当に重要です。
ポイントは、「勉強での成功体験」と「ほめること」と記しました。
今回はその続編です。

授業→宿題→テスト→授業…
ほとんどのご家庭が、このようなサイクルで1週間を過ごすかと思います。では、ほとんどの子が同じサイクルで過ごしているのに、なぜ差が生まれるのか。1つ1つ見ていきましょう。

授業の理解度が不足
新しい内容は授業を受けて習うわけですから、成績低迷のきっかけの出発点は間違いなくここです。
集団授業はどうしても、一定のレベルのポイントに絞って授業を行う必要があります。それが上位30パーセントなのか、50パーセントなのかは塾の方針によりけりです。つまり、おのずとそのレベルからこぼれてしまう子が出てくるわけです。成績不振のきっかけはここから始まります。ですから、ご家庭は個別指導や家庭教師で補強をするという手段をとります。

宿題のやり方がまずい
ここが最も重要なポイントです。たとえ、授業で理解ができなかったとしても、宿題の取り組み方が正しければ、成績低迷にはなりません。理解できなかったものに対してのアプローチが誤っているので、成績アップにつながらないのです。ここで、関連するのが前記事のトピックです。子どもにやる気がなければ、「答えを写そう」「早く終わらせよう」という意識が働きます。つまり、学習者のモチベーションを高めなければ、ここがおろそかになり、成績不振へとつながってしまうという構造なのです。
ところが、宿題を出して終わりの教育サービスがほとんどであるため、この重要な点が見過ごされてしまいます。
ここのやり方とやる気の高め方までを提案するのが、我々のサービスです。

勉強計画がまずい
とはいうものの、こういうケースもあるかと思います。授業の理解度は不足していたが、宿題もしっかりやったし、分からないところは個別の先生や家庭教師でしっかりと補強をしてもらった。なのに、成績アップにつながらない…
これは、勉強計画のまずさに原因があります。たとえば、5年生で規則性の単元を学習しました。
4年生までに学習した植木算に積み残しがあった場合、いくら頑張っても規則性を完全に理解することはできません。

つまり、前学年の内容を振り返って、学習する必要があるのです。
6年生ならなおさらです。割合の演習授業を受けました。来週、テストがあります。6年生でもらった問題演習の教材をひたすら解いても、成績にはつながりません。5年生で初めて習った原理・原則にかえる必要があります。
こうした目先の宿題をこなすだけの学習をしていたら、その問題はその場では解けるが、時がたつと分からなくなり、その問題以外に対応ができなくなるという事態に陥ります。であるからこそ、我々が提唱するスケジューリングという考え方は学習において、非常に大切なのです。

成績をあげる重要なアイテムは以下の通りです。
① 適切な学習計画
② 子どものやる気
③ 宿題の効率のよい進め方
④ 各科目の効果的な勉強法

ここまで踏み込まなければ、成績アップにはつながりません。
授業をやって、宿題を出すというのが当然の流れになっていますが、学習はその先が最も大切です。
タカベルは家庭学習に徹底的に踏み込みます。
2021年03月28日 09:00

効果的な読解学習法

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルです。
こういうご時世なのでゆっくりと花見はできませんが、四季のすばらしさを感じながら生きる今日この頃です。

さて、今回は効果的な読解学習法の続編を記したいと思います。
前回、読解が苦手な子は一日一題に取り組むのではなく、一週間に一題とし、最初の3日間は設問を解かないというやり方について記しました。
これは、精読を促すためです。一度見たことのある文章がもう一度出題される可能性は低いです。したがって、どの文章がでてきても対応する力を身につけるためには、本文をじっくりと読む習慣やクセが必要になってきます。
このトレーニングを繰り返すことで、語彙の増加と読むスピードの向上、線引きのポイントをつかませていきます。

しかし、読解とは、「読んで解くこと」。
読めただけではいけません。問題も解けるようになる必要があります。したがって、残りの4日間で設問を解く作業を行います。なぜ、設問も小分けにするのか。1日に課されるタスクが1~2問であれば、じっくりと考えて解くようになるからです。そこで、以下のようなやり方をお勧めします。
読解ノートを一冊作ります。ノートを上下半分に切り、上の段に解答を記入。下の段にその根拠を記入します。勉強とは「なぜ?」を問いかけることが極めて重要です。選択肢のアやイだけを答えられても、それは勉強ではありません。なぜ、アが正しくて、他の選択肢が誤っているのかまで踏み込んで記入することが大切です。

加えて、国語が苦手な段階はすべての設問を扱いません。
「記号問題と書き抜き問題」に絞るべきです。なぜなら、この2題は本文中に答えが書かれてあるハードルの低い問題だからです。「文中の言葉を使って」や「50字以内で説明しなさい」などの問題は、自分の言葉で説明を行ったり、文中の言い回しを若干アレンジしなければならない、苦手な子にとっては負荷の高い問題です。ある塾はすべて記述の課題を課していますが、得意な子にとっては最も伸びる勉強法です。
ところが、苦手な子にとってはやる気すらも奪ってしまう、諸刃の剣なのです。
(上位にターゲットを絞っている塾なので、こういう方針なのかもしれませんが…)

苦手な段階で負荷をかけないことは学習において、王道の勉強法です。
これを「スモールステップ学習」といいます。

算数が苦手な子が、計算や基本問題を飛ばして、練習問題を扱っても学習効果は0です。
読解も同様です。1つできてきたら、次。それもできてきたら、次が原則です。
音読→意味調べ→質問対話→線引き→記号・書き抜き問題→文中の言葉を使った記述問題→自由記述問題という具合に、スモールステップで進めることが学習においては鉄則です。
国語が苦手な子はぶつ切りに毎日行うことが、一番の近道です。
2021年03月27日 09:00

中学受験コンサルティング
タカベル

電話番号
090-9366-8695
受付時間
月〜金 10:00~21:00
土日・祝日 10:00 ~15:00
定休日
なし

ブログカテゴリ

月別ブログアーカイブ

2024 (22)

モバイルサイト

タカベルスマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら