中学受験コンサルティング タカベル

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長期的視野での中学受験②

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

火曜日は私自身の定休日。本日は、12月の会議に向けて来年度のメニューや講師採用について思案をしております。

 

先週は採点済み過去問データの提出を受け、残り2か月あまりで行っておくべき科目・単元・教材のご提案や4~5年生の学習計画の策定、家庭教師業務と多岐にわたって活動しておりました。

 

今まで1000枚以上の学習計画の策定を行ってまいりましたが、本日はその観点も含めた「親御さんが」行うべき中学受験サポートについて記したいと思います。

 

①親御さんは教えない。壁打ち相手に努める。

 

すべてのご家庭でというわけではありませんが、親御さんがお子さんに対して気合の入った学習指導をしてしまうと、ぶつかることが多いです。その原因は下記の通りです。

 

・親御さんの熱量とお子さんの熱量にギャップがある。

 

過酷な中学受験生活に身を置いているとはいえ、まだ小学生。一時の楽しみを求めたり、勉強から逃れようとする姿勢はごく自然なものです。自ら机に向かい、目標に向かって走り続けるお子さんの方が稀です。

 

一方、親御さんは過当競争となっている中学受験に不安を感じ、一生懸命にやらせようとする。このギャップがぶつかりを引き起こしてしまいます。ぶつかったり、その状態で勉強を行っても当然身になりません。

 

・教えかたが塾のものとは異なる。

 

中学受験の解法は多岐にわたり、どのやり方がお子さんに合っているかはお子さんに選ばせることがベターです。塾で行っているやり方が最も分かりやすいと感じているお子さんに対して、別の解法で教え込もうとしてしまうと混乱を招きます。

 

つまるところ、私は親御さんが勉強に踏み込まない方がうまくいくケースが多いと感じています。

 

しかしながら、子ども心というのは複雑です。教えなかったら教えなかったで、「見てくれていないのに、点数が悪かったら文句を言う」という不満を抱くようになります。

 

そこで、学習の壁打ち相手になってあげるという付き合い方が最もよい距離感であると考えます。音読の聞き役になってあげる、解法説明を聞いてあげる、テキストのコピーを行ってあげる、直すべき問題の提示をする、家庭内テストを行ってあげるなど…

 

学習指導ではなく学習管理という付き合い方を行うと、長きにわたる中学受験生活をうまく乗り切れると感じています。

 

②モチベーションアップや維持に努める

 

どんなに親御さんが頑張っても、結局2月1日に戦ってくるのはお子さんです。

どんなスポーツでも、基礎能力だけでは勝てません。そこに士気と分析力が加わったときに強いチーム、強い選手と呼ぶことができます。

中学受験も同様。学力だけでは勝てません。それに加え、士気と分析力が必要になってきます。

 

同じ偏差値帯の子が勝負をした場合、学力はほぼ同等。勝負の差を分けるのは1点でも多くとってこようというやる気と、1点でも多くとらせるための分析力です。

 

特にやる気の部分は大きな要素を占めます。野球を見ていても、なんとなく顔に自信のなさが表れているピッチャーは打たれてしまうように、受験でも自信をつけさせてあげることが何よりも重要です。

 

結果ではなくプロセスを評価し、結果は受容し、励ます。親御さんの最も重要な役割は、自信に満ち溢れた表情で向かわせてあげること。何事も戦いに勝つためには、自信を持たせることが重要です。

 

③分析を行う

 

スポーツで勝つために相手の弱点を分析することが重要なように、中学受験においてもこの分析が重要です。

現在6年生のご依頼を多く頂いていますが、来年度はこれをメニュー化しようと考えています。

中学受験の分析とは、スポーツのそれとは若干異なり、他の受験生の弱点を分析するものではありません。

 

自分の弱点と志望校の求めるもののギャップを埋めることを意味します。当然その際に重要な指標となってくるのが、自分が受けた模試や過去問の採点済みデータの分析と、志望校の過去問分析です。

苦手な「速さと比」を毎年出題してくる学校に対して、何も手を打たずに突撃すると当然不合格の確率が高まります。

 

4・5年生で志望校がすでに見えているご家庭は早めに過去問を分析しておくと、毎週のようにふってくる新出単元の力の軽重づけが行えるかもしれませんね。

 

④併願パターンのシミュレーション

 

2月1日校ばかり見学をしても、体は1つしかありません。

2日以降や午後受験など、日程に応じた学校見学を早い段階から情報収集しておきましょう。

その際に、問題の親和性が高い併願パターンを組むとベターと言えます。

例えば、学習院×成城などは親和性が低いと言えますね。

 

以上のように、中学受験は学力だけでは勝てません。模試判定30%でも逆転が起きるのは「士気×分析力」であると考えています。そして、長期とは記しましたが、まだまだ最終盤の逆転も十分に狙っていけます。愚直に志望校の求める人物像に近づくべく、1日1日を大切に過ごしましょう。

 

※無料面談は最短12月8日(木)~となっております。(年内ご希望の方はお早めにお申し込みください)

※人員増に伴う新年度2月~のサービスは12月中に公表、キャンペーンを1月に実施します。

2022年11月22日 12:54

長期的視野での中学受験①

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

方向性が決まりましたので、定期的なブログ執筆を再開したいと思います。

 

さて、本日は長期的視野での中学受験について執筆を行いたいます。

書きたい内容が多いので、何回かに分けて記します。

 

「長期的な視野」と書きました。

 

昨今の中学受験はコロナ禍での公教育に対するイメージや大学受験改革への不安感などに伴い、年々受験志願者が増加しております。当然、学校のキャパシティーは簡単には増やせませんから、競争率は高まる一方です。

 

それに伴い、早期から入塾させることが当たり前の時代となりました。私が受験したころは新5年生からの大手塾入塾がベースだったと記憶していますが、今は1年生からの入塾も珍しくありません。

 

これだけの過当競争となりますと、勉強漬けの日々を過ごさなければならないでしょうし、目先のクラスに拘った勉強をとってしまうことも無理はないかと思います。

 

しかし、私は2つの視点からこうした中学受験はとるべきでないという考えです。

 

まず、1つ目は「中学受験がゴールではない」ということ。

 

将来職に就くまで、また就いてからも生涯学び続けなければなりません。これからの時代はますます専門性が求められてきます。

幼少期に過度な勉強を行い、入学後に燃え尽き症候群になる場合や勉強を行うことに抵抗感を感じる子を何例も見てきました。

 

せっかく行う中学受験ですから、「学ぶことは楽しい」と感じさせ、「この経験が将来につながる」中学受験としたいところです。

 

2つ目は「中学受験を乗り切る上でも、目先の結果に拘った勉強法だと限界がある」ということです。

 

5年生が中学受験で最も重要な学年だということを一度は耳にしたことがあるかと思います。

 

私もおおむね賛同の立場です。

 

しかし、これは5年生の時にどのクラスにいるかが重要なのではなく、6年生で志望校合格につながる土台を作れたかどうかが重要であるということです。

 

例えば、目先のクラスに拘った勉強をおこなうのであれば、各科目の優先順位は下記のようになると思います。

 

算数>理科=社会>国語

 

算数に個別指導などをつけて解法をインプットし、理科と社会を詰込み、国語は後回しとなる。

 

クラスを上げるだけの勉強であればこの方向性でなんら間違っていません。

 

しかし、私共の学習計画の立案はこうした提案は行いません。

 

5年前期では、算数=国語>理科=社会

5年後期では、算数>国語=理科>社会

 

こう記すと社会を軽視しているように思われますが、学習はしっかりと行っていただいています。

しかし、量ではなく質。短期記憶ではなく長期記憶につながる勉強法で行っています。

 

また、長期的視野に立った時に国語の重要性を重視しています。クラスをあげる勉強だと国語の優先順位は低いかもしれませんが、昨今の中学受験はどの科目においても国語力が大きく試されています。

最も論理的に解く科目は実は国語であり、国語の論理的解法と読解力が伸びてくると、他の科目にも相乗効果をもたらします。

 

現在4年生のご家庭や5年生のご家庭の学習サイクルの見直しのご参考になりましたら、幸いです。

 

さて、私共は2月から新プランを打ち出し、塾や個別やご家庭では行いづらい点を拾っていく新サービスを検討しています。

それに伴い採用も強化し、理念の実現を行っていける仲間を多く迎えたいと思います。

 

冒頭にも記したように、クラスを上げることを第一にお考えのご家庭は我々のサービスだとご満足いただけないかもしれません。「志望校合格」「自己肯定感とモチベーションを高め、生涯学習につながる中学受験生活を送りたい」とお考えのご家庭はご検討いただけますと幸いです。

 

次回は、長期的視点での中学受験②と題し、親御さんが行ったほうが良い点を中心に執筆したいと思います。

 

※無料面談の最短受付は12月5日(月)~となります。

※家庭教師サービスは来年2月~の募集となります。

※新プランならびにキャンペーンは12月に公表いたします。

 

https://takabell.com

2022年11月15日 12:00

ご報告

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

この間ブログでの発信が滞っておりましたこと、お詫び申し上げます。

 

かねてよりご案内していました通り、中学受験塾の設立にむけたプロジェクトを立ち上げ、それに向けて何度も会議を重ねてまりました。

 

塾を立ち上げることで実現できる理念、塾を立ち上げてしまったら実現できない理念、それぞれを会議の中で洗い出した時に私なりに最終決定したことが「向こう数年はタカベルのサービス内容を強化していく」ことで結論が固まりました。

 

その一番大きな理由が、「現在のサービスの方が1つでも多くのご家庭と接点を持てる」と考えたからです。

 

塾を立ち上げてしまうと、持てる接点はそのエリアに限定されてしまいます。私共がこのサービスを立ち上げた原点に立ち返ったときに、「加熱しすぎる中学受験に左右され、自信と考える力を失い、将来学び続けるべき子どもたちが学習意欲を失ってしまっている子たちを1人でも多く救う」ことでした。

 

そして、ありがたいことにこの塾立ち上げ会議の間も、タカベルを頼っていただけているご家庭が数多くあったものの、入会待ちにせざるを得なかったことに心苦しさを感じていました。

 

したがって、現状のサービス内容をより強化し、人員も増員することで理念の実現に向けて、歩みを進めていきたいと考えました。

 

今は塾設立に向けた会議ではなく、タカベルの新サービス提供に向けた会議に舵を切っております。

 

今後のスケジュール感としましては、12月に新サービスの骨格をブログやSNSにて公開し、1月にHP上にてキャンペーンを実施していきます。そして、新年度2月~新サービスの稼働へと動いていきます。

 

現在受け持っている6年生の受験成功と4・5年生の成績・モチベーションアップをまずは一義的に考えるため、メールでもお知らせしたとおり、受験サポートプランについては12月まで、オンライン家庭教師プランについては2月まで入会待ちとなっております。新年度から増員体制で行ってまいりますので、しばしお待ちいただけますと幸いです。お問い合わせ・無料面談については順次受付を行っております。

 

以上、取り急ぎのご報告となります。この間に塾に関する多くのお問い合わせを誠にありがとうございました。

 

タカベルのプラン・人員強化で理念の実現に向けて、しばし奔走してまいりたいと思います。

 

高畑

2022年11月08日 15:20

2022年度合格体験記②

・TI様(2022年度 受験生お父様)



<体験談>
私がタカベルさんのサービスを受けるようになったのは、娘が小学6年生5月の頃でした。当時、娘は大手塾のクラスが昇降するプレッシャーや塾の先生の厳格な指導についていけなくなっており、また、ストレスからテスト中に腹痛を訴えテストにならないことも増えてきたため、親としては中学受験から撤退することも覚悟しました。私自身、中学受験経験者で特段の苦労なく終わったこともあり自分の娘も同じように指導すれば上手くいくと高を括っていましたが、全く違いました。藁をもすがる気持ちでネットで調べたタカベルさんのサービスを受けることとなり、大手塾や娘との接し方、勉強の中長期的方針等について毎月相談に乗って頂き、豊富な経験に基づくご助言を頂きました。

娘は幸運にも希望する中学校に入学できましたが、タカベルさんのサービスを受けていなかったらこの結果は無かったと思います。
中学受験は子供の学力勝負ではありますが、親の精神力の戦いと言うことも思い知りました。親が目の前の事象に一喜一憂し過ぎないことが重要であり、親が精神的に安定していないと子供も悪影響が出てしまいます。自分が中学受験をしていても親としての中学受験は初めてですのでどうしても不安になりますが、中学受験のプロに悩みを聞いてもらい、親身になってご助言頂ける環境を得て本当に良かったです。中学受験で不安感をお持ちの親御さんには、タカベルさんのコンサルティング・オンライン家庭教師を強くお勧めしたいです。』

 

<タカベルより>

このたびは合格おめでとうございます。お申込みの時の持ち偏差値から10の逆転劇でした。

この間、お父様のご苦労は本当に絶えなかったと思います。

時には、連日お電話の面談を組むこともありましたね。

特に印象深かったのは、夏休み中に行ったお父様の学習サポートでした。

そうしたお父様の熱心な姿に、娘さんもこたえようと、最後の最後まで踏ん張れたのだと思います。

結果、紆余曲折ありましたが、御三家を含む3勝。お見事でした。

娘さんが充実した中学校生活を送れること、心より祈念しております。

 

 

お父様の体験談にもありましたが、中学受験で大切なことは上位クラスにいることでも、勉強時間を多くすることでもありません。最も大切なことは「子ども目線に立った」学習法、学習指導、メンタルケアです。

 

当然、本人が勉強好き、上位クラスに上がりたくて勉強をしているのであれば全く問題ありません。

 

ところが、本人にそのような意思がないのに無理に強制をさせても、結果やモチベーションアップにはつながりません。

 

そこで重要な視点は、いかに学習者のモチベーションを高めるかという点です。

 

 

 

モチベーションが上がらない子に、結果で締め付けたり、勉強量を多くしても全くの逆効果です。

 

こうした問題点を解消するために、我々はコンサルティング機能付き家庭教師集団として活動しています。

 

中学受験は、教わっている時間以外の家庭学習の使い方や過ごし方が重要となります。

 

ここでモチベーションを高く維持しながら進めることができれば、結果として偏差値や合格可能性という結果で返ってきます。

 

中学受験でお悩みの方、学習量や偏差値という視点を、子ども目線へと切り替えてみてください。

 

きっと活路を見出すことができます。

2022年03月02日 11:22

2022年度合格体験記①

SK様(2022年度受験生お母様)

合格校:立教女学院中学校、栄東中学校、埼玉栄中学校

体験記:3年生後半に受験勉強を始めてから5年生中盤までは、大量の宿題や計算を行わせる所謂「詰込み型」の学習により、範囲が決まっている四谷大塚の週テストや組み分けでは上位をキープしていました。
しかし5年後半になると、難しい問題も増え、テストも広範囲になったことで成績が失速し、偏差値が10以上も急降下してしまいました。
これはまずいと、ネットで好評と言われている色々なテキストに手を出し、娘もそれを「こなす」事だけに必死になり理解が追い付かず、睡眠時間も削られ、ストレス満載の毎日でした。
6年のGW明けからタカベルさんにお世話になり、スケジュールを立てていただくとともに、娘の力と志望校に合わせて「このテキストだけやる、これはやらない、この講習は受けない」という勇気をもった「引き算の指導」により、やるべきことが絞られ、特に理科と社会の成績が上昇・安定しました。勉強時間の配分もしやすくなったことから、苦手分野や過去問に注力することもできるようになりました。
私にとっても、毎日の勉強スケジュールを立てるストレスが緩和され、またスケジュール作成前の面談でも受験の悩みを聞いてもらえたので、親としても精神の安定剤になっていたと思います。
結果として、空きの合格判定テストでは20%だった第一志望校の合格可能性が、最後には60%まで上昇し、本番でも無事に合格を頂くことができました。大変感謝しています。ありがとうございました。

 

手法:お申込みいただいた際の一番のお悩みは、「深夜まで勉強しているのだけれども、結果につながらない」という点でした。

勉強というのは量をこなしたから、結果になるわけではありません。重要なのは1冊のテキストを信じ、できたという自信をつけることです。

こちらのご家庭に対しては、下記の提案を主に行いました。

 

①様々なテキストには手を出さず、1科目1冊、多くても2冊を受験終了までに4~5周すること

→1冊のテキストを信じ、やり抜くことが理社の底上げと、何よりも娘さんの自信向上につながりました。

 

②国語の個別指導

→国語が苦手なお子さんでした。多くの集団塾は国語の体系的な指導がなされていない場合があります。国語はその問題だけ解ける解法を授けても意味をなしません。どの文章が出てきたときにも対応できる能力を身につけることが何よりも重要なのです。

 

③集団塾のカリキュラムとうまく付き合う

→体験記にも記していただきましたが、理社を中心に授業を間引いてもらいました。特に6年生は拘束時間が多く、家庭学習に十分な時間を捻出することができません。勉強とは得意なことをやるのではなく、子どもの現在に最も必要なことを行うことが勉強です。一斉授業では、もちろん得な単元を学習することもありますし、苦手なところを学習することもあります。裏を返せば、子どもの現在にとって必要のないものも含まれている場合もあります。この点に拘り、家庭学習の時間を十分に捻出しました。

 

④直しの徹底

→「やって終わり」「理解したつもり」これで終わっては勉強の意味は全くありません。1週間のスケジュールの中で、必ず全科目とも直しを行う日を設定しました。これを徹底的につぶしたことが成功の秘訣と考えています。

 

6年生からのお申込みで、難しいタスクではありましたが、親御さんの多大なる協力とお子さんの努力に支えられ、合格へと導くことができました。上記4点が少しでも参考になりましたら、幸いです。

 

2022年02月21日 11:13

2022年度合格実績(追記)

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルです。

 

本日まで中学入試は続いておりますが、大方が昨日をもって終了しました。

 

毎年のように激化する中学受験を乗り越え、満足のいく結果を手にできた方は本当におめでとうございます。

 

また、満足のいく結果でなかったとしても、この中学受験で得た経験や勉強をする習慣は一生ものであります。

 

2022年度入試を終了した保護者の皆様、お子様たち、本当にお疲れさまでした。入学まではどうぞ一息ついていただき、コロナ禍ではありますが最後の小学校生活を満喫していただければと思います。

 

タカベルの2022年度合格実績は下記の通りとなります。(2022年2月9日14時時点)

 

・雙葉

・洗足学園

・慶應湘南藤沢

・立教女学院

・栄東

・青山学院浦和ルーテル

・埼玉栄

・星野学園

・渋谷教育学園幕張

・市川

・東邦大東邦

・佐久長聖

 

以上となります。数多くある家庭教師、個別指導、学習コンサルタントの中から、実質1期目でありましたタカベルを選択いただきまして、まことにありがとうございました。

お子様のますますのご成長、ご家庭のご多幸を心より祈念しております。

 

さて、本年度の結果を受け、私共なりに箇条書きではありますが、中学受験において重要だなと感じた点を記してみようと思います。

 

①国語力

②1つの教材を信じ、何度も何度もやりこむこと(特に理社)

③暗記算数にしないこと

④大手塾とうまく付き合うこと(時にはカリキュラムを崩すことも重要)

⑤6年前半までに基礎をじっくりと固めること

⑥冷静な判断や冷静な態度で子どもを導き、あたたかく接すること

 

あげればきりがありませんが、特に重要な6点であると考えます。体験談を交え、後日ブログにて詳しく解説をしてまいりたいと思います。

また、本年度の成功事例をもとに、タカベルとして2冊目の書籍の執筆を行っていきたいと思います。

 

さて入試が終了したということは、新たな戦いのスタートであることの裏返しです。明日から学年が一つ上がり、新たなスタートを切ることになるかと思います。タカベルの2期目もお子様の気持ちやつまずきを一番に考え、新たなスタートを切りたいと思います。

学年が上がるご利用者の皆様、新学年もまたよろしくお願いいたします。

 

本日は2022年12月オープンを目指した中学受験塾設立の4回目の会議。

芝の同級生・早大の同級生とともに、お子様の気持ちを大切にした、中学受験のその先にも通ずる能力を植え付けられるモデル構築のため、激論を交わしてきます。

 

2022年度組の皆様、大変お疲れさまでした。

 

2022年02月09日 14:15

2022年組指導終了

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルです。

 

創業開始期以来の忙しい1週間でした。

というのも、毎日のように6年生の家庭教師が入っており、コロナにも気を付けながらの1週間でしたので、大変気を揉みました。

あとは、結果発表を残すのみであります。

 

受験生を指導していて感じる点は、やはり過去問の重要性。

よく意見が分かれるところではありますが、1度行った問題は2度と出題されないから、過去問学習にあまり意味がないという意見。

 

勿論目指す志望校によってさまざまな見方がありますが、私は過去問こそ積極的に取り組むべき。こう考えます。

 

どんな世界でもそうですが、練習でできないことは本番でできるようにはなりません。

過去問学習とは、その学校の求める人物像に少しでも近づく努力をすること。こう考えます。

 

スピード、高得点勝負の学校は時間配分に意識したトレーニング。

思考力、表現力重視の学校は書き方の型を身に着けるトレーニング。

その学校の頻出分野を見つけ、その単元の弱点を副教材などで補強していくトレーニング。

この学校はこの大問を重点的に見直しをする等、テスト戦術のトレーニングなどなど…

 

過去問は上記のような能力を身につける上では、恰好な教材となります。

 

2月第2週にはいりましたら、合格実績をアップしたいと思いますが、今年度は特に過去問を精度高く取り組んだ(もしくは取り組んでもらった)結果、1月校は続々と難関校の合格へとつながりました。それも、受験直前の模試ではその学校の偏差値に足りていなかった子がほとんどです。

 

つくづく、6年9月~の過ごし方が逆転を呼ぶのだなと感じた今日この頃です。2023年以降組の皆様も、今の成績が志望校に足りていないからと、決してあきらめることはありません。過去問を精度高く取り組めば、逆転を起こせます。

 

受験の終わりのような書き方となりましたが、受験はまだ終わっていません。残り2日あります。できる最善の策を講じ、万全の状態で本番に臨めるようにしていきましょう。

タカベルご利用者様に1つでも多くの桜が咲くこと、全国の2022年組の皆様が納得のいく形で受験を締めくくれます事を心より祈念しております。

 

さて、今年も駅まで受験生の応援に行きますが、私たちは受験直前のお子さんにはこうした言葉がけをします。

 

「焦ることはない。不安になることもない。誰よりも今まで頑張ってきたのだから、その自信とお世話になった人への感謝の気持ちを答案用紙に思う存分ぶつけてきなさい」と。こうした言葉がけを毎回行います。

 

当日は勉強はそこそこに、ポジティブな言葉がけをかけてあげ、親御さんもお子さんに感謝の気持ちをつたえるとよいかもしれませんね。

 

「ここまでがんばってくれて、ありがとう。」と。

 

心より応援しております。

 

 

2022年01月30日 11:36

新予習シリーズ

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

内部選考、埼玉入試、千葉入試の難関校と続々と受験が終了しています。

 

本丸の東京、神奈川受験まではあと1週間余り。受験生の親御さんはコロナ対策、体調管理、最後の追い込みとさぞかし気を揉む日々をお過ごしかと思います。あと少しです。最後のラストスパート頑張りましょう。

 

本日、タカベルは来年2月の塾オープンに向けた3度目の会議を行います。消化不良に苦しむご家庭や最近急増中の6年から中学受験をご検討されるご家庭のお悩みを解決できるモデル構築をすでに進めています。本日でサービス内容の太宗を決定できるよう、激論を交わしてきます。

 

さて、消化不良といえば、2024年受験生から予習シリーズが改訂され、今年度の4年生はすでに1期生として、1年間新予習シリーズの生活をお過ごしかと思います。5年生前期の全テキストを発注してみた感想、4年生を1年間指導してきた感想を簡単に記してみたいと思います。

 

①算数はさらに前倒しのカリキュラム

②万人受けしない作りとなった

③レベルが高くなった(特に総合回)

④理数科目は男子難関校向けの内容となっている  などなど…

 

もともと予習シリーズの国語は難しい内容であると感じていましたが、今回の改訂でより印象に残ったのは理数科目の変更です。

 

使い方を誤ると、消化不良者続出なのではという感想を抱いています。

 

簡単ではありますが、算数の使い方の目安を示しておきたいと思います。

 

Y偏差値40後半を切っているお子さんは、基本問題とトレーニングをひたすら繰り返しましょう。

新予習シリーズでは、苦手な子にとっては、基本問題ですら難しい内容が含まれています。

基礎がぬけているお子さんの最大の学力アップ法は、1冊の問題集を繰り返し繰り返しトレーニングすること。

通常回では基本問題とトレーニング、総合回ではシリーズの基本問題を繰り返していきましょう。

これも、忘れたころにもう1回繰り返すスケジューリングが有効かもしれませんね。

 

Y50前半までのお子さんは、レベルアップのために練習問題の左までこなす必要がありますが、ここでも重要なのは上記の基礎学習を絶対に怠らないこと。特に5年生までは毎週のように新出単元が降ってきますから、難しい問題を解けるようにするのではなく、基本的な解法を身に着けたうえで、難しい問題に対して「考える」という姿勢が極めて重要となります。ですから、基本問題とトレーニング、総合回の基本問題やステップ①は疎かにせず、通常回の練習問題左にじっくりと挑戦するスタイルが良いかと思います。しかし、総合回の練習問題やステップ②には複雑な思考力を求められる問題も含まれているため、その選別は重要です。

 

また、これ以上のお子さんに対する勉強法ですが、これが今回の改訂が改悪と言われるゆえんかと思います。

親御さんはどうしても、収録されている問題のすべてをやらないと不安になるため、実戦演習やステップ③まですべてをこなそうとさせてしまいます。しかし、予習シリーズのカリキュラム自体が1年前倒しのカリキュラムになっています。また、前述のように5年生は毎週のように降ってくる重要単元をしっかりと理解し、暗記ではなく、自分のものにすることが重要な学年です。実戦形式の問題は6年生になったときにいやというほど行いますから、5年生は6年生に向けた発射台をどれほど高くできるかの戦いです。そのためには単元の抜けを作らないこと、これに尽きます。

 

改悪とはいわれていますが、昨今の中学受験事情に即したつくりになっているとは思います。しかし、扱うべき問題の選別等、大人の見る目が本当に重要になるつくりとなったなというのが総合的な感想となります。ペースを乱されることなく、1週1週を大切に過ごしていきましょう。

 

2022年01月23日 12:13

6年生学習指導から見た中学受験に必要な要素②

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルです。

 

本日は前回に引き続き、6年生の演習授業を通し、中学受験でやっておいた方がよいこと1位を記したいと思います。

 

1位 読解学習を疎かにするべからず

 

もう、これに尽きます。

よく見るケースが、この学校は記述問題が多いからあきらめる。

この学校は長文だからあきらめる。

この学校は物語1題だからあきらめる。

うちの子は幼いから、国語の難度が高い学校はあきらめるなどなど…

 

上記理由、すべてもったいないです。

 

もったいないというか、読解学習を後回しにしてきたつけが回っているという表現が正しいかもしれません。

 

たしかに、読解は一朝一夕には成績につながりづらいので、後回しにしがちです。

また、目先の組み分けやカリテに向けて勉強をつづけていると、結果の出しやすい算・理・社に勉強時間が寄ってしまうことはわかります。

 

ところが、理科も社会も難関校では長いリード文が出題される傾向にあります。算数はよく問題を読み込まなければ引っ掛かる問題も偏差値が高くなるにつれて、多くなります。これらすべての科目で中学受験は国語力、なかでも読む能力が大きく試されています。

 

タカベルの受け持ってきたお子さんの傾向を見る限り、よい結果を残してきたご家庭は、みなさん国語がよくお出来になりました。これは、もともと読書好きであったというお子さんもいましたが、こつこつ型で国語力を身につけていったお子さんも多数います。

 

では、こつこつ型で国語力を伸ばしたご家庭にはどのような共通点があるのでしょうか。

 

①毎日、音読をすること

 

これは読解教材に拘らず、何でも構いません。理科・社会のテキストの音読でもよいでしょう。

とにかく、1日10分でも構いませんので、毎日音読は継続してください。

声に出して読むことにより、意味の分からない言葉のあぶりだし、歴史の流れの整理、読むスピードの基準がわかる等…

メリットの塊です。読みたがらない本の読書を強要するよりも、よっぽど効果的です。

これが、昨今中学受験に求められる「速読」にもつながってきます。

 

②本文の精読をすること

 

本文を黙読し、設問を解き、解説をみて、答え合わせをしておしまい。

こんな宿題のやり方になっていませんか?

この勉強であれば、やらない方がましです。

 

読解において重要なことは、選択肢の切り方や記述の書き方などのテクニカル的な要素ではありません。これらは6年生になったときにたっぷり学習すればよいのです。5年生までで重要なことは、本文に対していかに真摯に向き合うか。

 

読むスピードに意識しながら音読をし、わからない言葉をあぶりだし、正しいところに線を引き、場面・段落ごとに小見出しをつけ、できるようになってきたら要約を行う…問題を解くことが重要なのではなく、本文に真摯に向き合う姿勢こそが5年生までは重要です。

 

どの教材の解説も、設問の解説がやたら詳しく、どういうところに線をひけばよいのかという解説がなされている教材はほとんどありません。設問ができたとしても、二度と同じ文章は出題されませんから、問題が解けてもあまり意味はなしません。まずは、問題を解く上で必要な下ごしらえを十分に行うべきです。

 

③テクニックを学ぶ

 

①、②までできるようになってから、③に移ります。記述というと身構えてしまいますが、記述問題は3~4パターンしかありません。そして、それぞれに確固たる解き方が存在します。しかし繰り返しになりますが、③から学んでも①、②がしっかりとできていなければ、いくらテクニックを学んでも仕方がありません。二度と同じ問題は出題されないからです。6年生になったときに、③に時間捻出ができるよう、5年生までに①~②にしっかりと取り組むことが必要です。

 

以上、抜粋して記しましたが、国語は最も論理的な科目かつ、すべての科目に通ずる最も重要な科目であると考えます。

 

他の科目とは異なり、答えが頭の中ではなく、本文中に書かれてあります。正しいところに線引きを行えるようになることで、設問を解く時間の大幅短縮につながります。国語が苦手なお子さんは、線を引かず、設問に答える際に一から読み直して探す傾向にあります。これでは、昨今の入試問題には対応できません。

 

しっかりと文章に向き合う耐久力は前提として、まずは本文をこれでもかというほどかみ砕き、それから設問のテクニックを学ぶ。正しい順序、正しい学習法で勉強すれば、少なくとも大コケやジェットコースターを起こすことはまずありません。そして、冒頭にも記しましたが、この能力は間違いなく他の科目にもいきてきます。

 

であるからこそ、タカベルは90分授業で1題をじっくりと取り組むスタンスで授業を進めています。どんなに苦手な子でもジェットコースターが起きることはまず、ありえません。なぜなら、国語は最も論理的な科目だからです。

 

下記が国語学習に関するおすすめ教材となります。ご参考になりましたら幸いです。

 

https://takabell.com

2021年12月13日 12:43

6年生学習指導から見た中学受験に必要な要素①

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルです。

 

12月も日付が二けたになってまいりました。1月入試を見据えると、6年生は残り1か月。

それ以外の学年は、新学年に向けた1月の組み分けテスト、入塾準備と差し迫ってまいりました。

 

タカベルでも多くの6年生を指導しています。週に複数曜日を頂いているご家庭には、1日は過去問演習、1日は弱点補強にむけたピンポイントの教材演習と、追い込みのサポートをさせていただいております。

 

本日は、こうした6年生の演習授業を通じて、私共が6年生になるまでにやっておいた方がいいと思う事柄を優先順位付けして、記してみたいと思います。こちらはあくまでも、算国理社の成績がほぼ同じというお子さんを想定していますので、優先順位は人それぞれとご認識いただけますと幸いです。

 

優先順位5位 実験教室・体験型プログラム等には積極的に参加させましょう。

 

理科離れという言葉が言われて久しいですが、理科離れであるからこそ、4年生くらいまでは実験教室等に積極的に顔を出しましょう。

算数はできるのに、理科はできない。4科目の中で、理科だけできない。こうしたお子さんをよく目にします。よくよく聞いてみると、興味・関心に課題があると考えます。「好きこそものの上手慣れ」という言葉がありますが、男の子は歴史が強く、女の子は物語文が強い傾向にあるのは、まさにこれです。好きになったからです。おそらく、前者は歴史漫画、後者はドラマ等がきっかけなのではないかと考えます。

 

なので、理科も好きにさせるきっかけを与えましょう。塾の授業時間内に実験を行うことは当然できませんから、ここは興味・関心を引き付けるために、投資をすべきです。理科実験教室というと、どうしても物理・化学のイメージがありますが、昨今は4分野すべてに対応している教室もあります。座学で興味・関心を引き付けるにはどうしても限界があります。ぜひ、ご検討ください。

 

 

優先順位4位 極力、漢字で覚えましょう。

 

前提が4科目の成績が同じという設定ですので、苦手科目は特にないというケースで考えています。そうした際に、極力理社は早いうちから漢字で覚えましょう。塾によっては、5年生まではひらがなでも可としている塾もありますが、6年生になったときに本当に楽です。6年生は前期に算数・国語をかため、後期に理社の積み上げと4科目過去問演習で仕上げていくのが必勝パターンであると考えます。そうした際に、5年生のうちから、知識分野を漢字で書けておくことは大変重要です。漢字を書けない・用語を覚えていないだと、漢字が書ける子に比べて、単純に2倍の学習量が必要になります。これは、後期に理社を積み上げていくときの高いハードルとなってしまいます。極力、漢字で覚えましょう。

 

 

優先順位3位 目的を決めて、計算学習を行いましょう。

 

6年生を指導していて気になるのが、計算の精度。当然人間が行うことですから、どうしてもヒューマンエラーが起きます。

しかし、闇雲に1日1ページだらだらと解いているだけでは計算力は向上しません。そこで、おすすめなのが目的を1つ決めること。

 

例えば、精度に課題がある子であれば、「時間はいくらかけてもよいから、満点を目指すこと」「時間はいくらかけてもよいから、筆算をきれいに書くこと」

速度に課題がある子であれば、「昨日は15分かかったから、精度は問わないので今日は14分で解ききること」等…

 

1日1つ、その子の課題に応じた目標を定めます。時には、正答率勝負やスピード勝負と銘打って、親子で競争してみるとモチベーションが上がるかもしれませんね。入試で大問1の失点はほとんどの確率で、「否」を意味します。しかし、学校によっては見直す時間がなかったり、丁寧に解いている暇がない学校も多々あります。6年生の後半になるまでに、精度重視でスピードも条件づけたトレーニングができるようになっておくことが重要です。

 

優先順位2位 どの科目でも解法説明を

 

特に算数や理科の物理・化学は上記に該当しますが、必ずタスクをやった後に解法説明をさせることが効果的です。塾でやった問題がそっくりそのまま出ることもありますが、そのようなケースは稀です。よく見られる傾向が暗記算数になっているケース。これでは、目指せる学校の幅が狭まってしまいます。聞かれていることは何か。そのために、なぜ、1本目の式を立てたのか。1本目の式で出した数字は何を意味しているのか?

一方的に説明だけさせるのではなく、質問対話形式で引き出してあげるとよいかもしれませんね。これに関連して、式の隣に自分が今何を出したのかということを書かせることを習慣づけるだけでも大きく変わってきます。

 

指導して感じるのが、考えているときにペンが止まる子は頭の中で考えようとしてしまい、自分が立てた式が何だったのかを忘れてしまう傾向にあります。思考を整理する意味でも必ず、式のとなりに何を出したのかを書かせる癖をつけましょう。仕事を覚えるときにメモをとるのと似ているかもしれませんね。

 

ここまで、6年生を指導しているなかで、私共なりに学習の留意点の優先順位2~5位を記してきました。1位はこれだけで相当なボリュームとなりますため、次号にてご紹介いたします。

 

受験生、今が一番つらいかもしれません。ですが、どういう結果であれ、頑張ったことは絶対に報われます。自分を信じて、残りの期間走り抜けましょう。

 

 

 

2021年12月11日 14:40

中学受験コンサルティング タカベル

電話番号 090-9366-8695
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