中学受験コンサルティング タカベル

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大手塾に通わせること

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
 
私はメガバンク勤務を経て教員になり、独立して現在に至ります。
 
この勤務経験は大変大きかったなと感じる今日この頃です。銀行勤務の時は、数多くの中小企業の社長さんと本気のビジネスを行っていました。子どもをよくしようと思えば、本気で保護者に向き合わなければいけません。また、将来社会に出ることになる子どもを育てるという時に、教育者が社会を経験しているかどうかは本当に大きい要素かと思います。(賛否両論ありますが…)
 
この経験を活かし、今日も頑張ろうと思います。
 
さて、本日のトピックは中学受験大手塾。世の中には無数に塾が存在しますが、その中でも大手塾と呼ばれる塾は4社。
 
これに対する、私の考えを記していきたいと思います。
 
まず、通わせて結果を出したいのであれば、親御さんの全面的なサポートが必要ですということです。生半可な気持ちで、中学受験を大手塾で臨むと確実に失敗します。
 
4社のうち3社は小学5年生の時点で中学受験に必要なカリキュラムは終了となります。加えて、6年生になると、土曜・日曜・塾からの副教材と膨大なカリキュラムが塾から提示されることになります。この点は、一つ覚悟しておかなければならない点です。
 
加えて、各塾が発表している合格実績は人数ではなく、延べ人数であるという点です。開成に合格する子は栄光にも、市川にも合格します。発表されている人数はこうした総取りの子もカウントされているため、実際に難関校と言われるところを合格できるお子さんは塾の上位20%~35%というのが実態です。レベルの高いお子さんが集まる大手塾でも多くの子は難関校には手が届かないのです。
 
こうした現状を踏まえると、大手塾を使って難関校に合格することは親御さんの手厚いサポートがなければ、乗り切ることが難しい戦いであるのです。(1聞いたら、5理解できるようなお子さんは除く)
 
周りが遊んでいる中、きついカリキュラムをこなして合格できればいいのですが、不合格になってしまった場合は心配です。
自分はできないんだと、負の感情をしょい込んだまま、人生を棒に振ってしまった人もいます。
 
極論ですが、大手塾に通い続けて、Y偏差値50(S偏差値40)位の学校にしか手が届かないのであれば、個人塾か塾なし受験を最初からしていた方が賢い選択であるように思います。きついカリキュラムに追われず、自分のペースにあった学習を行うことができる可能性が高いからです。
 
ここで、よく議論になるのが「アウトソーシングして、課金すればよいのでは」という議論。
 
もちろん、そうした考え方もあります。ところが、実態は保護者の取り組み方によって、結果に差が出ることもまた事実。お金を払っているのだから、すべて任せて成績が上がるのを待つスタンスの保護者が本当に多いです。要は、やらせっぱなしです。
 
こうしたスタンスですと、結果にはつながりません。子どもと接するときは、確認する作業が本当に重要です。
言ったことや指示したことがあれば、できているかを確認。これを繰り返していくことです。
 
アウトソーシングした場合も同様。習った内容をしっかりと確認する作業までやってはじめて、通わせた価値につながるのです。
 
おしなべて言うと、しっかりと学習面に関わることのできる親御さんであれば、大手塾に通わせてよいでしょう。
しかし、その自信がないのなら、手厚く見てくれる学習環境を選択せべきであると思う、今日この頃です。
2021年04月14日 09:00

中学受験の意義③

③ 「戦闘力の高い社会人となる土台を作れる」
 
この要素は本当に大きいと思います。さて、戦闘力の高い社会人とはなにを持って、定義されるのでしょうか?
私が思う、戦闘力の高い社会人とは以下の要素を持っている人かと思います。
 
・勉強しなければならない時に、勉強することができる人
 
民間企業に勤めるにせよ、起業するにせよ、その分野のスペシャリストにならなければ戦闘力の高い社会人にはなれません。時代が大きく変革する中で、その流れについていくためには勉強し続けなければなりません。こうしたときに、中高生の頃からそうした癖が身についているかどうかは大変重要です。わたしの母校は、中3から数学ⅠとA、高1から数学Ⅱ、Bと1年前倒しのカリキュラムが組まれていました。また、高2からは文系、理系クラスに分かれて、勉強をすることになります。おのずと学習しなければついていけなくなるカリキュラムが整備されているため、勉強するようになります。
 
・強みがなにか1つでもある人
 
先ほどの話と若干重複しますが、その分野のスペシャリストになれる人間は世の中で活躍していけます。興味・関心の幅が広げられる私立はそういう環境に最適です。留学プログラムを整備している学校もあります。プログラミング教育が充実した学校もあります。特定のスポーツが強い学校もあります。文科省が、プログラミング教育や英語教育の重要性をうたい始めて久しいですが、公立は予算の財源に限りがあるため、専門性の高い教員を質・量ともに配置できません。しかし、私学は専門性の高い教員に出会える確率が高いです。(ここでも可能性論ですが)
そもそも、文科省のカリキュラムという縛りがあるため、公立は独自色を出すには限界があります。独自色を出せない環境からはスペシャリストは生まれづらい構図となっているのです。
 
・発信力、表現力の高い人
 
学生起業でもしない限り、多くの人が就職活動を経験します。就職活動で避けて通れないのは、自分の売り込み。エントリーシートや面接なんかはまさに、自身の売り込みという作業です。そうしたときに、発信力や表現力の高い人は戦闘力が高いといえます。また、起業をするにしても、ブログやSNSで発信することが必須となる時代となりました。前記事にも記しましたが、私立は自分自身の境遇と比較的近しい人と6年間を共にするわけです。狭いコミュニティーではありますが、自分を出せる可能性が公立よりも高いのです。自分を出せることが自信へとつながり、発信力や表現力へとつながります。これは、私の体験談からくる考えです。実際、小学校の頃はどちらかというと人前に出るのが嫌いなタイプでした。これを変えてくれたのが、中学・高校の6年間です。私の中高ライフに関しては、今後発信していきたいと思います。
 
以上、中学受験の意義を3回に分けてお送りしてきました。振り返ってみると、偏差値の高い学校に入れることが中学受験の意義にはなっていないことが読み取れるかと思います。なんのために中学受験をさせているのか。その原点を常に忘れず、明るい未来をイメージしながら、つらい中学受験生活を乗り切りましょう!
 
2021年04月13日 09:00

中学受験の意義②

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
 
昨日の記事で、中学受験のメリットは公立の内申に左右されないことであると記しました。
 
今回は、中学受験の意義の2つ目を記したいと思います。
 
② 6年間、のびのびと過ごすことができる可能性が高い
 
2つ目の意義はなんといっても、これでしょうね。私の中学・高校ライフは「わたしの中学受験シリーズ」が終わった後に記しますが、少なくともこの6年間で私の人生は大きく一変しました。この6年間がなければ、今の行動力とトーク力は育まれなかったと思っています。
 
その要因は、「環境」。
 
私立は自分と経済感覚、学力、生まれ育った環境が割と近しい人と6年間を過ごします。
 
公立は生まれ育った環境、学力差、経済状況もバラバラ。こういう集団を一つにまとめる公立の先生には非常に頭が下がる想いですが、やはりそうした状況に身を置くと、私立よりも「いじめ」に遭遇する可能性が高まります。
 
ここでよく議論になるのが、社会に出たらいろいろな人と接さなければならないので、青年期からそうした環境(公立中学・高校)に身を置いておいた方がいいのではないかという議論。
 
これは、高卒で就職をする人は公立が良いと思います。なぜなら、高校が社会に出るための準備期間となるから。
 
ところが、私立中学・高校に通う人はそのほとんどが大学へと進学します。大学が就職の準備期間となるわけですから、中学・高校はむしろ将来的なことを考えても、人間性に磨きをかけた方がよいわけです。そうしたときに、自分の境遇と近い環境で育ってきた人間に囲まれていた方が、「自分」を出しやすいのです。「自分」を出せると、それが「自信」へとつながります。
 
経済的な格差や学力差が著しい環境だと、ヒエラルキー的構造が発生します。そこからひがみやねたみが生まれ、自分に自信を持てないから、他者を傷つけるということが横行します。直接伝えてくれればまだいいのですが、今はネットやSNS社会ですから、そうした感情が裏でやり取りされます。自分の知らぬ間に、批判される側に回る怖い世の中です。
 
誤解しないでいただきたいのが、私立ではこうしたことが全くなく、公立では頻繁にあるということではありません。あくまでも、こういう状況になる可能性が、私立では低く、公立では高いということです。なぜなら、私立には退学というカードが使えるから。
 
環境を買うために、つらい中学受験を頑張る。全力でサポートします!
 
こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
 
中学受験の意義は「内申に左右されない」「6年間をのびのびと過ごすことができる」と2点あげさせていただきました。
2021年04月12日 09:00

中学受験の意義①

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
 
こういう仕事をしていると、よくある質問が「中学受験の意義って何なんでしょうね?」と。
 
中学受験をさせる前は、中学受験という意義を深く考えずに臨んだものの、つらい勉強の毎日、クラスに追われる毎日、十分に遊ばせてあげられない毎日…これらを過ごすうちに、中学受験の意義に疑問を感じるご家庭が多くなってきます。
 
こういう質問を受けるたびに、自分なりに考えるのです。たしかに、中学受験をさせる意味って何だろう?と。
 
だって、周りの子は遊んでいるんですよ?どう考えても中学受験をしない方が健全な小学生ライフを送っているじゃないですか。
 
いえいえ。中学受験をさせる意義って十分にありますよ。もちろんデメリットもありますが…
私なりに整理をしてみると、3つあるような気がします。3回に分けてご紹介しますね。
 
① 公立の内申に左右されない
 
これは大きいですね。私、高校受験生も何年か担当したことがあったのですが、公立の中学生は内申をとるために、塾に通って一生懸命勉強します。中学受験で言えば、目先のマンスリーテストや組み分けテストが高校受験で言うところの中間テスト、期末テスト。
 
でも、これ大きく違うのです。
 
中学受験の組み分けテストやマンスリーテストはいくら悪くても、合格不合格には直接的には影響しません。ですが、公立高校の入試は内申が大きく響きますから、中間テストや期末テストが入試問題みたいなもんなんです。
 
あと見過ごせないのが、内申はテストの点数だけでは決まらないということ。私、教員をやっていたのでわかるのですが、教員も人間です。どんなにその子がいい点数を取っていても、やっぱり感情が入ります。授業の規律を乱す子や生活態度のよくない子は評価に検討が入ります。それが中学校だと、9科目なわけですから、9人の先生から高評価を得なければなりません。これって、結構不公平的な要素が強い戦いなんです。
 
だから、評価が分かりやすい中学受験をさせるメリットは大きいかなと。
 
つづく…
2021年04月11日 09:00

わたしの中学受験最終回

おはようございます。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
 
さて、今回が「わたしの中学受験シリーズ」最終号。
 
すでに結末を見せていますが、本番に至るまでの様子やそのときの心境に関して、つづりたいと思います。
 
そもそも、幼かった私は「緊張」という言葉は皆無で、どんなテストも飄々とこなしていました。(結果はともかく…)
 
まあ、パーソナリティーと言ってしまえばそれまでですが、打っていた対策としてはひたすら模試を受けていましたね。
 
SO、合不合…挙げればきりがありませんが、9月から本番に至るまで、約10回は受けたのではないでしょうか。
 
これ、雰囲気慣れという部分ももちろんありますが、一番大きいのは実戦経験を積むこと。
 
テストは戦略が大切です。「1分考えて分からなかったら、次にいくとか。」「物語と論説は得意な方から解くとか。」「理社の記述は後回しにして、ゆっくりと考えるとか。」もちろん、過去問のトレーニングの中でもこうした戦略を実行しながら行うのですが、本番になると雰囲気にのまれて、実行できなくなるのが中学受験の怖いところです。人生経験やテスト経験をある程度積んだ状態で臨む大学受験はこうしたことは稀ですが、12年しか生きていない小学生が臨むのですから、不測の事態はつきものです。
 
そうしたときに事前に模試で実戦経験を積むことは重要なのです。
 
そして、さらに重要な点が「模試と本番の受験も全く別物」ですよということです。
 
模試は合格可能性〇%という形で出ますが、受験は合格か不合格かの二択です。全く別次元のものです。
 
そこで忘れてはいけないのが、1月校の受験ですね。1月校が第一志望の子は練習の機会が少なくなるのでかわいそうですが、2月が第一志望の場合は、少々遠くても、1月校の受験を積極的にさせましょう。そして、1つでも合格を持っておくことが重要です。
 
経験ないでしょうか?就活で不採用が続いたときにくる、焦りや緊張。子どもも同様。1つでも合格を手にした状態で本番に臨めるかどうかは心理的な影響が本当に大きいです。わたしは土佐塾という高知県にある学校が東京会場を用意していたので、受験をしました。もちろん、過去問も一切解いていなかったので、初見でした。やはり、模試でのトレーニングが生きたのか、「少し考えて分からない問題は捨てる」「少し考えればできそうな問題はチェックをつけて後回し」を徹底したので、合格をもらえました。
 
やはり、子どもながらに合格はうれしいものです。はじめていままでの頑張りが認められた瞬間というか。クラスが上がったことと比ではないくらいの、達成感や喜びがありましたね。
 
その後、2月1日を迎えるまでの約10日間は学校をすべて休み(賛否両論ありますが…)、芝に向けて最後の追い込みをかけました。今までは鬼だった家族も、さすがにこの期間ばかりかは気持ち悪いくらいの変わりようで、メンタルケアに努めてくれました。母親が女神にみえましたね(笑)
 
そして、迎えた当日。
 
志望校はすべて親が決めていたとはいえ、子どもながらに2月1日は本当の本番。芝の問題だけひたすらやっていたので、志望度が高い学校であることは薄々ですが、勘づいていました。(こんなテンションってひどいですよね…)
 
いよいよ出発前、父親が会場までつれて行ってくれたのですが、玄関前で兄がかけてくれた言葉に涙をこらえきるので精一杯でした。
 
「洋平、3人倒してくればいいんだよ。今まで、その3人以上の努力してきただろ?大丈夫!自信もっていってこい!」
 
今まで、どぎつい指導を受けてきた兄のやさしさをはじめて感じた瞬間でした。
 
試験中は無我夢中で問題に取り組んでいたので、その様子は正直覚えていません。
 
手ごたえ的には、五分五分といったところでしょうか。
 
そして、2日。私と父は横国の試験会場へ。母親は家に待機。兄が芝の合格発表へ。家族総動員で、2日目の朝を迎えました。
 
私が受験をしているさなか、兄が声を震わせながら、電話で母に合格を伝えたそうです。そして、受験会場外で待機している父に母親が電話をして合格を伝えたとのこと。
 
試験を終えた私は、芝の合格発表が今日とは知らなかったので、次は竹早かと思い、気持ちを切り替えていました。(本当にひどいですよね…)
 
帰り道、父親から合格の知らせも聞かなかったので、めっちゃ演技していたのでしょうね…(笑)
 
かえって、ドアを開けると、「芝、受かってたよ」と母親の第一声。まともな子なら、ここで感動するのでしょうが、私は「フーン。明日、竹早だから早くご飯作って。」とKY発言(笑)
 
すると、「もう、勉強しなくていいんだよ。受験、おしまい。」と母の一言。
 
「えっ…」
 
それまで抱えていた胸のつかえや重荷が一気に抜け落ち、体が軽くなったように感じたのを今でも覚えています。
 
そこで、一言。「じゃあ、明日からゲームしていい?」
 
幼さ満載ですね。
 
「今日からでいいんだよ。」
 
そんなこんなで、私の中学受験は訳の分からぬまま終了しました。
 
家庭教師の先生に早速、報告。
 
「先生のご指導のおかげで、合格できましたっていうんだよ?」と母親。
 
「先生のお指導が合格になりました」と、相変わらず支離滅裂な日本語で報告を済ませた私。
 
でも、本当にうれしかったのでしょう。あと、寂しさもあったのでしょう。苦しんでいた状況を変えてくれた、算数の家庭教師の先生への報告は涙で余計、日本語になっていなかったです。受験で初めて流したうれし涙でした。
 
つらかったからこそ、感動が大きいのも中学受験。
 
子どもが壊れない程度のつらさで、感動と成長を感じさせてあげたい。
 
 
これが、タカベルの理念です。
2021年04月10日 09:00

わたしの中学受験⑪

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
 
中学受験は質の高い授業を受けることも大切ですが、なによりもスケジュール管理。
 
能力は発達段階によって差がありますが、時間だけはみな平等です。
 
この時間を何に投下していくのか、はっきりいってこれが合否を分けます。塾の出す宿題はオーダーメイドになっていません。集団授業なので、レベル感の平均に絞って出されます。しかし、悩みが算数なのか、国語なのか、はたまた全科目なのかは人それぞれ。その子に合ったカリキュラム作りが本当に必要であると感じる、今日この頃です。
 
さて、わたしの中学受験シリーズ。私が退塾した6年9月~1月でやっていたことを体験談を交えつつ、ご紹介します。
 
① 理社の積み上げ
 
よく、「理科・社会は6年生夏以降に伸びるから、4・5年生ではやらなくてもいい」という話がありますが、これは半分正しくて、半分間違っていると思います。たしかに、6年生後半からでも理科と社会は伸びます。なぜなら、知識の積み上げで伸びる科目だから。
私も、6年生の後半から、四科のまとめ社会と当時は塾技がなかったので、応用自在理科をゴリゴリと解く毎日を過ごしていました。
 
でも、理科は伸びなかったですね。社会は伸びましたが。しかもですよ、夏の模試で理科は40。社会は60であったにも関わらず、ここから理科は伸びずに、社会は伸びたんです。
 
これ、なぜかと分析すると、社会は1回しっかり勉強していたから。1回しっかりやった学習をもう1度行うのですから、穴を埋めるだけでよいのです。一方、理科はスッカラカンだったので、鬼のように詰め込まれました。理科の家庭教師もつけていたぐらいですから。でも、そうした付け焼刃的な勉強って、その問題では通用するけど、他の問題になると通用しないんですよね。なぜなら、理科は社会以上に詰め込みだけじゃ対応できないから。
 
結論! 「4、5年のうちから理科と社会の宿題だけはしっかりとやっておこう。特に理科」(算国両方が下位でなければ…)
 
② 過去問のオンパレード
 
11月から第一志望となった芝、10年分×2周×1回・2回入試 =計40回分
第二志望群、横国と竹早、5年分×2周=計10回分(書くたびに、なぜ第二志望群だったのか不思議すぎるが)
第三志望群、攻玉社と桐蔭 3年分×2周=計6回分
 
分量はこれくらい解きましたね。でも、私が散々主張しているように勉強は、量ではなく、質!
 
何をやったかではなく、どうやったかで評価されるべきです。
 
わたしは、算数・国語・理科と敏腕家庭教師がついており、こういう流れで行っていました。
 
「家庭教師→過去問解く→戦術の伝授+解説→宿題」
 
わたしがミソだと思うのは、戦術の伝授と宿題。
 
入試って6割~6割5分とればよい戦い。逆に3割~3割5分は落としていいんです。この学校のここの問題は飛ばした方が良いとか、この学校の物語は易しいから、物語の方から解いたほうがいいとか、多くのアドバイスを頂けるんです。
 
あと、すごく大きかったのが宿題。私を教えていた敏腕家庭教師軍はこの宿題の出し方が秀逸でしたね。
 
はっきりいって、同じ問題が2度出ることはほとんどありません。過去問のやり直しも重要なのですが、一回苦手な単元にかえって復習をすることがやっぱり大切なんです。各科目とも苦手な単元と、志望校合格に足りない力を見極めて宿題を出してくださいました。
 
タカベルの考え方の原点はここなんです。何を教えるかではなく、毎日をどう過ごすかを子どもと保護者に教えることが重要。だから、我々はコンサルティングメインの家庭教師として存在しているのです。
つづく… (次回が最終回となります。)
 
2021年04月09日 09:00

わたしの中学受験⑩

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
 
小学生の子をお持ちのご家庭の方、ご進級誠におめでとうございます。
 
学年によってはクラス替えや新しい先生との出会いなど、期待半分、不安半分といったご心境でしょうか。学校って中学受験においてもとても大切です。中学受験を行う小学生は他の子よりもストレスを抱えているわけです。塾のクラスの昇降のプレッシャー、親御さんの圧力(ここのブロガーの方々は違うと信じていますが…)そんな中でも学校でストレスを抱えていたら、子どもが壊れてしまいます。
 
そんなときに大切なのが、傾聴。特に高学年は「手を離し、目を離さず。」「口は出さず、耳を傾ける。」特に女子はドロドロとした人間関係が始まってきます。そんなとき、最大の味方でいてあげ、学校と一緒に解決するというスタンスで臨んであげてくださいね。
 
さて、わたしの中学受験シリーズの10回目。
 
まず、結論から言うと、私は芝中学・高等学校に進学しました。
 
ここでの中学・高校ライフは追って、このブログに記しますが、本当に充実した6年間でした。あんな幼かった子がこうも活動的な人間になれたのも、この6年間があったからです。
 
あれ、でも前回の話だと、芝は腹案で、早実や横国や竹早が志望校だったのでないの?
 
こんな疑問が湧いてくると思います。
 
そうなんです。早実が第一志望だったんです。11月までは。これは、大学受験をさせたくないという親の方針。だから、大学付属に拘った志望校戦略を組んだそうです。(その学校選択がほんとうに無茶苦茶ですが…)
 
でも、本当に親のここからの選択には感謝至極です。
 
9月から、サピックスを退塾し、家庭教師3人体制+理科社会の積み上げ+過去問に切り替えていた私。志望校がいつの間にか定まっていたので、過去問をゴリゴリ解いていたんですが、どうやら気づいちゃったらしいんです。
 
早実、図形ばっか…
 
今まで記してきませんでしたが、わたしすべての学習範囲で図形を最も苦手としていたんです。理科の偏差値もひどいもんですが、それよりも図形の方がひどかったんです。逆に図形以外の算数はかなり高得点をマークできるようになっていました。で、図形の問題は考えてすらいなかったです。問題文に図形が乗っていた瞬間、飛ばすという算数の解き方をしていました。
 
特に立体図形。あんなのいくら説明されても分からないものは分からなかったのです。3次元のことを考えられるだけ、私の脳容量は多くなかったですね…
 
ということで、母はスパッと大英断を下します。
 
11月、第一志望早実→芝に変更!
 
これができたのも、早めに過去問に取り組み、傾向をつかめたから。
そして、腹案をあらかじめ考えていたから。
 
11月から芝の問題を10年分2周、1次2次と40回分やりましたね。家庭教師の先生には飛ばす問題、そうでない問題のレクチャーを受けながら…
 
何が言いたいかというと、受験って戦略が本当に大切。志望校と腹案が定まっていなかったら、こういうシフトチェンジができませんでした。塾に通っていたら、過去問をゴリゴリ解く時間が捻出できませんでした。
 
そんなこんなで、先に結論を見せちゃいましたが、以下の受験パターンで本番に突入することになりました。
 
1月…土佐塾
1日…芝
2日…横国
3日…竹早
4日…芝2次
5日…攻玉社
6日以降…桐蔭、桐光
 
なぜ、最後まで横国と竹早が残っているのか、さっぱりわかりませんがこういう受験パターンで本番に臨むことになりました。
 
つづく…
 
~本日のまとめ~
 
① 受験戦略は早い段階に考えておこう。
 
本当にこれ、重要。選択肢の球数は多い方がいいです。ここがダメだったら、あそこ。
あ、合否が出てからの戦略じゃないですよ?
過去問の段階で、ここの問題傾向がダメだったら、あそこという風に早め早めに組み立てることが大切です。
 
② 塾の使い方は慎重に検討しよう。
 
塾は営利企業。2学期以降の追い込み方は半端じゃないです。もちろん、優れた教材で学習ができるのでいい面もありますが、なにせ拘束時間がすさまじいです…
刺激がないと学習できないとか、志望校が定まり切っていないとか、そういう場合は通った方がいいです。ですが、私みたいに知らぬ間に志望校が決まっていて、クラスの昇降のプレッシャーが一番の悩みだった子にとっては、家庭学習万歳でしたね。
状況と性格を見極めて、慎重に判断しましょう。
 
③ 過去問の時間を十分に捻出すること
 
この話は②と共通です。自分の性格もわかってくれない人と結婚したいと思いますか?
それと同じです。志望校独特の傾向やパターンって必ずあります。それが性格ってやつですね。
そういうことをしっかりと理解してくれない人とは結婚したくないですよね?
 
過去問をしっかりと解かないということは、結婚させてくださいと言っている立場の人間が、相手の性格を理解しようとしていないのと同じことです。そうなるとフラれてしまいます(笑)
 
問題を覚えるくらい、やりこみましょう。でも、正しいやり方でやることが大切です。
 
今日はここまで。次回は本番に至るまでの話をもう少ししようと思います。
 
2021年04月08日 09:00

わたしの中学受験⑨

国語の読解の指導は粘り強さが重要と痛感します。子どもも嫌いなことをやるわけだから、子どもがイメージしやすい言葉に置き換えて説明したり、ある程度パターン化して説明してあげるなど、解法が算数みたいに確立しているわけではないから、奥が深い。まあ、それが楽しいんですけどね。
 
さて、この中学受験シリーズもそろそろ佳境を迎えてきました。6年生夏の時点での私の成績は以下の通り。
 
算数…偏差値52から55
国語…偏差値50から52
理科…偏差値40から42
社会…偏差値60から62
総合…偏差値52程度
(すべて、サピックス偏差値)
 
あるときは家を閉め出され、あるときは消しゴムを投げられながらも、なんとか幼いながらに形にはなりました。
 
親も苦労しただろうなと思うのが、行きたい学校が私自身になかったこと。普通、○○中学校を目指してがんばるというのが学習のモチベーションになるのですが、私にはそれが皆無。親は本当に苦労したと思います。このあと記す志望校の組み立てから受験のすべてを親が組み立て、私は言われた学校に行くというのがわたしの中学受験でした。ある意味、扱いやすかったのかな…
 
そんな親の受験校選択。こういう仕事をするようになってから思いますが、本当に無茶苦茶だったなとおもいます。
 
1日…早稲田実業
2日…横国
3日…竹早
4日…サレジオ
5日…攻玉社or桐蔭
 
腹案…芝、高輪、城北
 
たしかこんな受験戦略だったと思いますが、無茶苦茶です…
そもそも2日と3日に国立が含まれているではないかぁぁー。
まあ、当時は私立も国立もいまいち違いが分かっていませんでしたが。あと、男子校も共学もばらばら…
 
断言できます。今の私なら絶対にとらない受験校選択ですね、これは。そもそも私みたいに幼い子は、国立の問題自体が向いていない。当時は今以上に、私立が知識型、国立が思考力型と色に違いがありました。受験対策も取りづらく、おすすめしない受験パターンです。
 
ただ、親が賢かったのがここから。
 
散々、親に対する恨みつらみを書いてきましたが、今の自分があるのもここからの親の選択があったからだと思っています。
 
夏期講習を終え、上記のような成績だった私。志望校の組み立ても知らぬ間に済んでいて、学校見学にも行っていないのに、腹案まで定まっている。
 
こう考えたのでしょうね。
 
「ここから先、集団授業は非効率だ。」と。
 
確かに志望校が定まっているのであれば、平日2日+土曜+日曜丸々がつぶれる集団授業は非効率です。
(志望校が定まっていないのなら、中庸なカリキュラムをやることが効果的ですが…)
 
そこで高畑家がとった選択は、退塾→家庭教師3人+過去問の猛特訓+模試受験+理科社会積み上げ
これで、9月~1月を過ごしました。
 
何が良かったかって、クラスの上がり下がりで親が一喜一憂しなくなったこと。こうなってくれたことで、本当にプレッシャーから解放されました。
普通、ここからプレッシャーがかかってくるものなんですが、私は逆でしたね。心のつかえがとれたという感じでした…
 
そして、今後20年にわたり自分に大きな影響を与える大英断が下されることになります。
 
つづく…
 
※今日のワンポイントアドバイスは次回に併せて記します。
 
2021年04月07日 09:00

わたしの中学受験⑧

こんばんは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

最近のマイブームは寝る前やかんに湯を沸かし、10分間顔をつこっむこと。
頭がおかしくなったわけではありません。これ、鼻づまりにめっちゃ効くんですよ!
花粉症シーズンもそろそろおわりに近づいていますが、まだまだ鼻詰まりがひどい…
今日も、つっこみます!

さて、わたしの中学受験シリーズ⑧
背は前から3番目、ピアノの先生の家に行ったら、ソファーの上で思いっきりジャンプをするような、ザ・幼い子であった私。
そんな子が中学受験のあの長ったらしい、読解問題を解くんですよ?
そんなの、無理無理。
できるわけないじゃんと思った、そこのあなた。
はい、本当に無理でした。
国語は出たとこ勝負でしたね、完全に。

得意のスポーツネタが出てきたときには高得点、訳の分からない哲学ネタだったときは5点…
でもね、私、物語はそこそこできたんです。
これ、なんでかなと分析したら、ずばりサスペンス!!

わたし、サスペンスが大好きだったんです。変わっているでしょ?
少し怖い話ですが、サスペンスの殺人って必ず動機があります。
会社を乗っ取られた復讐とか、カッとなってしまったとか…
動機って、感情そのものなんですよ。
だから、ドラマやサスペンスって意外と馬鹿にならないんですよ。

バリバリの中学受験生にドラマを見ろと指示を出すコンサルタントもどうかとは思いますが、あくまでも私の体験談ということで…

で、国語力がついたのは結局、中学2年生のころだったかな。
父親と電車に乗って学校まで行っていたのですが、父親が何やら本を読んでいる。
バリバリの金融マンなのに、日経新聞でも実用書でもなく、小説らしきものを読んでいる。
当時、興味・関心の幅が広がっていたので(おそっ)、1冊借りてみたんです。

作者…司馬遼太郎
ん?三国志の武将か?
てことは、全部漢字なのか?と常識がなかった私は、1ページ開いてひらがなが書いてあって、安堵。
これがね、はまったんです。

当時、アテネオリンピックだったかな。
夏休みなんか、夜更かしのオンパレードをしていた私。
「しんしんのしんげつめんが…」と、あの天才的なナレーションが鳴り響いて、家族が体操ニッポンの金メダルに感動している最中、「あっ、そう…」という具合に、本をむさぼり読んでいましたね。

そんなこんなで、私の国語力は中学受験には間に合いませんでした。
こんなことを言ったら、身も蓋もありませんが、幼い子に国語力を爆発的につけさせるなんて、無理です!
読書をしろと言っても、読みたくないからしたくないのです。
納豆嫌いの子に無理やり、納豆を食べさせることと同じです。

でも、国語力をつけさせることが無理でも、点を取らせることはできます。
だって、中学受験の国語は「型」が決まっているからです。

選択肢のひっかけのポイント、設問で狙われる箇所のパターン、記述のセコイ点数の取り方…

これを分かってくるようになると、国語力が低い子でも解けるようになってくるんです。

だ・か・ら、国語の読解を毎日取り組むことは、本当に重要なんです。
再三勉強法については書いてきたので割愛しますが、音読、質問対話、線引き、設問を3日にわけて行うこと。

設問は1日に2題程度を丁寧に取り組む。
なんで、その選択肢は違って、あっているかまで踏み込む。

これを毎日続けるだけで、本当に伸びます。

事実、私は偏差値35の子を国語を得点源に、逆転合格へ導きました。
大人になって振り返ったとき、自分の中学受験時代にやってほしかった指導を行っているからです。

そんなこんなで、6年生前半までに算数は神先生のおかげでなんとか形になり、国語は漢字と物語で平均。
理科はサピ偏差値40(笑)、社会は60でなんとか、志望校に勝負できる土台は整備できたかなと思います。

つづく…

~今日のポイント~

国語の勉強法は散々記してきたので、今日は一言だけ。

「国語こそ、毎日取り組むべし!」
2021年04月06日 18:00

わたしの中学受験⑦

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

面談をしていると、本当に家庭学習の進め方やスケジュール策定に悩んでいる方が多いのだなとつくづく感じさせられます…

大手塾って、素晴らしいです。
長年培った情報量や教材、本当に研究されつくされています。
この通りにしっかりと消化できれば、間違いなくいい成果を収められます。

ただし、それはしっかりと使いこなせる人にとってはです。
小学生って発達段階の途中なので、躓きのポイントもその子それぞれ。

そもそも、問題が読めていないのか。
計算力に課題があるのか。問題も読めていて、計算もできるけど、式と言葉が一体化していないのか。
最近ですと、ADHD傾向の子もいます。
そうした子にとって、どういう勉強法が最も効果的なのかなどなど…
集団ではどうしても限界があります。

つくづく、小学生が行う中学受験は個別対応が本当に求められているなと思います。

これからの教育者は教育心理学や発達心理学まで学ばなければ通用しないなと痛感しています。

さて、個別対応のオンパレードをされたわたしの中学受験期の続きを記したいと思います。

小学5年生の前半までは、計算・漢字・割合・社会・あきらめの悪い性格でなんとか、中上位をキープしていた私。
でも、そんな栄光とも呼べない栄光も即、崩れ落ちることになります。

まず、直面した課題。

「マンスリーはできるけど、組み分けできない」問題。

これは、結局退塾するまで引きづりましたね。
要は、「理解していない」のが原因です。

そりゃ、得意分野が計算・漢字・社会ですもん。
学問を丸暗記で臨んでいたから、理解していない状態になるのも当然です。

でも、これって幼い子あるあるなんですよ。
これね、ただの家庭教師や大人が教えてもダメなんです。
事実、家族が総動員され、半年怒られながら、消しゴム投げられながら、時には深夜まで勉強しても一向に改善されませんでしたもん。

この原因、子どものときは分からなったけど、教育業界に長く携わっていると、分かったんです。
(逆に子どものときにわかっていたら、超かわいくない子ですね…そんなこと考えている暇があるなら、勉強しろといいたくなります(笑))

ずばり、「子ども目線」の指導者が教えないとダメなんです。

学歴に苦労したことがない人や教育の素人である親が教えると、どうしても答えに誘導しようとしてしまうんです。
そして、親が教えると始末が悪いのは、「感情」が入ってしまうこと。もうお互いに冷静ではありません。

一方、学歴に苦労したことのない他人は、仕事なので感情は入らないが、「なんで分からない」かが分からない。
これでは、その場で納得させられても、理解にはつなげられません。

5年の夏だったかな、私には8つ上の兄がいるんですが、兄の友人がお試しで、家庭教師に来てくれました。
その方は中学受験苦労組。その先も、苦労して大学受験で東工大に入学された方でした。
教えてもらって1分で、子どもながらに気が付きましたね。

「あ、この人の指導が自分に1番あっている」と。

その方は、教えないんです。
こういう聞き方をします。

「これを求めるためには、なんの情報が必要だと思う?」
「うーん…」
「じゃあ、今何聞かれている?」
「時間!」
「すごいじゃん!じゃあ、時間ってどうやって求めるんだっけ?」
「距離÷速さ!」→暗記は得意だったため、即答です。
「すごいね。よく覚えているじゃん!じゃあ、距離ってこの問題はどうなる?」 …

聞かれていることから、何の条件が必要で、その数字はどこに書かれてあるか。
もう、もはやゲーム感覚でしたね。

今までの思考は、「問題文の情報→いきなり立式→答え」だった回路が、「聞かれていること→必要なもの→立式」に変わった瞬間、世界が変わりましたね。

そして、目一杯褒めてくれること。自己肯定感がマックスになりました。
もはや、恋人ですよ。
この人のために、尽くそうという(笑)

後日談ですが、この方は中学受験や大学受験で考えさせる授業を受けてこなかったとのこと。
一方的に解き方を説明される指導法に疑問を感じていたみたいです。
私の指導のルーツは間違いなくこの方の影響を強く受けています。

この方の指導を機に、算数は伸びましたね。算数「は」

今日はここまで。
次回はザ、幼い子なら誰もが苦労するあの科目の体験記を記します…

~今日のまとめ~

① 指導の時に、感情は入れないようにしましょう。

実の子に対して、教えるのだから、ついつい感情が入ってしまう。

わかります!

でも、感情が入っていいことはありません。いいのはプラスの感情の時のみです。
冷静な状態な時でも分からないのですから、感情的になって、プレッシャーを受けてもできるようにはなりません。


② 子ども目線の指導者を選びましょう

学生が悪いとは限りません。事実、私はこの学生の先生に本番までお世話になりました。
大人目線だと、どうしてもステータスで判断してしまいがちです。
〇〇大卒、○○中学校に入れた実績〇人等…

こういう実績が華々しい先生は、基礎学力の高い子向けの指導には慣れています。
しかし、私のような基礎学力や理解度の低い子には、その子の目線に立った指導がより求められます。
見極めのポイントは、授業から帰ってきて子どもが解法を説明できたら、いい先生ですね。
間違いなく。解法が説明できるってことは、100%自分のものになっている証ですから。


③ 大手塾はうまく使いましょう

繰り返しますが、大手塾はうまく使えれば、最も中学受験に優れた環境です。
当然です。歴史も伝統も情報量も群を抜いています。
大切なのは、その環境に溺れない・奢らないということです。
通っていても、アップアップで溺れている。食べ過ぎで、消化不良を起こしていたら、逆効果です。
大手塾に通っているブランドに奢り、子どもが苦しんでいたら、これまた本末転倒です。

宿題の取捨選択、本当に今必要なことを見極めて、資本と時間を最大限投入する。
これができた時、大手塾を「使いこなせた」状態と言えます。
2021年04月06日 09:00

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